こんにちは!ミライコイングリッシュ運営事務局です。
お子さんの早期英語教育について、この記事を読んでいるママさんはどのように考えていますか?
「早期教育には賛成!」と答える親御さんはきっと多いことでしょう。吸収力の高い子ども時代に、どんどん新しいことを学ばせ、将来への基礎固めをしたい…と考えるママさん、パパさんたちです。
以前の記事で「早期英語教育には賛成ですか?」というアンケート調査の結果についてお伝えしました。ちなみに「賛成である」と答えていたのは、およそ4人中3人のママさんたちです。
「賛成」と答えた人の回答理由としては、下記の内容が挙げられました。
- 小さいころのほうが吸収力やリスニング力などが高い
- 脳の発達段階において良いタイミングだから
- 子どものころから始めたほうが英語に対する抵抗感をもちにくい
賛成の理由を見ると、親御さんたちが子どもの発達段階や特徴を充分理解していることがうかがえます。
今回は「前回お伝えしきれなかった内容」と、早期の英語教育にはあまり前向きではないママさんの「早期教育に反対する理由」について紹介します。
実は、賛成しているママさんだけでなく、反対と答えるママさんの理由もとても参考になりますので、ぜひ最後までお読みください。
早期英語教育に賛成の理由 続き
まずは早期の英語教育に賛成する理由の「続き」から見ていきましょう。
英語学習でも、ほかの学習や習い事に関しても、子どもが小さいころから英語学習を始めたほうが、多くを吸収しやすいと考えるママさんがいました。また、外国語の習得については長い時間がかかるため「早めに始めて少しでも負荷を少なくしてあげたい…」といった気持ちもあるようです。
このほかに、英語力を定着させる視点よりも「世界には多くの言語が存在しており、同様に多様なものの見方や考え方がある」ことを子どもに伝えたいと考える人もいます。
親がこうした考え方をもって英語教育をさせるのであれば、子どもは自然に多様な価値観を認めるようになるでしょう。
このように、英語の早期教育に賛成する理由には、さまざまな内容が含まれている点がわかり参考になりますね。
英語学習を早くから習慣にしてほしい
何かほかのことに興味をもち始める前に「英語学習は当然のこと」といった感覚をもってほしいと願うママさんもいました。
まずは将来必要になる英語に興味をもち、少しずつ学習の仕方を身につけさせたいと考えているようです。
まったく何もしないよりも、学びの基礎や学習方法を知る機会があったほうが、学習を習慣化させやすくなります。つまり、英語を通して学ぶ力を定着させたいと考えるママさんたちが多いことがわかりますね。
また、聞いた英語を日本語に訳してから理解しようとするよりも、「英語で英語を理解する力を育てたい」と考える親御さんもいます。「英語で英語を理解する」のは、英語脳とも呼ばれます。日本語のクッションを入れる必要もなく、即座に英語でやり取りできる状態といえるでしょう。
英語脳と同様に、小さいころに育てたい能力としてリスィング力があります。「英語耳」といわれる力です。ミライコイングリッシュの記事のなかでも何度かお伝えしていますが、赤ちゃんや子どものリスニング力は抜群といわれます。
小さい子どもであればあるほど、英語と日本語の音や周波数の区別ができます。この点がわかっているママさんたちが英語の早期教育に賛成しているのでしょう。
「いいえ」の理由は?
