胎教って何のこと?
この記事では、今、お腹に赤ちゃんがいるというママさんや、お友達や家族のお腹に赤ちゃんがいるというママさん、あるいは、これから赤ちゃんを授かりたいなぁ、なんて考えているママさんにとって、お役に立つような情報を、英語学習のことと絡めてお伝えしていきたいと思います。
その内容とは、「胎教」に関する話です。
「胎教って何?」という方もいらっしゃるかもしれないので、改めてお伝えしますと、お腹にいる赤ちゃんに対して、「教育」のようなものを施そうとする試みのことです。「教育」というと、少々堅苦しいイメージを持ってしまうかもしれませんが、要は、良い音楽を聴かせようとしたり、絵本の読み聞かせをしてあげたり、というように、お腹の赤ちゃんにとって「良い刺激」を与えてあげようとするアプローチ全般のことを指します。
赤ちゃんがいるんだけど…
おめでたいわね!
英語を聴かせた方がいいのか、
悩んでるみたいなの!
お腹にいる赤ちゃんは、既に聴力を持っています。
そのため、この時期にたくさん英語を聴かせてあげると、その感覚を持った状態で生まれてくることになるので、普通の子どもよりも英語をスムーズに習得できたりするのでは?ということが言われているのです。
お母さんがストレスを感じていたら逆効果!?
お腹にいる期間は、たった10ヶ月程度とそれほど長くありませんから、この貴重な時間に、できるだけ、質の良い英語や音楽などを、せっせと聴かせてあげよう!なんて頑張るママさんも多いことでしょう。
ただ、問題は肝心のママさんが、その英語を聴いていてどんな気持ちになるのか…、ということ。「これで、お腹の赤ちゃんは英語がペラペラになるんだろうな~!楽しみだな~!」なんて、ワクワクしながら一緒に英語を耳にできるのであれば、全く問題はないでしょう。
しかし、「ハァ…、英語なんて興味もないし、聞きたくもないけど、お腹の赤ちゃんの教育のためだから仕方ない。辛いけど、ここは我慢しよう」なんて気持ちで聴いていたら、効果はプラマイゼロ…どころか、むしろマイナスになってしまうかもしれません。
できれば普通に日本のお笑いを観たり
アニメを観たりして過ごしたいそうで…
でもお腹の赤ちゃんのことを考えるなら
英語を聴いて過ごした方がいいのかも…
って悩んでるのね
どんなに良い音楽が流れていたり、綺麗な英語が流れていたりしても、お母さんがストレスを感じているようだと、そのことが悪影響となって、お腹の赤ちゃんにダイレクトにダメージを与えてしまうかもしれません。
もちろん、致命的になるほどの大きなダメージではないでしょうが、心地良くない状態にいることを続ける…というのは、想像をしてみたら、あまりよくないことでないことは、直感的にもすぐ理解ができるでしょう。
聴力を持っていると言われているし
英語を聴かせてあげれば、もちろん
ある程度の効果はあると思うわよ!
