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1歳児の英語学習とは?おすすめのおもちゃと絵本を紹介!

赤ちゃんのときは英語の聞き流しを中心に自宅学習をしていた親御さんが、子どもが1歳になった時点で「英会話レッスンに通わせてみようかしら」と考え始めるかもしれません。

言語の第1臨界期といわれる生後6~8ヶ月ごろから聞き流しをさせていても、1歳からは「英語の聞き流しだけで本当にいいのかしら」「プロに任せてカリキュラムに基づいた英語教育を受けた方が効果があるかも」と考えるのも自然でしょう。

そこで今回は、1歳の子どもにどのようなかたちで英語学習をさせるといいのか解説します。この記事を読んで、自宅でできそうなことはまだあると思えるかもしれません。あるいは英会話教室に通わせるにしても、英語を習わせる際の注意点を確認できるでしょう。

ぜひ最後までお読みください。

柔軟な1歳のうちから英語学習を始めよう

英語学習を赤ちゃんの早い段階からさせたいと思う親御さんは多いでしょう。早期に始める理由はおもに2つあると考えられます。

英語学習を早期に始める理由
  • 英語教育推進の流れ
  • 言語習得に関する情報

まずは、昨今のグローバル化による英語教育の推進や社会の動向が、子どもの英語学習を後押ししている点です。早めに学習させることで、英語を活用できる大人になってほしいと願う親御さんは少なくないでしょう。

2020年から、小学校の高学年も教科として英語を学ぶようになりました。国内においては外国人観光客や労働者が増加し、あるいは企業が海外進出で事業展開するなど、開かれた日本をイメージできる事例がたくさんあります。

また、IT化は世界と日本を簡単につなぐメリットをもたらしました。今は日本にいながら海外の人と自由にやりとりできる社会です。英語が以前よりは身近に感じるからこそ、小さいころから英語学習をさせたいと思う親御さんが増えているといえます。

理由の2つめは、さまざまな研究報告が周知されてきたことが挙げられるでしょう。つまり、”子どもの成長の合わせて言語習得はどのように形成されるのか”分かっている親御さんが増えてきたのです。

情報を得たうえで「子どもの可能性を拓くために、早期から言語を通して思考力を育てたい」と願うのは親心でしょう。

語学の習得に関しては実にさまざまな研究や理論が発表されています。たとえば、言語習得は外的刺激をもってのみに行われるとしたスキナー、人間にはもともと言語を習得するための基礎的な”装置”が備わっているとしたチョムスキー。

ほかにも、親子の相互に行うやり取りが重要だとしたブルーナーがいます。ブルーナーは、母親が子どもにゆっくりと何度も繰り返して話す過程を通して言語が習得されると唱えました。報告は、まだまだたくさんあります。

これら言語習得に関する理論のポイントを総合的に考えると、子どもは本能的に学ぼうとする意欲や能力をもっているといえるでしょう。子どもの意欲を無駄にしないよう、早めの段階で新たな挑戦(英語学習)をさせたいと思うのは、間違いではありません。

ただ、1歳という幼い時期に英語学習をさせる際に必要なのは、言語と思考、主体性などが相互的に発達できるような環境づくりです。言語習得の理論や社会の動向などばかりに目を向けるのは、ある意味危険といえます。

情報を得ると同時に、あるいはそれ以上に大切なのはお子さんのもつ能力や可能性にしっかり目を向けることです。お子さんの主体性を尊重しながら、個性をよりよく伸ばすためのサポートは何かと考え実践していかねばなりません。

1歳から英語学習を始める場合は、学習をさせる目的や方向性、子どものやる気などを総合的に判断して行いましょう。

1歳児の特徴とは?

