間違った文法正すべき?

お子さんの英語学習を見守っている中で、こんなことが気になった経験のある人はいませんか?

それは、「あれ?その文法、ちょっとおかしくない?」なんてこと。

英語の文法を覚えるのは大変!

この漫画に登場しているお子さんは、「What’s your hobby?」と、趣味を尋ねている質問に対し、「I like a grape!!」と返答していて、好きなフルーツを答えてしまっているので、これは文法以前の問題かもしれませんが

たとえば、ちゃんと好きな果物を尋ねられていたとしても、「I likes a grapes!!」なんて答えていたら、英語が得意なママさんパパさんだったら、気になって気になってしょうがないでしょう。

主語が「I」の時は「s」は付けないんだよ!とか、「a」の時は単数だから複数形の「s」は付けないんだよ!とか、色々とツッコミたくなることが出て来てしまうはず。

こんなのはまだまだ序の口で、英語の世界には、SVOCだとか、過去分詞形だとか、ややこしいルールや概念がたくさん存在しています。

こういったことを1つ1つ覚えるのがイヤで、英語学習で挫折してしまった経験を持っているママさん、パパさんもいたりするのではないでしょうか?

親は間違いが気になって仕方ない

そもそも、子供が文法を間違ったまま話していることにすら気づかず、お気楽で一切ノータッチなママさんパパさんだったら、この話題はスルーで大丈夫かもしれませんが

「子供が英語を間違ったまま記憶してしまったらどうしよう!」なんて、気が気でない人も、中には少なからずいることでしょう。

小学校に上がって英語の授業が始まった時に、正しい文法を使うことができなかったら、「◯◯くんは英語やってたんじゃないの?」なんて、先生やお友達に笑われてしまうかもしれない

あるいは、今きちんと文法を教えておかなかったせいで、テストの時に、間違った方の記憶が定着していて蘇ってしまい、志望校に合格できないかもしれない

神経が繊細で優しいママさんやパパさんは、決まって皆心配性ですから、子供の話す英語を一言一句チェックしたくなってしまうかもしれません。日本には特に、そういった性格のママさんやパパさんが多いんですよね。

それもこれも、我が子のため!自分の子供の将来を光り輝くものにしたいから、という発想から来るんですが。

英語圏の人でも間違うことはある

もし、お子さんがちょこちょこと間違った文法で英語を話しているのに気づいたら、親としてどうしてあげるべきなのでしょうか?

英語の文法って、やたらルールが細かくて、大人でも1つ1つ正確に覚えるのが難しいですよね?たくさんの量を正確に記憶するためには、積み重ねが大事だからと、やはり毎回毎回、間違いに気づいた時点で、正していってあげるべきなんでしょうか?

人によっては、その都度正しい情報をインプットしていくことを推奨するパターンもあるかもしれませんが、ミライコイングリッシュでは、「文法のことは深く考えずに、幼少期はとにかくどんどん英語を話す」ことの方を推奨しています。

英語圏で暮らしているネイティブスピーカーであっても、時々間違った文法で話してしまうことは「あるある」なんですよ。

よく考えたら、我々日本人だって、完璧な日本語の文法を話せているとは限りませんよね?

日本語に関しては、「は」と「が」の使い分けが難しかったり、「て」「に」「を」「は」の使い方が難しかったりすると言われています。

「私がやります」と「私はやります」の違いを、明確に説明して!と言われても、ちょっと難しいと思いませんか?つまり、実は日本人も自国の言葉の文法のことを正確に理解しているわけではないんですよね。

ただ、どんどん使っているうちに、なんとなく使い方がわかってくるわけです。

子供が間違った文法の日本語を使っていたら、なんとなく「幼い感じがして、カワイイ!」と思いませんか?そんなちぐはぐな日本語を話すのは今の時期だけだろうから、むしろ貴重だな~なんて、温かい目で見守ることができるはず。

ところが、間違った英語を使っていると、途端に「このままで大丈夫かしら」と心配になってしまうんですよね。

いやいや、大丈夫です!日本語も英語も、使っていくうちに、徐々に正しく変換されていきます。親がわざわざ正してあげなくても、どこかのタイミングで間違いにちゃんと気づくようになっているものなんですよ!

親が子供の間違っている文法に対して「それ、おかしいよ」と指摘することには、逆にデメリットもあります。それは、子供の気分を害してしまったり、ペースを見出してしまったり、テンションを下げてしまったりする、という問題。

複数形に「s」が付いているか、付いていないか、そんな小さな問題のために、親が口出しをしてしまい、「もうやだ!英語やらない!」なんて子供にヘソを曲げられてしまったら、その方が問題が大きくなってしまうと思いませんか?

何か英語をする度に、大人から間違いばかり指摘されるのって、子供からしたらとても鬱陶しいものです。次も何か口にしたら「きっとまた間違いを指摘されるに決まってる!」そんな心理が働いてしまったら、いよいよその子は、英語を口にしなくなってしまうでしょう。

それどころか、すっかり心を閉ざしてしまい、日本語まで話さなくなってしまったら、本当に大問題です。

文法の間違いを正すことよりも、本人が生き生き、伸び伸びと楽しそうに英語を話せているかどうか、そのことを重要視するようにしてあげてくださいね。

この問題は、英会話スクールに通う際にも、少し頭に入れておいた方がいいかもしれません。

多くの先生は、子供の心理をちゃんとわかっていて、ヤル気が出るように導いてくれるでしょうが。中には、先生が頭ごなしに間違いを指摘してばかりで、子供がシュンとしている、なんて教室もあるかもしれないわけです。

良かれと思って、英会話スクールに通わせていたつもりが、かえって英語アレルギーになってしまった!なんてことにはならないようにしたいですよね。

英語の学習能力を伸ばす際には、子供の「心」の取り扱いにも充分注意してあげて欲しい、というお話でした。

英語の能力を決めるのは、正しい文法を1つ1つ記憶していく力ではなく、とにかく継続することと、量を話すこと。日本語を習得する時と同じように、どんどん声に出していれば、自然と正しい文法は身についていきますので、あまり心配しないでくださいね!

まとめ

それでは、この記事でお伝えしてきたことを、最後にまとめておさらいしていきましょう。

子供が間違った文法を口にしている時に、そのことを気にし過ぎる必要はありません。なぜなら、我々も日本語を間違ったまま話すことがあるように、ネイティブスピーカーも、英語を間違った文法で話すことがあるからです。

1つの間違いに固執して、毎回毎回指摘をしていると、子供のペースが乱れてしまい、ヤル気が損なわれてしまう危険性もあります。

英単語や英会話のフレーズは、とにかくたくさん覚えてはどんどん口にというように、量をこなすことが大切。ちょっとした間違いには、そのうち自然と気づくはずなので、あまり神経質にならず、子供が英語を大好きになれるよう、たくさん褒めてあげて、モチベーションを高めてあげましょう。