寝る子は覚える!?睡眠時間と英語学習の話

寝る間も惜しんで勉強するって偉いの?

このブログを読んでらっしゃる、ママさん、パパさんは、「寝る」ということに関して、どんなイメージを持っていますか?ざっくりとポジティブなイメージを持っているのか、それともネガティブなイメージを持っているのか、でいうとどうでしょう。

夜は早く寝るのが良いことで、朝は早く起きるのが良いこと、というようなイメージを持っている人もいるかもしれませんね。

それでは「寝る間も惜しんで勉強する」という響きに対しては、どんなイメージがあるでしょうか?「なんて偉いんだろう!」と思うでしょうか?それとも、「なんて愚かなことをするんだろう…」と思うでしょうか?

この漫画に登場するママさんは、同じ幼稚園に、とんでもないレベルの教育ママがいるということで、そのやり方に驚きつつも、影響を受けて不安を感じてしまっているようです。

どんな不安かというと、それは「やっぱり、それくらいやらないと将来、勝ち残れなくなっちゃうのかなぁ…」という不安です。

大学受験を間近に控えた受験生も、よく、徹夜で勉強をしているイメージがありますよね。「寝てしまうのなんてもったいない!」「そんな時間があったら、暗記モノを1つでも覚えておかないと!」という焦りの意識が働いているのでしょう。

傍から見ると、そんなに頑張るなんて偉いなぁ…、日本人の鑑だなぁ…、なんて思ってしまいそうになりますが、これって、本当にみんなのお手本にすべきことなんでしょうか?

結論から言うと…、睡眠時間を削ってまで勉強をするという努力は、あまり良いことではありません。いや、むしろ悪いことだと言ってしまってもいいかもしれません。

脳は休ませてあげないと壊れてしまう

人間の身体は、無限に働き続けられるわけではありません。それは、脳だって同じこと。毎日、しっかり休ませてあげないと、だんだん劣化が激しくなり、まともに機能しなくなっていってしまう危険性だってあります。

時々、過労で自ら命を絶ってしまう人のニュースが飛び込んできますね。死んでしまうくらいだったら、休めばよかったのに…、なんて思うかもしれませんが、脳は一定以上の負荷を掛けてしまうと、まともな思考をすることができなくなってしまうんです。

オーバーワークを強いられてしまった場合、「こんな会社はやめて、一旦ゆっくり休もう。そしてまた別の仕事を探せばいいや」ということを、脳が健康な状態であれば思考できるのですが…、脳が参ってしまっている状態だと、「もうダメだ…」「こんな世界では生きていけない…」というように、極端な思考に走ってしまうというわけなんです。

それくらい、脳はしっかり休ませてあげないと、本当に恐ろしいことになってしまうんですよ。

それに、寝ている間は時間の無駄…なんて思うかもしれませんが、実は寝ている間にも、脳は「寝ている間なりの」仕事をちゃんとしてくれているんです。(なんて、働き者なんでしょう!)

実は、人間の記憶は眠っている間に脳に定着する、なんて言われています。勉強したことを覚える上では、しっかり眠るということが、なんなら一番大事だったりもするんですよ!

よく、「寝る子は育つ」といいますが、寝る子はモノゴトをよく覚えますし、さらに、寝る子は成績も伸びます。寝る子は落ち着きのある素直な子にもなります。寝るということは、我々が思っている以上に、とても尊くて大切なことなんです。

子どもが朝、いつまでも寝ていると、「早く起きなさい!」なんて布団を引っ剥がしたくなるかもしれませんが…。早く起きなければならない、と思い込み過ぎるのも少々問題です。最適な睡眠時間というものは人それぞれ違いますし、疲れ方によっても違います。

幼稚園や学校に遅刻しそうだからという理由で、毎朝鬼のような形相で叩き起こしてしまうと、情緒不安定な子どもに育ってしまう可能性があります。起きてすぐに何を感じるかということは、潜在意識をクリアな状態にするという意味においても、とても重要なことなんですよ!

社会とのバランスを取ることも、もちろん大事ではあるのですが…、あまりそこに縛られ過ぎて振り回されないようにしましょう。小さな子どもの身体が出している、SOSのサインを無視しないようにしてあげてください。朝、なかなか起きてこないということは、それだけ睡眠を欲しているということの証であり、与えられた睡眠時間だけでは足りないということなのかもしれません。

快適に眠れる環境になっている?

夜、なかなか眠ってくれなかったり、朝なかなか起きてくれなかったり、といった様子が見られる場合は、もしかしたら、寝室に問題があったり、寝具に問題があったりするのかも…、という可能性についても、考えてあげましょう。

たとえば、寝室に余計なものがたくさん置いてあると、脳が無意識のうちにそれらの影響を受けてしまい、質の良い睡眠が摂れなくなってしまいます。

また、パジャマなどの寝間着が、暑かったり、寒かったり、ゴワゴワしていたり、自分の身体にとってちょっとでも不快だと、それも睡眠を妨げる要因となってしまいます。

その他、睡眠時の照明の具合だったり、寝る直前に食べたものの内容だったり、様々なことが複雑に絡み合いながら、睡眠という本番を迎えることになるわけです。毎日の本番をスムーズに迎えるためにも、細心の注意を払ってあげるようにしましょう。

睡眠を制するものは学習を制する、といっても過言ではありません。

ちなみに、眠りに入る直前に脳にインプットされたことは、潜在意識に深く刻まれると言われていますから、ここで英語の絵本の読み聞かせをしてあげたり、英語の音楽を聴かせてあげたりする、といったアプローチを試みるのも良いでしょう。

また、別の方向からのアプローチとして、眠る直前に、子どもに向かって、いかに優れているか、いかに天才か、いかに愛されているか、といったことを伝えてあげるのもいいでしょう。精神のベースが強固に育っていると、何をやってもうまくいくからです。

目先の英単語を1つでも覚えさせよう…、と頑張るよりも、貴重なゴールデンタイムにたっぷりと愛情を感じてもらう方が、結果として超優秀な脳が育つ育つかもしれないわけです。

まとめ

さて、それではこの記事で解説してきたことを、最後にまとめておさらいしていきましょう。

日本人は、とても真面目で勤勉なので、「寝る間も惜しんで勉強する」といったことをやる人に対して「なんて偉いんだろう」というように、美徳に感じてしまったり、崇拝してしまったりするところがあります。そして、「自分もあれくらいやらなければいけないのかなぁ」なんて、同じように無茶をしてしまったりもします。

しかし、学習をする上で、いや、そもそも健全な脳や心や体を育てる上で、睡眠をないがしろにしてしまうのは、とてもよくないことです。むしろ、睡眠時間はしっかりと確保をする方が、最強の脳を作りあげることができますし、成績もアップするでしょう。

適切な睡眠時間というものは、子どもによって一人一人違っているので、他の子がもう起きる時間だからといって、無理に起こそうとしたり、起きてこないことで叱りつけるというのは考えものです。

もちろん、社会生活を送る上ではどうしようもない部分があったりするかもしれませんが、肝心の身体を一番大事にしないと、取り返しのつかないことになってしまうかもしれませんので、子どもが眠そうにしている時には、とにかくたっぷりと睡眠を摂らせてあげてください。