さて、1歳児には、どのような特徴があるのでしょうか。ここでは、1歳の身体と心、脳の発達などについてまとめます。

1歳児の特徴を、からだ・言葉・社会性・脳に分けてみました。※ただ、個人差はあるため、そのとおりではないからといって心配しすぎないように。

からだの発達

1歳の子どもは、生まれたときと比べて平均で身長は1.5倍、体重は約3倍になるそうです。生まれてから1歳までは発育曲線のなかで成長の著しい時期だといえるでしょう。1歳前後で歩き始めるようになると運動量が増え、少しずつ体重の増加が収まってきます。

また、運動面においては、歩き始めたりハイハイで階段を上り下りしたりして活発になりますね。ボールなどをつかんで投げたり、コップやスプーンなどを使って飲食したりできるようになります。

言葉の発達

赤ちゃんは1歳ごろまでに「あー」「うー」「うんま」などの喃語(なんご)を発し、少しずつ「ママ」や「ぶーぶー(車)」など意味のある言葉を発するようになります。1歳を過ぎるとどんどん新しい言葉を増やしていくでしょう

1歳半ごろで家族の話す言葉を理解するようになり、少しずつ人とのコミュニケーションを取れるようになります。

社会性の変化

ハイハイや歩行で運動量を増やしたり、自分の指や手を動かしてつかんだりするなかで、好奇心を高めていくのもこの時期です。また、さまざまな人の表情や行動などを見て、自分とは異なる人物に関心をもち、真似をするようになります。

1歳ごろから少しずつ意思表示し始め、周囲とのやり取りを求めるようになります。また、”この子らしさ”が見えてくるのも1歳児からといえるでしょう。

脳の発達

人の脳は1~3歳ころにかけて大きく成長します。3歳ころの脳の重さは大人の約90%にまで成長するそうです。ちなみに生まれた直後から2歳ごろにかけては、視覚・聴覚・触覚や言語理解などの部分が成長するそうです。

また、1歳ごろから18歳ごろにかけて、時間をかけてゆっくりと人間らしい脳(大脳新皮質)が成長していくといわれています。

1歳児は歩行のスタートなどを通して運動量が増えると同時に、目にしたり触れたりするものも増えるため、からだや脳など見えないところが大きく成長します。

そして、環境の影響を受けやすく、時期に合わせた接し方や教育が大切になると考えられます。

1歳児におすすめの英語教育

1歳児のからだや心、脳の成長はめまぐるしく、この時期に合わせた教育を進めるのは有効でしょう。

ただ、子どもに英語を覚えさせる際に忘れてはならないのは「楽しさ」です。無理強いしたり叱ったりしては、反射的に英語が嫌いになってしまいます。

英語=楽しい」と思える時間や場をつくります。気楽に始められるアイテムとして歌やチャンツなどのCDを活用できます。子どもの反応をみながら少しずつ毎日聴かせてみましょう。

ほかに、1歳児ならではのおもちゃや絵本の読み聞かせもおすすめです。

英語を学べるおもちゃで楽しく学習

1歳児にはまず、興味をもってもらうのが重要です。子どもはおもちゃが大好き!英語が学べるおもちゃであれば、遊びながら英単語や発音などを学べます。

また、音楽やリズムが大好きなのも子どもです。音の出るおもちゃであれば、さらに興味を示すでしょう。リスニング力をつけるにもメリットとなります。子どもが一旦気に入れば何度も使うでしょうから、インプット量も増やせます。

ここではおもちゃを3点紹介します。玩具店やECサイトなどを利用して、お子さんの好みに合わせておもちゃを選んでみましょう。

フィッシャープライス スマートステージ・バイリンガル・チェア にこにこ!ラーニング

対象年齢 1歳〜3歳児向け
内容 座って学べるチェア(座ったり立ったりすると日本語と英語の歌が流れる)
特徴 五感を刺激/年齢に合わせてレベル切り替え付/好奇心を高める仕掛け

1930年アメリカ生まれのフィッシャープライスは、学齢前の子どもに適したおもちゃを提供する会社です。五感刺激と対話を取り入れたおもちゃは、子どもの成長に大きなプラスとなるでしょう。

また、このおもちゃは遊びながら日本語と英語を学べるのが特徴です。座ったり立ったり、あるいは絵本をめくったり座面を開閉したりすると、なんと50以上の歌やおしゃべり、クイズが日本語と英語で流れます。

