子どもに留学をして欲しいママさんはどれくらいいる?
こんにちは!ミライコイングリッシュ運営事務局です。
ミライコイングリッシュでは、小さいお子さんをもつママさんにアンケート調査をおこなっています。今回のテーマは「将来子どもに留学をしてほしいですか?」というものです。
0歳〜6歳の小さな子どもをもつママさんに質問しているので「留学?!遠い先のことで、ちょっと早いんじゃない?」と感じる人がいるかもしれません。
ただ、子どもの成長は意外にあっという間です。乳幼児期を過ぎて小学校に入学、あれよあれよという間に中学生になって気づけば高校…高校の3年間はさらに早く過ぎ去り、あっという間に大学生、あるいは社会人となります。
この過程で子どもによっては、「ねえ、お母さん、アメリカに留学したいんだけど」と突然言い出すかもしれません。
今回の記事では、世の中の親御さんが子どもの留学に対してどのような思いをもっているのか紹介紹介します。新たな価値観を取り入れるチャンスになるかもしれません。ぜひ通してお読みください。
では、早速気になるアンケート結果とその理由について発表していきます。ちなみに、こちらの記事はシリーズ3部作の1作目になっています。パート2、パート3も同様にチェックしてみてくださいね。
3人中2人のママさんが子供の留学を希望!
将来、子どもに留学をして欲しいですか?という質問に対し、「はい」と回答したママさんの数は全体の66%という結果になりました。これに対して「いいえ」のママさんは44%となっています。
約3人中2人のママさんが、子どもに留学をしてほしいと考えているようです。この結果を読者の皆さんはどのように受け止めますか?
積極的に留学してほしいと願っているママさんは、いったいどのような気もちでいるのか気になりますね。さっそく次から、留学してほしいと願う理由理由について探っていきましょう。
第1位:異文化に触れて視野を広げて欲しい
第1位の結果は「異文化理解で視野が広がるから」というものでした。
英語が話せるようになる、あるいは何かしらの特殊な能力が身につく…といった内容よりもむしろ、人生における1つの経験として留学は必ず貴重な糧になると捉えているママさんが多いことがわかります。
留学は、予想できない状況を自分なりに対処したり、豊かな刺激を受けたりしていく経験です。その過程で、子どもは日本国内で生活することとは異なる価値観や考え方を身につけていきます。
留学によって、子どもの将来にプラスに働くと考えているママさんが「はい」と回答しているのです。
今は、ネットの文化も発達しているため、日本にいながら世界中の人々と交流することが可能な世の中です。しかし、ずっと日本国内で暮らしていることが、子どもの能力を狭めてしまうかもしれません。
異文化は画面を通して理解を深めることはできますが、やはり実体験に勝る学びはないでしょう。人々の表情やニュアンス、その国の雰囲気のようなものは、直接肌で感じることでより鮮明な記憶に残ります。
人生は楽しいことだけではなく、自分で乗り越えなければならないつらいこともある…それらに対応できる経験をさせるために、「留学」を勧める親御さんがいるのは自然なことでしょう。
海外の暮らしでは、当然なことですが、いつも守ってくれる社会や家族がいません。問題が生じても、親に「どうしたらいい?」とも相談できません。協力してくれる人を自分から探して助言をもらう必要があるのです。
若い人がこれを乗り越えるのは、なかなか大変な作業ですが、少しずつ自分の力でクリアしていきながら成長を実感していくことでしょう。厳しい状況であっても、希望を失わず「今、自分は何をやるべきか」を考えて実践する力も養えます。
留学は、英語やほかの言語で自由に話せるようになるといった目的を達成できるだけではありません。みずからの人生を切り拓く方法や問題解決能力、自己統制力など「生きる力」を養う方法として重要と考えられるのです。
留学に対して前向きな思いをもつ親御さんは、以上のような考え方に基づいているといえるでしょう。
ただし、本アンケートの回答のなかには、たびたび「短期でいいから」といったフレーズが見受けられました。留学はしてほしいけれど、あまり長くいかれてしまうとやはり金銭面や安全面などに心配を抱えてしまう親の気もちが影響しているかもしれません。
第2位:やっぱり英語力を向上させてほしい
続いて、第2位の回答理由について解説します。2つ目の理由は「英語力の向上を期待している」といった結果でした。
現代では、日本にいながらにして、ある程度の語学力は身につけることができます。ミライコイングリッシュでも英語教材を提供しており、0歳から8歳ごろまでのお子さんに楽しく「おうち英語」を進めていただいています。
しかし、ネイティブと同じように英会話ができるようになるためには、実際に海外で生活しさまざまな人とコミュニケーションを取る方法が1番効果があるのは事実でしょう。海外留学が圧倒的に英語力の向上に役立つのは否定できません。
第3位:国際化社会で活躍して欲しい
第3位の回答理由は「グローバルな視野が将来役立つから」といったものでした。「日本での生活しか知らないようでは、視野が狭いとみなされるかも…これからの社会で通用しなくなるのではないか」と案じているからこそ、わが子には海外で広い世界を見てきてほしい!と願うママさんが多いようです。
昨今は、あらゆることが急速に変化し、昨年流行っていたものが今年は新たなものに変わっている状況です。このなかで一定の価値観に固執しすぎれば、時代の流れにうまくのれず、変化に対応できない人間になってしまうでしょう。
つまり、自分の考えの狭さに気づかされ、ときに恥ずかしくなるような経験をすることで、臨機応変に課題を解決したり、新たなイノベーションを生み出す創造性を発揮したりする力を引き出すのです。
たとえ留学が短期間であっても、濃厚かつ価値ある経験を積むために、留学はかなり効果が高いといえるでしょう。
以上、この記事では、将来子どもに留学をしてほしいですか?といった質問に対して「はい」と答えたママさんの上位の回答理由について、紹介と解説をしてきました。いかがだったでしょうか。
まとめ
読者のかたのなかには「予想以上に、英語力を高めてほしいと思っているママさんが多い」と感じた人がいると思います。実際にその理由を探ってみると、以下の3点であることがわかりました。
【子どもに留学してほしいと思う理由】
- 異文化に触れて視野を広げてほしいから
- シンプルに英語の力を向上させてほしいから
- 将来国際的な分野で活躍してほしいから
英語のスキルアップにつながるといった理由は、留学のおもな理由であることに間違いありません。ただ、そのほかに、人間としてより豊かに成長してほしい人間としてより豊かに成長してほしい、あるいは将来どのような問題や課題にぶつかっても自分なりに対処できる人になってほしいといった親の思いがあることがわかります。
また、変化が激しく、将来どのような世界あるいは社会になるのか予想できない時代にあっては、子どもが自力で学び、自ら考えて行動できる人間になることは重要なテーマとなります。
そのうえで、日本や家族から遠く離れ、自分でなんとかしていかねばならない状況に”追い込まれる”留学の機会は、子どもの力を引き出すきっかけになることでしょう。
ただし、金銭的な問題や安全面での不安があるのも事実です。できることなら「短期でもいいから」といった思いが本音といえます。
この記事を読むことで、ご自身のなかに何かしら見方の変化が生れたとしたら幸いです。