子育て英語アンケート調査

アンケート「2020年の英語教育改革を知っていますか?」その2

全然知らない人が4割近く存在する英語教育改革

こんにちは!ミライコイングリッシュ運営事務局です。

こちらの記事では、0歳~6歳の小さなお子さんを持つママさん50人に、幼児の英語教育に関することについて、様々なアンケートを行っています。

今回のテーマは、「2020に行われる英語教育改革を知っていますか?」というもので、前回のパート1からの続きの内容となっています。パート1の方も是非、併せてチェックをしていってくださいね!

ちなみに、英語教育改革のことについて「よく知っている」と回答したママさんの割合は、8%ほどととても少ない結果でした。「なんとなく知っている」「聞いたことがある程度」と回答した人も含めると、半数以上のママさんが、改革のことについては認知をしているようでしたが、「全然知らない」と回答した人も4割近く存在していました。

ですので、もし「自分も知らなかった…!」なんてショックを受けてしまったとしても、大丈夫です。ここで是非、英語の教育改革のことについて知っていってください。

少数派の意見は?

さて、前回の記事では、「英語教育改革に期待をすることは何ですか?」というアンケートの上位の結果をお伝えし、その第4位までを発表してきました。

ということで、こちらの記事では5位以下の、その他の意見について、引き続きお伝えをしていきます。

少数派だった意見、ということで挙げられていたのは以上のようなものです。

「英語で考えられる思考能力を身につけるようになって欲しい」
「全員が母国語の次に話せたらいいと思う」
「インターナショナルスクールを増やして欲しい」

こういった意見が挙げられていたようですが、アンケートにこの回答を記入したママさんは、英語教育に関して非常に高い意識を持っており、ハイレベルな改革を期待しているようですね!

「今までのように意味のない授業にならないようにして欲しい」

という、ごもっともな意見も。

これについては、あえてアンケートの回答に文字として記さなかった人も、おそらくみんな同じことを思っていたでしょう。

小中高大学…と、随分な時間を英語の学習に費やしてきたのにも関わらず、英語がペラペラになっている人って、ハッキリ言って見掛けたことがありませんよね。

英会話ができる人の多くは学校以外で何らかの英語経験がある

英語が話せる人のほとんどは、実際に海外に留学をして修行をしてきたか、熱心に英会話教室に通っているか、小さい頃海外生活が長かったか、家族に外国人がいるか、のどれかに該当するのではないかと思われます。

わざわざ渡米をしたり、英会話スクールのために高い授業料を支払ったりしなくても、学校の英語の授業だけで、英語がペラペラになれたら最高なのに…。これまでは全くそうなっていなかったので、まさにこれからの英語教育改革に期待!ですよね。

実際、会話が中心の授業に切り替えたと言われている海外諸国においては、子ども達の英語スピーキング能力が格段に上がった、なんて言われていますから、日本も負けてはいられません。

日本人は、英語が苦手…という先入観を、現状では誰もが持ってしまっていそうですが、教育の内容を見直すことにより、こういった問題は自然と解決していくことでしょう。

日本の英語教育は遅い?

日本の場合、英語の授業スタートが遅いということに問題を感じている人もいるようです。

言語の習得は、頭が柔らかい小さいうちであればあるほどよい、なんて言われていますから、できるだけ早い年齢からスタートさせて欲しい、と考えいるママさんもいるんですね。小学校からでは遅過ぎると思っている人も多いようです。

それは確かにその通りなのですが、一方では、日本語をしっかりマスターしてから英語の学習を始めないと、脳が混乱してしまい、論理的な思考が苦手になってしまうという説を唱えている学者もいたりします。

こればかりは、なかなか「どちらの方が正しい」と結論づけることが難しいため、各家庭によって、何を信じるかは変わってくることでしょう。

生きた英語に触れてほしい

「ネイティブによる授業を1日1時間は取り入れて欲しい」ということを切に願っているママさんもいるようでした。さほど発音がキレイでもない、日本人先生の教科書通りの英語を学んでいたって、発展性がない…ということを直感で感じ取っているのでしょう。

日本人の英語の発音って基本的に、カクカクしていてカッコ悪く、ローマ字読みっぽい感じで全くスムーズではないですからね…。もちろん、日本語を話す外国人も、カタコトでいかにも外国人っぽい発音になっているので、それはそれで「味」としてしまえば良いのかも…ですが。

やはり、世界を舞台に活躍する人材を育てるためには、早い段階からネイテイブっぽい美しい発音のできる英語教育を行って欲しいと、ママさん達は切に願っているようです。

ハイレベルな意見のほかにもこんな意見が…

その他、たくさんのハイレベルな意見が飛び交う中で、「恥ずかしがらずに、コミュニケーションが取れるようになって欲しい」という興味深い意見もありました。

そう…、日本人ってとてもシャイで、恥ずかしがり屋なんですよね。

頭脳のレベルに関して、日本人はハッキリ言ってとても優秀であると思われます。難しいことを理解するのが得意で、自分なりの表現をする能力に関しても、とても高い人種であると言えるでしょう。そのことは、日本の文化として、ゲームやアニメが発達していることからも明快です。

しかし、それだけ優秀なはずの日本人が、なぜこれほどまでに英語を不得意としているかというと、その背景には「シャイな性格だから」という事実が根深く関係しているものと思われます。

言語というものは、自ら声に出し、間違っていてもいいから、恥ずかしがらずにどんどん喋っていくことによって、上達していくものです。つまり、その性質が日本人の性格と、相性サイアクなのです。

日本人は恥ずかしがり屋な上に、完璧主義でもあるので、間違っていてもいいからとりあえず身振り手振りで話してみよう!とはあまり思わないですし、とりあえず間違いだらけでもいいから手紙を書いてみよう!なんて発想も持たないのです。

そして、英語を勉強し始めたとしても、「自分はまだ勉強を始めたばかりで、ほとんど英語が話せないから、外国人とは完璧に喋れるようになってからコミュニケーションしよう」なんて思ってしまう傾向があるのです。そして、結局いつまでたっても話せるようになれないから、使う機会もやってこない…というわけです。

恥ずかしがり屋で完璧主義という日本人の性格は、1つの立派な個性でもあるため、それを変えてしまうことが良いかどうかは微妙ですが…。ただ、少なくともこういった部分が、日本人の英語能力向上を目指す上で足を引っ張っている、ということは確かなので、学校の教育の中で、どうにかしていけたらいいのに…という感じではないでしょうか。まだまだ課題は多いですね。

まとめ

さて、2020年の英語教育改革のことについて、2回に渡ってシリーズでお伝えをしてきましたが、いかがだったでしょうか?

アンケートの結果にも挙げられていたように、少なくとも日本が「このままじゃヤバいかも…」ということを感じ、国民の英語能力を上げようと、意識を高く持ち、動き始めているということは事実です。これは非常に頼もしいことで、未来に期待ができることですよね!

我が子の英語教育に熱心なママさんパパさんも、そこまででもないママさんパパさんも、是非、これからの日本の、英語教育現場を応援してあげてください。

ABOUT ME
ミライコイングリッシュ編集部
「日本語が不十分なのに英語始めても大丈夫?」「フォニックスって聞いたことあるけど重要なの?」など幼児英語教育や子ども教育全般に関する最新情報を発信します。