こんにちは!ミライコイングリッシュ運営事務局です。
今回は、0歳〜6歳までの小さなお子さんをもつママさん50人に、英語学習に関するアンケートをおこなった結果をお伝えします。
アンケートは「幼稚園でもし英語学習をするとしたら、そこでやってほしい内容は?」というものです。想像以上に内容の濃い回答結果になっているため、お子さんの英語学習に対する意識を高めるためにも、ぜひ最後までお読みください。
第1位「まずは歌などで英語を楽しむ」
早速気になる回答結果を発表します。「幼稚園で英語学習でやってほしい内容ベスト3」の第1位からお伝えしましょう。
第1位は、「歌などを歌って楽しく英語に親しむ」というものでした。
なるほど…。「英単語を教えてほしい」「文法を教えてあげてほしい」という回答内容ではなく、まずは「英語を楽しんでほしい」「英語そのものを好きになってほしい」という回答がメインになっているのが分かります。
ところで、英語を習得するには、インプットを2000時間以上おこなう必要があるといわれます。目標の2000時間に少しでも早く到達するには、日常的に英語の曲を聞いたり歌ったりするなどしておきたいものです。
いまは、YouTubeなどの配信サービスも充実しています。わざわざCDやDVDなどを買わなくても世界中の音楽を無料で楽しめます。幼稚園に限らず、いつでもどこでも英語を学べる環境が整っているといえるでしょう。
こちらのイラストにあるように、基本的なABCソングやあいさつ、英語を使ったリズム遊びなどを取り入れてほしいという意見もありました。英語の読み聞かせについても、友達と一緒に共有できるのも、幼稚園ならではのよさといえるでしょう。
また、英語を使った遊びは、一人や親子だけでは、なんとなくつまらなく感じてしまう可能性があります。しかし、(おうち英語で限界に感じていたとしても)幼稚園でやれば、先生や友達とワイワイ盛り上がること間違いありません。
自宅では達成しにくい高揚感を幼稚園での英語学習で感じられるのは、子どもの英語に対するモチベーションを高めてくれると考えられます。
2位「外国人の先生に授業を行ってほしい」
幼稚園でおこなってほしい英語学習の第2位は「外国人の先生による授業の実施」でした。確かにこれは”おうち学習”では難しいため、幼稚園の英語学習に期待したいところですね。
常駐で毎日ではなくても、ときどき幼稚園に外国人の先生が来てくれたら、子どもたちは”生の英語”に触れることができます。外国人の先生が幼稚園に訪問するのは、次のようなメリットが挙げられます。
- ネイティブの発音やイントネーションなどを学べる
- 子どもが外国人と触れ合える機会になる
- 異文化を理解しやすくなる
今後はグローバル化がどんどん進んでいくことが考えられます。もしかしたら、幼稚園にも外国人の先生が1人、2人いるのは当たり前の時代になるかもしれません。
3位「会話重視の授業を希望」
さて、第3位の結果ですが、これは「会話重視の授業をやってほしい」というものでした。この回答をしたママさんのなかには「私の学生時代は会話重視ではなかった」と思っている方がいるかもしれません。
グローバル化が進むとはいえ、ビジネスパーソンのなかには「何年も英語を習ってきたのに、現場で自然な英語が口から出てこない…」と嘆く人もいます。もしも学生時代に英会話を学んでいたら「役立つ英語」を身につけられたでしょう。
結局、時間をかけて英語を学んだとしても、英語の何をどうやって学ぶかを考えて実践しなければ時間さえも無駄になってしまいます。
子ども時代のリスニング力は、大人のそれよりも優れているのは周知のとおり。効率的に英語の音やリズムに触れさせてリスニング力をさらに向上させれば、聞こえた音を模して発音できるようになっていきます。つまり、適した時期に適した方法で学習の場を設定することが、人間のもつ力を最大限に発揮できるのです。
これらを知れば、幼稚園でリスニングやスピーキング力を身につけるのは理にかなっているといえるでしょう。楽しみながら英会話の練習ができれば、人とのコミュニケーションに役立てられます。
ましてや、机に座って読み書きを習う時間より、人と楽しくやり取りできる方が楽しいですよね。まずは英語の音やリズムなどに親しむ時間を大切にすると考えれば、幼稚園の英語学習は英会話重視であってOK!といえるのです。
幼稚園の英語学習に何を求める?
今回は、「自分の子どもが幼稚園で英語を教えてもらえるとしたら、どんな内容がいいですか?」という回答について紹介しました。わかったことを次の3点にまとめてみます。
- 歌やダンスなどで楽しみながら学んでほしい
- ネイティブの先生と触れ合ってほしい
- 楽しみながら英語で会話をしてほしい
1つめの楽しめる英語とは、机の前に座らせて無理やり暗記させる…ということではなく、子どもが心から楽しめる学習法です。音楽に合わせて歌ったり踊ったりしていくなかで、英語が好きになってほしいと考えるママさんが多いことが分かりました。
ママさんの世代には、英語学習=苦痛というロジックが働いている場合があります。いかにも「勉強」という感じですね。しかし、子どもには自分と同じ思いをさせたくないため「英語学習には楽しさを!」求めるのかもしれません。
2つめはネイティブの先生と生きた英語で会話してほしいという思い。英語の発音やリズム感、イントネーションなど、生きた英語をそのまま子どもたちが耳にするのはメリットが大きいといえます。
また、ネイティブの先生との触れ合いは、会話にあるような「英語耳」を形成するだけでなく、ほかの国々の文化に触れる良い機会となり、子どもにインパクトを与えるでしょう。加えて、日本人とは違う人を受け入れたり認めたりすることができるようになります。
3つめの楽しみながら英会話を求める親御さんが多い点も、上記の2つと関連しています。英語を覚えるのは大切ですが、英語を学習する目的は本来、「英語で人との会話を楽しむ」ことです。
自分の考えを伝えたり相手の思いを理解したりするために語学を学ぶをとらえるならば、子どもに対する親の願いが「少しでも英会話ができるようになる」「楽しみながら人とやり取りできる」となるのは、自然なことだと考えられます。
さて、それでは、このアンケートの結果から分析できることを改めておさらいしてみましょう。
まとめ
人間が言葉をもったのは、人と円滑にコミュニケーションがとれるようにするためです。言葉を使うことで、円滑なコミュニケーションに加えて、言葉の奥にある思いを読み取る感性も養ってきたともいえるでしょう。
世界にはさまざまな言語や人種などがあります。多様な世界観を英語だけで理解するのは難しいかもしれませんが、英語が世界をつなぐための言語であるのは否定できないでしょう。
子どもが成長した先は、今よりももっとグローバル化が進むと考えられます。そのなかで、自分とは異なる文化をもつ人々との交流を深めていく際、英語が役に立つのは間違いありません。
英語をまったく知らないより「英語を知って使えた方がいい場面」は今後ますます増えていくでしょう。この理由で幼稚園によっては、ずいぶん前から英語教育を取り入れているところがあります。
まったく導入が進んでいない幼稚園に通っている場合であっても、実は「おうち英語」で子どもに英語を聞かせたり話させたりできます。もしかしたら、有志のママさんたちで幼稚園に学習の場をつくるよう掛け合ってみようかしら?と思えるかもしれませんね。
ぜひ、子どものために無理のない範囲で英語に親しむ機会を増やしていきましょう。