ディズニー はじめて英語 ディズニー&ディズニー・ピクサーキャラクターズ おしゃべりいっぱい!ガチャ

対象年齢 1歳〜3歳児向け
内容 ボールで英語や数・色が学べる(日本語と英語の切り替え付)
特徴 難易度に合わせて遊べる/人気のキャラクターが10種類/ボールを使いながらレベルアップ

タカラトミーが販売する英語学習を兼ねたおもちゃです。「おしゃべりキャラクターボール」で英語や数・色が学べます。120種類以上のおしゃべりと英語楽曲3種付きです。

また、難易度が異なる作りになっているため、すぐに飽きたりせず長く使えるおもちゃとなっています。ボールを使って遊びながら、自然なかたちで英語を学べるのがメリットといえるでしょう。

ヴイテック Baby Peek and Play Baby Book 音の出る赤ちゃんの布絵本

対象年齢 1歳〜3歳児向け
内容 歌や音楽で五感を刺激しながら遊べる絵本おもちゃ
特徴 ソフトブック/かわいいキャラクター登場/鏡やボタン付き

布製の絵本には、かわいいキャラクターが登場し、動物や色などについても学べます。また歌や音、英語のフレーズが流れ、子どもの興味を引き付けるでしょう。また、ファブリック素材であるため、赤ちゃんのころから安心して遊ばせられます。

持ち運びに便利なコンパクトサイズ。しかも、リングがついており、ベビーカーにつけることも可能です。

英語の絵本を活用する

英語の絵本を活用するのは、赤ちゃん時代からおすすめしたい”英語学習”です。絵本のメリットは親子がコミュニケーションととりながら、お話の世界に入り込み想像力を膨らませることにあります。

ほかに、語彙を増やし言語の音やリズムに親しませる効果があります。ただ、1歳の子どもが言語や話の流れを理解するのは難しいでしょう。色彩豊かな絵や心地よい言葉で、感覚的に「楽しいなあ」「うれしいなあ」など感じてもらえるような絵本を選びましょう。

Huggy Kissy

作者 Leslie Patricelli (著, イラスト)
内容 抱っこして~チューしよ~と赤ちゃんが人や動物にスキンシップ
特徴 赤ちゃんが主人公/赤ちゃん言葉が登場/リズミカルな言葉の表現

Huggyは抱っこ~、Kissyはチュ~。など、登場する赤ちゃんがいろいろな人々や動物たちと抱っこしたりキスしたりしてスキンシップを楽しみます。

韻を踏みながらリズミカルに話が進むため、英語独特の音の世界を親しめます。また、周囲の人間や動物たちとのかかわりもほっこりさせてくれる絵本です。抱っこ抱っことせがむお子さんを、今まで以上にギュ~ッと抱きしめてあげてください。

Let’s Play

作者 Leo Lionni (著)
内容 2匹のネズミくんたちが「今日は何して遊ぶ?」と相談
特徴 子どもの時間にそって/とても簡単でシンプル

谷川俊太郎氏が訳した日本語版もあるため、両方そろえて比較してもいいかもしれません。内容はとてもシンプルなので、1歳の赤ちゃんに優しく読み聞かせができるでしょう。

2匹のねずみが「おはよう」から「おやすみなさい」まで1日の時間をなにして遊ぼうか、遊ぶ様子を描いた絵本です。

Hop on Pop

作者 Dr. Seuss (著)
内容 物語的ではないが、発音とリズムの楽しさを味わえる
特徴 子どもの耳に心地よい/フォニックスの要素

ネイティブが英語を習うときに大切にしているのが、フォニックス。アルファベットの書き方よりもまず、発音を覚えることが先決とする考え方からでしょう。

この本は、フォニックスの学びを取り入れており、お話の内容を楽しむというより音やリズムを楽しめる絵本といえます。話の展開がある絵本よりも、音やリズムに楽しさを覚えるお子さんに合うかもしれません。