では次に、英語の早期教育に反対のママさんたちが、どのような理由を挙げているのか確認しましょう。
早期英語教育にあまり前向きではないママさんたちは、「まだ日本語もよくわかっていないうちから、英語教育に取りかかるのは時期尚早なのでは?」といった理由を挙げていました。
たしかに近年、英語教育に関しては「英語という言語の側面を教えるだけでは不十分。論理的思考力の育成も図る必要がある」として効果の上がる教育方法が研究されています。
また、ダブルリミテッドといって「日本語も英語も中途半端になってしまう」状況を危惧する専門家もいます。
英語を学ばせて英語力を伸ばしたい場合「英語だけ」を教えていればよいのではありません。子どもの発達段階に応じた学習の習慣づけや日本語の語彙力・表現力を豊かに育てる視点を忘れないようにしましょう。
AI翻訳の向上に期待を寄せるママさんも
また、昨今のAI翻訳や各種サービスの普及により「実際に英語を必死になって身につける必要はあるのか?」と懐疑的になっている親御さんもいました。
英語教育よりも「AIに正しく翻訳させたり英語を日本語に直して理解させたりする力を伸ばしていくほうがいいのでは…」と思うママさんたちです。
これも納得できますよね。最初から最後まで、一言一句すべて自力で英訳する必要はなくなるかもしれません。AI翻訳機能をうまく使いながら不自然な部分だけ修正をかけるほうが時間も労力もかからず効率的です。
将来的にAI翻訳機能は今よりもさらに進化するでしょう。それを見越して英語学習をおこなう点について「無駄になってしまうのでは…」と懸念するママさんがいるのは不思議ではありません。
早期教育に反対するママさんたちは、「英語にすべてをかけるよりも、まずは日本語力をつけて論理的思考力を磨いたほうが、正しく英訳できたり英文をより深く理解したりできるのでは…」と考えているのです。
語学もいいけど身体の発達も大事なのでは
また、英語脳やら日本語脳やら…といった話はさておき、「とにかく小さいころは、思いきり遊んだり身体を動かしたりするほうが大切なのでは」といった考え方のママさんもいました。
英語学習を早くから始めるにしても、四六時中机の前に缶詰状態になるわけではありません。ただ、外遊びをしたりスポーツをしたりすることもなく、ただ家で動画を見たり歌を歌ったりして過ごす点に不安を覚えるケースもあるでしょう。
子ども時代は、さまざまな遊びや体験を通して豊かな感性を養ったり、運動で身体機能や兵国感覚、耐性などを身につけたりする大事な時期です。
運動嫌いな子どもであっても、かくれんぼや遊具遊びは好きな子どももいるでしょう。小さなころは「とにかく〇〇をやっていればOK!」といったかたよった考え方ではなく、子どもの特性や興味を尊重しつつ、さまざまな経験をさせる姿勢を大切にしたいですね。
本人の意思を確認してから学ばせたい
子どもの教育は、学校で教えてくれるレベルのもので充分と考えるママさんもいるようでした。たしかに本人が嫌がっている場合はとくに「英語を習いなさい」と強要するのは、英語嫌いにさせてしまうでしょう。
子どもが「学校以外で〇〇のことを勉強したい」と話すようでしたら、そのときは考えてあげる…といったほうが子どもの自然な学びや集中力を養えるかもしれません。
ただ、早期の英語教育に関しては、本人の意志が固まらないうちから始める必要がありますから、ある程度親の意向が大事になってきます。それゆえ、もしも早くから英語学習をさせる場合でも、子どもの意志をしっかり尊重しなければなりません。
英語の音に慣れさせたいと思えば、まずは子どもの好きなキャラクターが出てくる動画を活用したり、子どもの好きな絵本の英語バージョンを比べてみせたりして、少しずつ興味をもたせましょう。
ミライコイングリッシュでは、自宅でいつでもどこでも手軽に楽しく学べる教材を用意していますので、ご興味ある際は、ぜひご連絡くださいね。
まとめ
今回のアンケート調査でわかったことは、約25%のママさんたちが早期英語教育に反対している、その理由についてです。
反対理由について簡単にまとめると、下記のとおりになります。
- まずは、日本語をしっかり学ばせたいから
- AI翻訳機能が今後さらに発達していくだろうから
- 子ども時代はとにかく充分に遊ばせたいから
- 子どもがやりたいと思う時期を尊重したいから
日本語、つまり母語の育成は英語力以上に大切だとする識者もいます。その理由は、思考力の向上には母語の力が大きく関わるためです。またAIの発達によって「今以上の翻訳機能が誕生すれば英語学習が無駄になるのでは?」と懸念するママさんもいました。
英語の早期教育に反対する人々の意見をまとめると「子ども時代は、充分に遊ばせて感性や知性のバランスを図り、母語の基礎力を養って将来に活かせる思考力をしっかり育みたい」といったところでしょう。
こうして考えると、早期教育に賛成、反対の理由両方から、大事な視点が学べますね。
前回と今回の記事を参考に、英語早期教育を始めようか悩んでいるママさんは「いつからどのように始めるのか」考えてみてください。あるいは実際に英語教育をスタートしたママさんは、記事を参考にして「今のやり方は良いのかどうか」と、ふり返ってみましょう。