こんにちは!ミライコイングリッシュ運営事務局です。
こちらの記事では、0歳から6歳までの小さな子どもをもつママさんたち50人に聞いたアンケートをもとにお伝えしています。
今回のテーマは「YouTubeの英語動画を見せない理由は?」です。記事をお読みになっているママさん、パパさんたちは子どもにYouTubeの動画を何かしら見せているかもしれませんね。
なかには、すっかりYouTube動画にハマってしまって、画面から目を離せない!なんて状態の親子もいるでしょうね。
今回の記事は、YouTubeを実際に活用している人も、そうでない人にも読んでいただきたいと思います。アンケート結果をもとにして、YouTube動画に関する問題点や課題解決の視点について解説しますので、ぜひ最後までお読みください。
質が悪いものは見せたくない
それでは、早速気になるアンケート結果を発表していきます。
YouTubeを見せていない理由として、一番多く挙げられていたのは「質の悪いものが多そうだから見せたくない」といった内容でした。
親御さんのなかには「子どもが夢中になり過ぎて目が悪くなる」「そもそもスマートフォンをもたせない主義だから、YouTubeなんてとんでもない」といった人もいますよね。
有料コンテンツであればともかく、YouTubeは基本的に無料でいつでもどこでも手軽に視聴できます。だからこそ「あまり良くない動画があるかもしれない」と考えてしまうのも無理はないでしょう。
ただ、著者の見る限り、そこまで劣悪な英語学習動画は少ないのではないかと思います。※これはあくまでも私見です。
心配な場合は、子どもに見せる前に親が視聴し、目的やレベル、内容がふさわしいかどうか確認してから子どもに紹介しましょう。
興味をもたなければ意味がない
YouTubeで英語学習の動画を見せるのは、子どもの興味づけにならない場合もあります。つまり、子どもが英語に興味を示していないケースです。
将来に生かせるから‥‥といった理由で子どもに英語を学ばせたいと思っても、子どもが英語に興味がなければ学習内容を吸収しづらいでしょう。
「でも、やっぱり大事だから」と親が考え、半ば強制的に英語動画を観させようとすればどうでしょうか。子どもは「なんで、観なきゃいけないの?つまんない」といって拒否する可能性もあります。
学習を継続するには学習意欲があることが条件で、学習意欲は子どもの興味や好奇心が重要な役割を果たします。このため、YouTubeで英語学習をさせる場合も、まずは子どもが英語に関心をもてるような働きかけが必要になるでしょう。
子どもが英語に興味を示す場面は、個人によって異なります。ある子どもは英語の歌や映画、ある子は大好きなサッカーや野球選手からかもしれません。
いずれにしても、子どもの興味と関連付けて英語学習へいざなうようにしましょう。
見せたい動画だけを見せられない…
こちらの理由も、YouTubeの英語動画を見せない理由のメインに入ってくるでしょう。
こうした事態を回避するには、やはり親子で一緒に視聴する方法がベストでしょう。
親子で視聴できれば、子どもの反応や動画の質をその場で確かめられます。何より、YouTubeの動画を見ながら、親子で感想や英語フレーズをやり取りできますよね。
動画の真似をしてくれない…
そのほかに「せっかく英語のYouTube動画を見せても、まったく真似をしてくれない」といった意見がありました。子どもが英語を発することなく反応も薄い場合、親が「見せる意味がない」と感じてもおかしくありませんよね。
ただ、この場合、親の見方や考え方を変えてみるのをおすすめします。
赤ちゃんから幼児期にかけて英語学習をさせようにも、子どもがなかなか英単語やフレーズを真似しようとしない‥‥。こうした姿を見て「本当に英語学習をさせていいのだろうか、効果はあるのだろうか」と心配してしまうでしょう。
しかし、子どもが小さいころはアウトプットよりむしろ、インプット量に着目してみてください。一見、何も吸収していないように見えても、実際は脳内にたくさんの情報を注入しています。
バケツに水を少しずつ入れて、いずれいっぱいになってこぼれていくのと同じ現象です。脳内にたくさんストックされれば、子どもはある時期から英語を発するようになります。
