子どもの留学に関することを大調査!
こんにちは!ミライコイングリッシュ運営事務局です。
こちらでは、0〜6歳の小さな子どもをもつママさん50人に、幼児英語に関するアンケート調査をおこない、その結果を発表しています。今回のテーマは「将来子どもに留学をしてほしいですか?」という内容です。
なお、こちらの記事はシリーズの第3弾になりますので、その1とその2も合わせてチェックしてみてください。1と2を簡単にまとめると以下のようになります。
- 人に2人が子どもの留学に前向き
- [留学してほしいと思う理由]
第1位:異文化に触れて視野を広げて欲しい
第2位:やっぱり英語力を向上させてほしい
第3位:国際化社会で活躍して欲しい - [留学してほしいその他の理由]
自分が留学経験者で良い経験になったため
自国を客観的に見つめることも必要だと思う
周囲が外国人ばかりの環境で対処する力をつけてほしい
外国で生活するといった経験は若い頃しかできない
親が与えられるのは経験だから - [留学してほしくない理由]
特に必要性を感じない
日本でも学べることはたくさんあるから
留学に関しては「新たな経験をさせることで、子どもの人間性やスキルの向上に良い影響を与える」と考えている親御さんと「日本ならではの学びを提供したい」と思う方々など、さまざまな意見が混在しています。どちらの理由も納得できますね。
今回は、留学をさせたいと思う人の考えをもう少し掘り下げる内容となっています。以下の内容で進める予定です。
「いつごろ留学してほしいと思うっているのか」
「どの国に留学してほしいと思っているのか」
それでは早速話を始めましょう。
では早速気になるアンケート結果を発表します。
半数のママさんが高校生以下での留学を希望!
まず、「どの年齢で留学するのが良いと思っているのか?」についての回答結果をお伝えします。
上記にあるように、大学生で留学してほしいと思っているママさんがおよそ半数の52%でした。続いて高校生の33%、中学生9%、小学生6%と続いています。小学生の留学希望とは驚きました。親子留学を想定しているのでしょうか…。
つまり、約半数のママさんたちが、大学生に入ってからではなく、高校生以下の段階で留学をさせたいと思っているのです。
最近では、夏休みを利用して小学生をサマーキャンプに参加させる親御さんもいるようです。語学学校によっては、年間を通じて小学生の留学を受付けているところもありますが、夏季休業日を利用してサマースクールやサマーキャンプを開催する団体も見られます。
これらのプログラムは、滞在先の安全性やサポート体制が整っており親として安心できる留学とされています。
また、「留学をさせてみたいけど、小学生や中学生が一人で留学するのは何となく心配」と思うママさんもいると思います。この場合は、夏休みの時期でもあるお盆や有給休暇を合わせて1,2週間の休暇を取れれば、親子で留学することも一つの方法として挙げられます。
留学させたい親御さんの約半数は大学生以降の留学を考えています。英語の基礎力を固めたところで、自身の判断で留学を希望する場合は、なんとか背中を押してあげたいですね。
そのために、計画的に教育資金を貯めておくのも大切な取り組みです。
留学先として人気の上位ベスト3は?
続いて、「どこの国が良いと思いますか?」という質問に対するアンケート結果を発表していきます。
第1位の結果は、アメリカとカナダでした。独立行政法人 日本学生支援機構「2019(令和元)年度 日本人学生留学状況調査」によると、日本人の留学先として以下のような国が挙げられています。
- アメリカ合衆国(18,138人)
- オーストラリア(9,594人)
- カナダ(9,324人)
- 韓国(7,235人)
- イギリス(6,718人)
- 中国(6,184人)
- タイ(5,032人)
- 台湾(4,894人)
- フィリピン(4,575人)
- マレーシア(3,461人)
確かに、アメリカとカナダは英語を学ぶ子どもの留学先として人気があります。これは、受け入れ体制や教育制度の整備が進んでいるためであり、さらに現地に親戚や友人が滞在しているという安心感も要因として挙げられます。
異なる文化や自然環境に触れることは、子どもにとって新たな視点や価値観を養ううえで良い機会となります。たとえば、アメリカでは自然公園や国立公園が豊富にあり、スケールの大きな自然美を堪能できるでしょう。
留意すべき点として、留学において絶対的な安全を保証することはできません。犯罪率や治安レベルは州によって異なるため、十分な情報収集が重要です。留学計画を立てる際には、信頼性のある情報現を参考にすることが大切です。
カナダは治安が良さそうなイメージで、気候が涼しいため夏休みを利用して留学するならピッタリ!と考える人もいるようです。
また、カナダでは四季折々の美しい風景やアメリカとは一味違う文化に触れることができます。こうした経験は子どもの成長にプラスの効果を与えます。
アメリカやカナダは優秀な学生が世界中から集まってくるため、多様な価値観を得られる可能性が高まります。日本よりも圧倒的に幅広い視野をもつことができそうです。
第2位の結果は、オーストラリアでした。第2位の結果は、オーストラリアでした。オーストラリアも英語圏ですから、アメリカと同様、英語力を高められるでしょう。コアラやカンガルーなどに会えたり、自然豊かなイメージで、人々も温厚で治安も良さそう…などかなり好意的な意見が多いと思います。
オーストラリアと日本では、時差があまり無い点もメリット。起きている時間が近いことから家族や友達と連絡が取りやすいのも安心材料です。
第3位の結果は「国にこだわらない」というものでした。アメリカやカナダ、オーストラリアも含めたうえで、安全性の高い国であればどこでも良いと考えるママさんが多いようです。
親として、この国へいってほしいといった意思をもっていると、かえって子どもに対して制限をかけてしまうかもしれません。その点を気にして「子どもの留学先はこだわらない」としていると考えられます。
子どもの意思を尊重し、留学する時点で本人が一番生きたい国に活かせてあげたいと思うのは、親の気持ちとして自然なことでしょう。
気になる人気国の4位5位はどこ?
第4位は、イギリスでした。英語を話す国といえば、メジャーなのはすでに挙げた3ヶ国がメジャーですが、あえてイギリスを選ぶママさんは、英語の発音や文化などに「こだわりがある」といった印象を受けます。
英語がアメリカ訛りになってしまうことを気にしたり、アメリカよりイギリスの方が堅実なイメージをもったりしている人がいるようです。たしかに、イギリスは伝統を重んじて上品な感じがしますね。
第5位は、タイやベトナム、インドネシアなどのアジア諸国という結果でした。英語圏ではない国々を子どもの留学先に選ぶママさんたちは、どちらかといえば「同じモノより違うモノがいい」「ヨーロッパや北米などよりもワイルドな感じの方が好き」といった印象をもちます。
アジアの国々は成長が著しく、活気に溢れるイメージが強いですね。「かわいい子には旅をさせよ」的な感覚で、子どもに欧米諸国とは異なる文化圏にあえて子どもを送り出すことで、多様な価値観を身につけてほしいと考えるママさんがいると思われます。
まとめ
さて、子どもの留学先に関するテーマについて3回シリーズでお届けしましたが、いかがだったでしょうか。
ほかのママさんたちが子どもの留学に対してどのような考えをもっているのか、参考にしていただけたと思います。なるほど…と思う点もあれば、「自分はそうは思わないなあ」と感じた場面もあったことでしょう。
中高生の時期に留学させたいと考えるママさんが多い点については、意外に思ったかもしれません。ただし、他者の意見や考え方について参考にしても、実際に行くのは子どもですから、本人の意思は尊重したいですね。
留学に対する興味が高い場合は、子どもの成長段階に合わせつつ、親子で一緒に考えることをおすすめします。