1歳児には英語の市販教材もおすすめ

1歳児に英語学習をさせる場合におすすめのおもちゃや絵本のほかに、市販教材もおすすめします。からだの発達に合わせて脳内も心も急成長をする1歳児。1歳の頃から「本格的に英語学習を始めようかしら」と思う親御さんもいることでしょう。

ただ、1歳児が楽しく英語に親しめる教材であるか見極める必要があります。ここでは、教材を活用する場合どのような点に気をつけたらよいか説明します。

英語教材を活用する際の注意点
  • 嫌がったらさせない→したい時期はやってくると考える
  • 語彙を増やすのを求めない→英語を楽しめればOKと考える
  • させっぱなしにしない→親子で一緒に楽しむ時間をつくる

英語に親しむことが目的ですから、英語嫌いにさせては逆効果となります。英語への抵抗感が強い場合は、一旦「お休み」として無理をさせないようにしましょう。時期がくれば子どもから「やりたい」と話すかもしれません。

また、教材となれば「教育」のニュアンスが強まり、親としても「教えなきゃ」と思い始める可能性があります。それまでがインプット中心で、音楽やリズム、遊びなどを取り入れていたのに、いきなり学習モードに入れば子どもは戸惑うでしょう。

「せっかく教材を用意したのだから英単語を覚えてほしい」という親の気持ちは分かります。ただ、親の気持ちを押し付けては「英語嫌い」にさせてしまうでしょう。子どもが「英語は楽しい!」と思えるような支援が重要です

ほかに、教材を子どもに与えればいいと考えるのもリスクとなります。子どもは、ただ見ているだけで興味も好奇心も湧かない可能性があります。できるだけ親子で一緒に楽しめる時間をつくり、やり取りをしながら進めるようにしましょう。

以上の注意事項を念頭に、英語の学習教材を使ってみてください。

英語の市販教材を使うメリット

市販教材とは、書店やECサイトなどで購入できる教材を指します。市販教材のメリットは、おもに次の3つになります。

英語の市販教材を使うメリット
  • 子どもの特性に合わせて選べる
  • 金銭的な心配が少ない
  • 子どもの様子を見て買い替えたり足したりできる

市販教材は、なんといっても子どもに合わせて親が選択できる点にメリットがあります。お財布にもやさしいのが市販教材です。高価な教材を選んで子どもが興味を示さなかったら…と思い、最初は手ごろな価格の教材から始めるのもいいでしょう。

子どもが気に入って次のバージョンを求めれば、効果をある程度予想しながら教材選びができます。

英語の市販教材を使う際の注意点

子どもの特性や発達段階に合う教材かどうか、親が事前に調べる必要がなります。目的設定、レベル、進め方など、さまざまな視点から総合的に判断して教材を選ぶ必要があります

つまり、親の見通し力と計画・実践力が問われる場面かもしれません。ただ、あまり肩に力を入れ過ぎず「試しに一緒にやってみよう」と思う姿勢が大切でしょう。

万が一市販教材が合わなかったり難易度が高すぎたりすれば、子どもに負の影響を与えるかもしれません。この点に不安を抱える場合は、通信教育などのシステムを利用するのも一案です。

まとめ

今回は1歳児に英語学習をさせる場合に知っておきたい情報について紹介しました。1歳児までに、言語の習得に必要な臨界期があるのは事実ですが、1歳以降はぐ~んと成長し、英語学習をさせる大きなチャンスとなります。

お子さんの可能性を伸ばすのは、親の影響、家庭環境によるところが大きいともいえるでしょう。しかし、いくら英語を学ばせたいと思っても、嫌がっているのに無理強いしたりなかなか覚えないという理由で叱ったりすれば、子どもは英語に対してネガティブな感情を抱くことになります。

教材やおもちゃなどを与えるにしても、子どもを見守る気持ちでゆったりと構えていましょう。親子ともども英語に親しみ、「一緒にインプット&アウトプットを増やしていこうね!」と楽しむ姿勢が大切です。それが今回お伝えしたい一番大切な点となります。