子育て英語アンケート調査

アンケート「幼稚園のここが不満 2」

こんにちは!ミライコイングリッシュ運営事務局です。

こちらでは、0~6歳の小さなお子さんをもつママさんにアンケートを取った回答結果について、考察を交えながらお伝えしています。

今回のテーマは「幼稚園のここが不満」の第2弾となっています第1弾では、1位から5位までの結果をお届けしていますので、そちらの記事も合わせてお読みください。

ちなみに不満の第1位から5位までの結果をここでお伝えしますね。

  1. 幼稚園、園庭が狭い
  2. 給食関連(お弁当の準備、給食の味など)
  3. 幼稚園の場所(通園のしやすさ)
  4. 駐車場の狭さ
  5. カリキュラムの内容がいまひとつ

こうしてみると、物的なテーマに対する不満が多いように思います。幼稚園の場所や広さなどは、保護者が解決するには難しいため、園を選べるゆとりがある場合はチェックポイントにしたいですね。

さて、世間のママさんたちは、子どもの通っている幼稚園や保育園に対して、どのような不満を抱いているのでしょうか。やっぱり気になりますよね。

同じような悩みや不安を抱えているとわかれば、それだけで救われた気がします。また、ほかのママさんの話を聞いて子どもを取り巻く環境が意外に良いことに気づく場合もあるでしょう。そのほか、不満が解消されるヒントを得られるかもしれません。

では早速、ママさんたちの本音を探ってみましょう。

意外な回答「悩みは特にない」

まずは、第6位。実は「悩みは特にない」と回答された方が意外に多いことがわかりました。

 

幼稚園に対する不満は特にないとしたママさんたちは「おおむね満足している」「今の幼稚園でまったく問題なし」といったもの

不満だらけのランキングですと、さすがに切なくなってしまうのですが、「何も問題ない」と思っているママさんが実はいることがわかると、なんだかホッとしますね。

私
幼稚園や保育園の不満はありますか?と聞かれて、不満を探すこともなく「ない」と答えられるっていいわよねえ。
ママ友
ママ友
選ぶ前に、いろいろ吟味したうえでのことかも。
私
通園するうちにマイナス点があっても「ま、覚悟してのことだし、我慢するか…」と思えるのかな。

園に対する期待が大きければ大きいほど、実際に通園してみると「意外に〇〇が気になる」「もっとほかの○○にすればよかった」などと後悔する場合があるでしょう。

しかし、幼稚園や保育園を決める際に「〇〇は絶対外せない」「△△については、そこまででなくてもいいかも」など、ご家庭で優先順位をしっかり決めて選択すると、満足のいく結果を得られるかもしれませんね。

あるいは「自分たちでしっかり決めたことだから」「私たちの決断したことをちゃんと認める」といったように、ポジティブなとらえ方でいると悩みや不安を抱えにくいともいえます。

先生との相性は難しい

第7位の結果は、先生に関する悩みでした。すばらしい先生、子どもと相性の良い先生が担任になってもらえれば、親も安心でしょう。ただ、担任の先生を子どもも親も選べないのは事実です

相性の良い先生が担任になれば、園の生活もより一層楽しくなるのですが、相性が悪ければ子どもによっては通園を渋る事態になるかもしれません。

子どもに冷淡で身体的・精神的な負荷を与える先生にめぐり合ってしまい、子どもが通園を過度に嫌がるようであれば、当然、園との面談が必要になるでしょう。また、教育熱心な先生で保護者の間で人気があっても「わが子」とは相性が合わない可能性もあります。

こればかりは「どうしようもないのかな」と諦めてしまいそうですが、やはり子どものよりよい成長や園との関係性を願うのであれば、幼稚園と話し合いの場を設けてもよいのではないでしょうか

私
この悩みは本当に難しいわね~。
ママ友
ママ友
親が先生の考え方には賛同できても、やり方がきつすぎる場合は、子どもが萎縮しちゃうからねえ。
私
萎縮してる子どもに「あなたが我慢すればいいのよ」「幼稚園には行かなきゃダメ」と頭ごなしにいっちゃえば、本当に通園拒否となってしまいそう。
ママ友
ママ友
そうなる前に、子どもとも、園ともちゃんと話す場を作ったほうがいいわね。
私
子どもにとっては親が安心安全の基地なんだから、その点は忘れずにおきたいわ。

