親がコンプレックスを持っているのは悪影響?

子どもに英語をやらせるのはコンプレックスの裏返し?

お子さんを持っている立派な大人だからといって、コンプレックスが1つもないなんて人はいないでしょう。むしろ、その逆かもしれません。日本人は特に「ないものねだり」な性格をしている人がとても多いので、コンプレックスだらけの人がほとんどなのではないでしょうか?

今回の記事のテーマは、そんな親のコンプレックスについて。

この記事を読んでいるママさんパパさんの中で、英語がペラペラだという人は、少数派ではないかと思われます。日本の英語教育は長年ひどく遅れている状況なので、大学まで出ている人でも英語は話せないのが普通だからです。

つまり、我が子に一生懸命英語学習を頑張らせようとしているのは、自分自身が英語を話せなくて不便さを感じていたり、歯がゆさを感じていたり、そんなコンプレックスがあるから…。いかがでしょうか?そのものズバリだという人も多いのではないでしょうか?

ちなみに、筆者は物心がつく前からピアノを習わされていましたが、それは完全に親のコンプレックスが原因でした。大人になってからいくらピアノを弾きたい!と願い、憧れても全く思うようにいかず、小さい頃からやっている人に全然かなわないので、「この子だけは何としても!」という思いから必死でピアノ教室に通わせていたというわけです。

ネガティブな動機は子どもに悪影響なの?

さて、そこで気になってくるのが「コンプレックスの裏返し」で子どもに習い事をさせるのって、実際のところどうなの?という問題。

「楽しいから始めてみようよ!」というポジティブな思いからではなく、「やっておかないと大きくなってから後悔するよ!」というネガティブな思いから習い事をやらせているのだとしたら、それってかえって悪影響なのでは…?なんてことが気になった経験、ないでしょうか?

根本にある思いがネガティブだと、子どもが「今日はレッスン行きたくないな…」なんて渋ったた時も、「レッスン休んだらみんなに付いていけなくなるよ!」とか「授業についていけなくなったらどうするの?」なんて悲観的な言葉ばかりを向けてしまいそうですよね?

ただ、心配はしないでください。確かに、ネガティブな言葉を投げ掛けてしまうのはよろしくありませんが、親に「コンプレックスがあること」そのものは、決してマイナスにはなりません。

それどころか、そのコンプレックスをバネに、子どもにヤル気を出させることだってできるでしょう。

コンプレックスを逆手に取ってポジティブに!

このように、コンプレックスを逆に利用して子どもにポジティブになれるような言葉を掛けてあげればいいのです。

「◯◯ちゃんは、英語が出来てカッコイイな〜!」「ペラペラになったら、ママに英語教えてね!」
「◯◯ちゃんがいてくれるおかげで、いつか海外旅行に行けちゃうかも!期待してるわよ〜!」といった具合。

子どもはみんな、ママさんパパさんに褒められたら、それだけで嬉しくなって俄然ヤル気を出します。「もっと褒められたい!」という思いから、より英語学習を頑張ってくれるようになるでしょう。小さな子の存在を尊重し、自尊心を刺激してあげるのは、非常に大事なことです。人格を形成する上でも、このことは大きな意味を持ってくるでしょう。

逆に、親が英語ペラペラで超優秀!な、何でも出来過ぎてしまう人だと、子どもは「どうせかなわないんだから」と頑張ることをやめてしまう可能性があります。

ちょっと英語が喋れるようになっても、こんな程度じゃ親に自慢したところでどうせ馬鹿にされてしまうのがオチだろう…なんて、英語を口にする機会も減ってしまうかもしれません。

親が優秀なんだから、子どもだって優秀であたりまえ!むしろ、親以上にできるはず!なんて期待やプレッシャーも、本人にとっては邪魔になることがあるでしょう。

もちろん、親子のパーソナリティにもよりますし、ケースバイケースではありますが。

つまり、英語が喋れないことに関して、子どもに悪影響があるかも…、なんて悲観的には思わなくて良いのです。捉え方次第で「英語のできない親」は、強力なバネにもなり得ます。

この漫画のママさんも、お子さんを褒め「ママと違って将来有望ね!」と元気づける方向でいくことにしたようです。男の子相手に「金髪のイケメンと結婚できるかも!」なんて言ってしまっているので、ちょっとテンションが上がり過ぎてしまっている感はありますが、きっと母親の熱い思いは伝わるはず。

大物になる人の共通点とは?

ところで、運のいい人や、大物になる人には、ある決まった共通点があります。

それは、アンラッキーなことも全て「ラッキーの前ぶれとして起きている」と捉える傾向があること。

たとえばもし、家にあまりお金がなくて貧しい生活をしていたら、普通の人は「うちは貧しいから、ろくに勉強させてもらえない。だから大物にはなれないんだ…」なんて捉えてしまいがちでしょう。

ところが、大物の代表…、たとえばパナソニックの創業者である松下幸之助は、自分が大企業を作りあげることができた理由について「家が貧乏だったこと」を挙げているのです。

貧乏だったからこそ、厳しい制限のある中で、どう楽しみを見つけ出そう、どう勉強していこうという発想力が鍛えられ、人とは違う経験ができた。だからこそ、自分は大物になれたのだと捉えているわけです。

そう考えると、コンプレックスだって何だって、考え方1つで全て武器になると思いませんか?

もし、子どもの英語の成績が思うように伸びなかったとしても「今、成績が悪いってことは、これから伸びしろがたくさんあるってことだから、希望でいっぱいだね!」なんて声を掛けてあげることができたら、その子は本当に希望に溢れた大人に成長していけるでしょう。

「あの有名な◯◯さんも、子どもの頃は英語の成績が悪かったらしいよ!だから、◯◯ちゃんもいつかは英語がペラペラになるってことだよ!」なんて励まし方をしてあげるのも良さそうです。

間違っても「あれだけ英語やってて、こんな悪い成績しか取れないって、恥ずかしくないの!?」なんて酷い言葉を投げ掛けてしまわないように。そんな言葉を向けられたら、おそらくその子は一生英語が嫌いになってしまうでしょう。

愛情を持って、子どものヤル気が出るような言葉を掛けてあげれば、成績はグングン伸びていくはずですよ!

まとめ

さて、この記事でお伝えしてきたことを、最後にまとめていきましょう。

英語ができないことにコンプレックスを持っている親は、日本では特にたくさんいます。子どもに英語を頑張らせることに関して「これってコンプレックスの裏返しだな」と自覚している人も多いことでしょう。

しかし、コンプレックスを持っていること自体が、子どもの成長や成績に悪影響を与えることはありませんから、安心してください。

むしろコンプレックスを逆手にとって、子どもの自尊心を刺激し、ヤル気の出るような言葉を掛けてあげるようにしてください。

ネガティブな要素は、発想を逆転させてポジティブに捉えることが大切です。

仮に成績が悪かったとしても、そのことで子どもをバカにしたり、罵ったりするのではなく、昔成績の悪かった偉人の名前を挙げるなどして、「だからいずれ◯◯ちゃんも大物になるよ」と鼓舞してあげるのがいいでしょう。