もちろん、モーツァルトやバッハなどのクラシック音楽や、英語の音声などを聴かせてあげれば、一定の効果は期待することができます。だからこそ、胎教を目的としたCDなどはたくさん販売されていますし、そういった動画もネットにたくさんアップされています。
ストレスになってしまわないか…
どちらかっていうと、その方が心配すべきことね
しかし、イヤイヤそういったコンテンツに触れようとするのは、やめた方がいいです。
また、お腹の赤ちゃんにとって良い影響があるのは、クラシック音楽のみ、英語のみ、なんていう考えに固執する必要もありません。
ダンス・ミュージックだったとしても、ラップ・ミュージックだったとしても、大阪弁だったとしても、沖縄弁だったとしても、お母さんがそれを耳にすることで、「リラックスできるな~」「楽しいな~」「心地いいな~」「安心できるな~」と感じることの方がよほど大事なのです。
赤ちゃんの方だって、赤ちゃんだからといって、みんなオルゴールみたいな優しい音楽が好きと決まっているわけではないですよ。子ども向けの教育番組で流れているような、かわいらしい曲が大好きと決まっているわけでもありません。こればかりは、その子の趣味趣向によるのです。
実際、筆者の子どもも、幼稚園でみんな一緒に歌うような子どもっぽい曲は大嫌いで泣いてしまうのに、テクノ系の電子音楽が流れてくると笑顔になって熱心に聴いていたりします。
妊娠中はただでさえストレスが多いもんね
できるだけ 自分の好きな音楽を聴いたりして、
リラックスして過ごす方がいいってことよね
妊娠中は、ただでさえストレスにさらされやすい時期です。体調も気分も、普段とは全く違い、時に殺気立ってしまったりすることもありますからね。その上で、さらに聴きたくもない音楽や聴きたくもない言語を耳にするというのは、やめたおいた方が無難です。できるだけ自分の好きな音楽を聴いて、好きなことをして、とにかくリラックスして笑顔で過ごすようにしてください。
また、どんなに順調に胎教をしていたとしても、家に帰ってきたパパさんとバチバチの大喧嘩をしてしまったら、そちらの方が問題です。怒鳴り声や鳴き声や悲鳴などを聴かせてしまったら、いくら真面目に胎教をやっていても、台無しになってしまうことでしょう…。こればかりは避けようとしても、避けられないことだったりするかもしれませんが、できるだけ気をつけるようにしてあげてください。
情報に振り回され過ぎないで
彼女にそう伝えてみる〜!
2人目、3人目を産むママさんは、慣れたもので、それほど右往左往したりはしないのかもしれませんが…。初めて子どもを授かったママさんは、妊娠期間中、様々な情報に振り回されてしまいがちだったりもあします。
産院で耳にする情報や、同じ妊婦同士のママさんから聞かされる情報、買ってきた雑誌から得る情報などなど。「あれをしなければ」「これをしなければ」と、必死になってしまうかもしれませんが、そうすると知らないうちに心が疲れ切ってしまいます。
お腹の赤ちゃんのために…と一生懸命になる気持ちはとてもよくわかるのですが、無理をする必要はありません。
筆者も、妊娠初期の頃は、不安で不安で仕方なく、某有名な妊婦さん向けの雑誌を買って来たことがあるのですが、ある時、それを泣きながら壁に投げつけてしまったことがあります。あまりにも未知の情報が大量に入って来過ぎたことにより、心がパンクしてしまったのです。
赤ちゃんに元気に産まれて来て欲しい…という気持ちさえあれば、そこまで頑張らなくても、ある程度は「大丈夫」だと自分に言い聞かせてあげましょう。
本当にやってはならないことがあったとしたら、それは産婦人科の先生が事前に教えてくれるはず。また、本当に必要な情報というものは、自然と親しい誰かが運んできてくれたり、たまたまテレビから流れて来たりするもの。そんな時には、これこそ天からのサポートなんだと思い、ありがたく受け取りましょう。
赤ちゃんのためにママが自分を大事にする
初めて赤ちゃんを迎えるママさんは、赤ちゃんが生まれる前から、生まれたら〇〇をしてあげよう、〇〇に連れて行ってあげよう、〇〇を習わせてあげよう、と、赤ちゃんのためにいろいろ考えているかもしれません。胎教もその一つですよね。
赤ちゃんが生まれたら生まれたで、母乳やミルクをあげたり、おむつを替えたり、お風呂に入れたり、寝かしつけしたり、と、赤ちゃんのお世話をしているとあっという間に一日が終わっていきます。生まれたばかりの数か月は、慣れないことだらけで大変です。