これは、赤ちゃんが日本語を学び、少しずつ言葉を発したりつなげたりするのと同じこと。小さい子どもは英語より日本語のほうをたくさん見聞きしますから、英語のインプット量は日本語のそれよりもかなり少なくて当たり前なのです。
そう考えれば、日本語以上に英語のアウトプットは時間がかかると予想できますよね。親としては「焦らず急かさず」、英語のインプット量を増やしてあげる姿勢を大切にしましょう。
適当に見せているだけでは意味がない
また「動画を適当に見せているだけでは意味がないのでは?」といった意見も見られました。つまり「動画を見せて終わり」のような英語学習は効果がないと考える親御さんです。
こちらも納得できますよね。子どもにすっかり任せて、ちゃんとみているかどうかも確かめず流しっぱなしにしている状況では、英語の習得は上がりにくいかもしれません。
英語の習得には継続がとても大切ですから、聞き流すことさえ、やめてしまってはゼロに戻る可能性があります。流しっぱなしに若干の抵抗感をおぼえたとしても、スパッと止めてしまうのは避けたいし、もったいない…。
「英語に興味をもたせ、続けて英語を学ばせる」には、子どもの「好き」や「興味」を関連づけながら、親子で一緒にYouTube動画を視聴するのをおすすめします。
一緒に見て、少しでも内容に関するやり取りをすることで、子どもの知識理解を助けたりコミュニケーションツールとして英語を理解したりできますよ。
補足:YouTubeで英語学習する場合の留意点
ここでは、「YouTubeで英語動画を見せない理由」として挙げられた内容以外の話、3点をお伝えします。YouTubeで英語学習をする際に、デメリットとして働きやすい点です。
加えて、課題を解決する方法についても紹介します。
YouTube動画には下記のようにデメリットがあるのも事実です。
- 多様な動画を勧められて気が散ってしまう
- 動画の途中に広告が入り集中できない
- 視聴しただけで学習した気になってしまう
1つ目の「多様な動画を勧められて気が散ってしまう」のは、YouTubeを使っている人であればお気づきでしょう。おすすめ動画が”勝手に”勧められるのは、視野を広げるのに役立つ反面、あれこれと気が散ってしまう場合があります。
これを回避するには、英語学習動画用の再生リストやアカウントを作成するなどの工夫が必要です。
2つ目の「動画の途中に広告が入り集中できない」動画の途中に広告が入り集中できない」とは、無料版のYouTube動画の場合に起こる現象で、無料である限り致し方ありません。広告が表示される回数は動画によって異なりますが、広告によって子どもの集中力が途切れてしまいます。
広告を一切表示させないためには、有料版YouTubeの申込が解決法のひとつです。YouTubePremium会員は月額1,180円。学割やファミリープランも案内されています。1ヶ月無料プランもあるため、興味のある方は試してみましょう。
3つ目の「視聴しただけで学習した気になってしまう」のは、すべての子どもに当てはまるわけではありません。また「視聴しただけ」であってもゼロではないため、インプット量を増やすのは可能です。
しかし、ここからさらに学習を定着させるには、親子でやり取りする機会を増やすのがおすすめです。くり返し学習する姿勢は大切にしたいですよね。
まとめ
では、ここまでの記事でお伝えしたことをまとめてみましょう。
YouTubeの英語動画は、多くのママさんたちが利用しています。子どもに英語を教える場合「無料で手軽に子どもでも簡単操作できるYouTube動画」は学習の重要なツールといえます。
ただ、子どもが英語そのものに興味をもたなかったり、動画を見せてもうわの空の状態であったりすれば「果たしていいのだろうか」と親御さんは悩みますよね。
かといって、スパッと英語動画の視聴をやめてしまうのは時期尚早でしょう。問題を感じた時点で、次のように視点を変えてみましょう。
子どもが興味のあるキャラクターが出てくる動画にしよう
子どもがまったくアウトプットしなくても真剣に見てるから大丈夫
子どもに判断力がつくまでは親子で一緒に見るようにしよう
このような工夫をしてみることで、YouTubeで英語学習をするデメリットを減らしたりなくしたりできます。
子どもの英語力向上には、まずはインプット。英語のインプット量を増やす方法のひとつに、YouTubeを有効活用してみてはいかがでしょうか。