学校の英語教育は今後大きく変化するのか?
ミライコイングリッシュのアンケート調査、今回は「今後学校の英語教育は大きく変わると思いますか?」というテーマでお届けします。
こちらでは、0歳~6歳の小さなお子さんを持つママさんに、幼児の英語教育に関することについて様々なアンケート調査を行っていますので、是非、参考になさっていってください。

さて、それでは未来の英語教育が大きく変わるであろうと思っているママさんが、一体どれくらいいたのか、気になるアンケート結果を見ていくことにしましょう。

学校の英語教育が変わるであろうと思っているママさんは、全体のちょうど半分という結果でした。逆にあまり変わらないだろう、あるいは全く変わらないだろうと思っているママさんもまた、全体のちょうど半分という結果になっています。
このブログを読んでらっしゃるママさんは、どのような感覚を持っているでしょうか?「はい」「いいえ」どちらのママさんと同じ意見でしょうか?
教育改革でどこが変わると思いますか?
さらに気になるのは、「はい」「いいえ」と回答した人の意見や理由でしょう。今回は、シリーズで2回に渡ってこのテーマをお届けしていきますので、1の方では「はい」と回答した人の記述内容を中心にご覧になっていってください。

まず、「外国の先生が来ていたりするので良くなると思う」という意見がありました。
実際に、身近でそういった動きや変化が見られると、「あ、日本も頑張っているんだな」「この先、どんどん英語教育が進化していきそうだな」ということを実感できそうですよね。
ママさんやパパさんが子どもの頃には、幼稚園や学校に外国人の先生がいるということは、ほとんどなかったのではないでしょうか?しかし、最近では積極的にネイティブの先生を呼び寄せているところが増えて来ているようです。これは非常に希望の持てる兆しですよね。
今までの英語教育についての厳しい意見も
また、「早めに英語を学び始めているから」というような意見もありました。以前は、中学校に入るまでまともな英語の授業というものは受けることができなかったのですが、最近では、小学校から英語が必修科目になっていますし、小さい頃から英会話スクールへ通う子も増えて来ています。そのため、全体的に子ども達の英語への苦手意識は薄れていっている、という感じがしますよね。
「今までの英語教育は腐敗していた」という厳しい意見も。言葉はキツイですが、これはたしかにその通りでしょう。英語教育が変化していくだろう…、というゆるい感じではなく、腐敗しきっていたからこそ、今から変わっていかなければもうおしまいだ、くらいの危機感を持っているママさんがいるということですね。
ただ、それを思うと、今までの日本は逆に、その程度の英語力しかないのにも関わらず、よくこれだけ世界を牽引するような存在になれてきたな、とも考えられませんか?最近でこそ、国力が弱まっているというような声も挙がっていますが、日本という国が、世界においてトップクラスに住み心地の良い国であるということは、少なくとも間違いがありません。
世界中に支社を持つ大企業もたくさん存在していますよね!
ということは、ここから子ども達の英語力があがっていくことにより、日本はますます世界の中でトップとして輝いていけるということになるでしょう。これまでだってすごかったのですから、これからはもっとすごい国になっていくに違いありません。
教育も紙から電子化へ

「文法重視」「暗記重視」だった英語教育から、スピーキング、リスニング中心のカリキュラムへ変わっているな、ということを実感しているママさんもいるようです。実際、会話中心の英語教育を行っている国の英語力は非常に高いと言われていますから、日本もこれを取り入れていくべきでしょう。今はまさにその過渡期であると言えます。
また、IT化が進んだことにより、紙媒体中心だった教育から、タブレットなどを使った最先端の教育へと移行しつつあることも、ママさん達にとっては、大きな希望を寄せられる理由の1つとなっているようです。

「喋れるようにまではならなくとも、英語に対して抵抗感がなくなってくれたら嬉しい」という意見もありました。ちょっと控え目な意見ではありますが、これももっともであると言えます。
今の大人が小学生、中学生だった頃は、英語の授業とか、英語のテストって、やっぱり緊張感があって、「イヤだな…」「つまらないな…」「プレッシャーだな…」という感じだったのではないでしょうか?その感じがなくなり、「英語って楽しいな」「もっと喋ってみたい」と思えるようになるだけでも、これはたしかに大きな進歩であると言えるでしょう。
自分が子どもの頃と比べただけでも大きな進化が見られるから、期待を込めて「はい」と答えた、なんて意見もありました。これは、非常に良い心の持ち方ではないでしょうか。やはり「どうせダメだろう」と思ってしまうと、本当にダメになっていってしまいかねないので、半分より1%でも多く「よくなるはず」という期待を一人一人が持っておくべきでしょう。
まだまだ頑張ってほしいという意見も

2011年にも大きな改革があり、そこからさらに改革があるということで、進化をしようとしていることは感じるけれど、まだまだ力を入れていって欲しいという意見もありました。
実際、日本人のほとんどがまともに英語を話せないという現状を考えると、改革はどんどん行うべきなのでしょう!
英語力が足りないことを意識し、英語教育に力を入れているように感じられる日本ですが、どんなに頑張っても、なかなか国全体の英語力が上がっていかない背景には、「そもそも不利」な日本人の性質や価値観というものも、少なからず影響していると思われます。
まず、日本語というものの構造が、英語とあまりにも違うという点において、スタートの時点から他の国よりもかなり不利であると言えます。イタリア語やフランス語やドイツ後などは、そう考えると英語に似ているので、英語をマスターする上では比較的有利であると言えるでしょう。
主語や述語の順番、一人称の多さ、使っている文字の種類などなど、比べれば比べるほど、日本語と英語は性質が真逆であるといってもいいくらいに異なっています。
さらには、日本人のシャイで完璧を求めたがる傾向も、英語力の向上に歯止めを掛けていると言えます。「間違っていたら恥ずかしいから、正確に話せるようになるまで、英語を披露したくない」と、日本人は潜在意識レベルで思ってしまうところがあるため、一向に英語が上達していかないというわけです。
情熱的で、どんどん積極的に人に話しかけそうなイタリア人やスペイン人などを想像すると、「あぁ…、やっぱり日本人にとって、新しい言語の習得ってキツそうだな」という感じがしてしまいますよね。
しかし、幼い頃からの環境が違えば、性格や価値観というものも変わっていくのが普通です。これこそが日本人の性格、とみんなが共通で思っていたようなことも、この先徐々に変化していくかもしれません。
まとめ
小さな間違いについて、あげあしを取って、間違えた人をこきおろすようなことをせず、頑張っている人をみんなで応援するよう、一人一人が心掛けていけば、日本人の性格も変わってくるものと思われます。
おまけに英語教育に関しても、これだけ改革が試みられているわけですから、この先、ネイティブレベルに英語の話せる若者が増えていきそうだと考えると、ワクワクしますね!