設備や建物が古い

幼稚園に対する不満の第8位は「施設が古く、不十分」というものでした。遊具が古くて汚い…空調環境が整っていない、といった声がありました。

「色がくらぼったくてワクワクしない遊具」「教室の机や椅子も古すぎて、気持ちが明るく保てない」といった見方は大人特有のものかもしれません。ただ、見た目は意外に大切で、子どもが「そこで育つ」ことを考えれば、できるだけ明るい環境を整える必要があるでしょう。

また、古い建物や遊具は、安全面や衛生面で問題になる可能性が高いといえます。ペンキがはげて幼児の指にけがをさせるなんて事態は避けなければなりません。

幼稚園や保育園でも安全基準を設定して頻繁に安全点検をしているでしょう。ただ、建物や遊具も経年劣化はまぬかれないため、入園前には親の目でしっかり確認する必要があります

私
たしかにね、やっぱり幼稚園や保育園に通わせるときは、第1に「子どもが安心・安全に生活できる環境か」ってことを考えなきゃね。
ママ友
ママ友
体験入学のときって、意外にその点が抜け落ちる可能性もあるわね。園の取り組みや先生の様子なんかは見るんだけど。
私
実際に通うのは、子どもだから、入ってイヤになるのも子ども‥‥。!
ママ友
ママ友
もしも相当嫌がってしまったら、幼稚園や保育園に通わなくてもいいのかも。
私
自宅でホームスクール的に子どもと過ごしてもいいんだものね。

会話にあるように「嫌がってしまったら幼稚園や保育園に通わなくてもいい」といった考え方は、極端な話かもしれません。ただ、海外では、ホームスクールが法的にも認められています。

日本人は法的な認可を受けた幼稚園や保育園に通わせることで、集団生活や友達づくりなどを学ばせたいと思うケースが多いでしょう。ただ、最近では「子どもが教育を選ぶ時代になるし、その必要性がある」と話す専門家もいるのも事実…。

いずれにしても「〇〇せねば、行かせなければ」と親が思いすぎると、逆に子ども自身に目が向けられなくなり、子どもの特性や才能に気づけないかもしれません。親がもっとゆったりかまえていたほうが、実は子ども自身が生きやすいのです。

その点を心のどこかに留めたうえで、子どもの様子についてあまり悲観的にならず柔軟に対応していきましょう。

先生の人数が少なくて…

第9位の結果は、先生の人数が足りてないといったものでした。先生との相性がぴったりだったとしても、先生の人数が少ない幼稚園や保育園では、教育や保育の質の点で心配になりますね

少ない人数で手のかかる子どもたちの対応に追われていれば…実際に事故を招くことになります。子どもの命を守る教育・保育機関としては決してあってはならないことです。

幼稚園や保育園を選ぶ際は、先生の「質」にばかり目を向けがちですが、「量」である”先生の人数”についても入園させる前に把握しておくべきでしょう。

もっと行事に参加したい!

さて、第10位の結果は「親の参加する行事が少ない」というものでした。授業参観などが少ないため、もっと増やしてほしいと願う親御さんがいるようですね

それほど子どもの教育に関心をもっていて、自分も参加したいと考えるママさんが多いのは素敵なこと。

ただ、なかには「ママ友との関係性でこじれるほうがイヤだから、極力行事は少ないほうがいいわ」「たしかに子どもの様子を参観できる機会があればいいけれど、大袈裟な行事じゃなくて個別的に見たいわ」

このような考えの方もいるでしょう。ママの性格や求めるものも異なります。ただ、その幼稚園や保育園を選んだ人たちのなかには、自分と気の合うママさんがいるかもしれません。

張り切ってママ友探しをする必要はありません。じっくり様子を見ながら、自分のペースでOK!無理のない範囲でママたちとかかわるようにしましょう。

ちなみに、このほかの回答として「ママ友どうしが送迎時に大声でおしゃべりしている」ことに対する不満がありました。これは幼稚園への不満といった感じではなく、本題とずれるかもしれませんね。