赤ちゃんのいる生活に慣れてきてリズムがつかめてくるかなと思ったら、今度は赤ちゃんが寝がえりを始めたり、最初はよく寝てくれた子が夜泣きを始めたり、離乳食を作ってあげる時期が来たり、とそれはそれは目まぐるしい日々です。私はいつ休めるんだろう、私毎日なにをしているんだろう?と思ってしまうママさんも少なくないはず。
そんなときこそ、この子のために、と赤ちゃんのことばかり考えていないで、まず、ママさんが自分のことを大事にしてあげてください。
「え?お母さんになったら何よりも子どもを優先すべきじゃないの?」「自分がいちばんで、赤ちゃんは二の次でいいの?」と、新米ママさんは思ってしまうかもしれません。でも、それでいいんです。
だって、赤ちゃんにとっていちばん大事なのはママさんです。赤ちゃんにとってママさんは自分のことを守ってくれる大事な生命線であり、生まれる前から一緒にいる大好きな存在でもあります。赤ちゃんにとってこんなスペシャルな存在は世界でママさんだけです。
だから、そんな大事なママさんのことを、ママさん自身が大事にしてあげるべきなんですよ。これ、ほんとうです。
毎日夜泣きが大変で全然まとめて睡眠がとれていないな、と思ったら、思い切ってパパさんに一晩赤ちゃんを預けてみるのもいいでしょう。赤ちゃんが生まれてから一度も美容院に行ってないな、と思ったら、一時保育などを利用して、その分お金がかかってもいいから、髪を切りに行ってみてください。とにかく、いちばん大事なのはママさんなんです。
だって、ママさんが疲れ果てて倒れてしまったら、いちばん困るのは赤ちゃんです。
ママが健康で元気で、笑顔でいられることは、赤ちゃんの幸せに直結します。赤ちゃんもそれを望んでいるはず。だからそのために、ママさんはできる限り、自分を最優先していいんです。これを読んで「ほんとうにそうかな・・・、大丈夫かな・・・」と思っているママさんなら、赤ちゃんが危険な目に遭わないように、例えばパパさんにお留守番を頼むときにも、最低限のことをしてから出かけるでしょう。だから、そんなママさんこそ、自分ファーストでいきましょう。
まだまだ先のことで全く想像がつかないかもしれませんが、赤ちゃんはやがて成長して、あなたがいなくても生きていけるようになります。それが、子育てのゴールでもあります。赤ちゃんが生まれて自分を二の次にするクセがついてしまうと、子離れできなくなってしまいます。
そんなことにならないためにも、とにかくママさんは自分ファーストを意識してみましょう。胎教も、ママさん自身が心地よい、楽しい、と思えることが大事です。どっちにしようかな?と何かに迷ったときは、自分が笑顔でいられるほうを選んでみてくださいね。
まとめ
さて、それではこの記事で解説してきたことを、最後にまとめてお伝えしていきます。
- お腹の赤ちゃんには聴力があるので、胎教として英語を聴かせるのは良いこと
- ただしお母さんにとってストレスになってしまうようなら無理は禁物…
- お母さんと赤ちゃんが、どちらもリラックスできることを、何より優先して考えることが大切
お腹の赤ちゃんに、英語を聴かせたり、音楽を聴かせたり、早いうちから胎教を行えば、ある程度の効果は期待できることでしょう。しかし、だからといってママさんがあまり好きではないジャンルの曲や、リラックスできない異国の言語を、我慢して聴き続ける必要はありません。
それどころか、ママさんにとってストレスとなることを無理にやってしまうと、かえって逆効果になってしまう可能性だってあり得ます。
最も大切なのは、ママさんが不安を感じずに、ゆったり過ごせるかどうかということ。無理は禁物です。
また、妊娠中は、色々な情報が気になってしまうことでしょうが、様々な情報をインプットしようと頑張り過ぎてしまうお母さんも多くおられます。ご自分の事を一番大切に、心がパンクしないようにお過ごしくださいね。
胎教から~8歳までの英語が網羅された英語教材もおすすめ
もし、体調に無理がなく、妊娠中から赤ちゃんに英語を聴かせてあげたいのなら、産まれてからも8歳までが対象年齢のミライコイングリッシュがおすすめ。
映像も歌も、オールイングリッシュ。産まれる前から『ネイティブな』英語のシャワーを浴びせ、産まれて数か月後には映像も楽しむことができますね。無料の映像もHPで公開していますので、是非ご覧になってみてください。
胎教から赤ちゃん・幼児期の英語学習について、こちらの記事では脳科学の観点からも詳しく解説しています。
元気な赤ちゃんが産まれてくることを、お祈りしております!