私
幼稚園への不満じゃないけれど、あるあるな話ね。
ママ友
ママ友
駐車場でぺちゃぺちゃ話しているママもいるからね~。
私
話す機会がないからしょうがないとはいえ、交通渋滞や近所迷惑になるのは避けたいわ。

なかには、子どもがその辺りを走り回っているのに、話し続けるママさんもいるでしょう。それを見て気が気でなかったり、ストレスに感じたりするママさんもいると思います。

園によっては近所の苦情を受け、駐車場での談話を禁止する場合もあります。このような対応を即座にしてくれるのであれば、園に対する不満も軽減できそうです

その他の回答

そのほかには、次のような回答もありました。

  • お昼寝の時間がいらないのでは?
  • 集金袋ではなく銀行引き落としに
  • そもそも保育料が高い
  • 預かり保育を増やしてほしい

それぞれのご家庭に応じて悩みの種類もさまざまです。幼稚園や保育園がすべて対応できるわけではありません。ただ「相談事」として園の先生にちらっと話したり相談したりする場合もあるでしょう

ただ、無理難題を園へ伝えるのは控えたいですよね。この加減が難しいのですが、悩みや不満をため込まないよう、まずは自分の見方を変えてみるのをおすすめします。

私
たとえば、お昼寝の時間については「子どもの睡眠時間はやっぱり大切!」と思うy法にするってことかな。
ママ友
ママ友
そうよね~!集金袋の廃止に関しては、なかなか難しいところだけれど、「収めることで”意識”をもてる」って感じ?
私
こじつけでもなんでも、できる限りプラス的な見方をする癖をつけるようにしたいわ。

保育料については、自治体や園で決められており、みながその基準で設定されているので、なかなか下げてもらうのは難しいでしょう。また預かり保育もシステム的に不可能であれば、一人でお願いするのは困難です。

このあたりについては、事前に自治体や園の保育料の目安を把握しておくとともに、長期的な視野にたって、通園が可能なのかどうか吟味する必要があります

また、預かり保育については自治体に相談してみるのも一つの方法です。地方によってシステムが異なるため、ミライコイングリッシュでは「〇〇がいいですよ」とおすすめできないのですが「人に相談する」と何かしらの解決策が見つかる場合があります。

また「親の参加する行事が多すぎる」といった意見もありました。ほかに「塀園時間が早すぎる」「遠足やプールをもっと増やしてほしい」「行事のレパートリーを増やしてほしい」といった要望も見られます。

内容を見てもわかるように、細かな点に不満をもっていることがわかりますね。今回の記事を読んでいただいて「わかるわかる!」「それ、うちも!」「なるほどね、そう考えるといいかもね」などと思ったママさんも少なくないでしょう。

世の中のママさんたちの悩みがわかると「悩んでいるのは自分だけじゃないんだ」と励まされたり、逆に「自分の悩みなんてちっぽけかも、恵まれているのかな」と思えたりします。

また、不満を「不満」としてとらえすぎず、「ちょっとした方向転換」をして見方を変えるようにすると、気持ちをラクにできます

この記事が何かのプラス作用として働いてくれたらいいなあと願っています。

まとめ

さて、それではこの記事で解説してきたことを、終わりにまとめていきましょう。

小さなお子さんをもつママさんたちが幼稚園に対して抱えている不満は、実にさまざまである点がおわかりいただけたと思います

子どもの安全にかかわる不満に関しては、そのままにしておくのはよくありません。園と適宜相談して解決していくようにしましょう。

通っているのは子どもです。子どもが万が一、通園を嫌がっている場合「ダメ、泣かないの」「幼稚園へいかなきゃ」と押し切らないように…。子どもの気持ちに寄り添いながら、ときに園の先生や専門家と相談をして少しずつ解決していきます

幼稚園や保育園を選ぶ際は、カリキュラムや先生の様子などソフトはもちろん、施設や園庭などハード面に関しても念入りにチェックしましょう。

一旦「この幼稚園がいい!」と決めて入園させても、いろいろと悩みが生まれるかもしれません。その際に「〇〇しなければよかった」と後悔するよりも「自分が出した選択を肯定する」姿勢でいたほうが、メンタルをよりよく保てます

今回の記事が、幼稚園に対する不満をもってらっしゃる方に、少しでもプラスの感情をもっていただければうれしいです。

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