こんにちは!ミライコイングリッシュ運営事務局です。
英語を習得するにはどのくらいの時間がかかるか…。意外と長い時間がかかります。子どもに英語を習わせる場合、この点は念頭におきたいところです。
すぐに成果が表れると思えば、マイペースな子どもの英語習得力にもどかしさを感じるでしょう。あるいは、親の期待以上の成果を見せない子どもにイライラしてしまうかもしれません。
言語習得に実は「完璧!」という言葉は当てはまらず、大人であっても一生学び続ける分野であるといえます。毎日少しずつでもいいので、長い期間をかけてコツコツ努力を重ねる必要があるのです。
つまり、言語のスキルを向上させるには、日本語であれ英語であれ「いかに学び続けらるか」がポイントといえるでしょう。
なかには下記のイラストのような状況に陥ってしまう可能性があります。がんばり過ぎてエネルギーを最初の段階で使い果たしてしまうケースです。
張り切り過ぎると英語学習は続かない…
最初が肝心と思い、高価な英語学習教材を準備したり、目標とタスクをしっかりと立て、毎日完璧にこなしていこうとしたりする親御さんがいるかもしれません。
丁寧に計画を立てれば親も意識できますし「できたらシール」は子どものモチベーションを上げるのに役立つでしょう。
ただ、短期で精度を上げたいときには集中力を発揮できる場合も多いのですが、長期戦ですと早くも息が切れてしまう可能性があります。
語学の習得は長期戦覚悟で臨まねばなりません。マラソンと同じように、ペース配分をしっかりさせながら途中棄権がないようにエネルギーを使う必要があるのです。
語学は一生をかけて勉強していく類に入ります。しかし、これが結構きついのですよね。あまりにも地道な取り組みで成果を感じにくいため、成功体験をもたないまま途中で挫折してしまう可能性が高いといえるでしょう。
英語力を診断するテストが一つの目標になったりモチベーションをつなげるきっかけとなりますが、いずれにしても自分なりに工夫しながら意欲を保つ必要があります。
とはいえ…続けて学ぶ根気や達成感を味わうための工夫も人それぞれであるため、語学学習の秘訣は?と問われるとなかなか答えられない…というのが正直なところでしょう。
好奇心旺盛だけど集中力は続かない
子どもが熱しやすくて冷めやすいのは結構ありがちな話です。飽きやすいのは、ある意味”好奇心の旺盛さ”の裏返しといえるでしょう。
興味があって始めたはいいけれど自分で「もういいや、飽きちゃった」といって、まったく違うものに目を向けることもあります。親からすれば「なんで~、あんなにやりたがっていたのに」と調子を狂わされた感じですよね。
英語学習も同様に、体験レッスンで楽しかったから申し込んで始めたはいいのですが…「もういやだ」「あきた」「いかない」などの否定語を並べ立てる子もいるでしょう。親御さんは「好奇心旺盛なのはいいけれど飽きるの早いし、集中力は続かないし…」とどうしていいものか分からなくなりますね。
しかし、本当に好きなものを見つければ、子どもは親が心配しなくても集中力を発揮します。それが英語でなくてもサッカーや読書、ゲームなど何でもいいのです。
親が英語を好きになってほしいと思う気持ちは子どもに伝われど、子どもは「英語よりもゲーム」となれば…。親は、英語の方にチェンジしようと必死になるでしょう。
これが逆効果で、子どもは余計にゲームにのめり込んでしまうのです。ゲームが好きだから仕方ないですよね。では、どうしたらいいのでしょうか。
子どもの集中力を高めたいと思えば、まずは子どもが興味を示すモノ、好きなコトをどんどんさせてみましょう。そのなかで比較的興味を示したものを尊重します。
親が英語も習わせたいと願うのであれば、興味を示したものと英語のつながりを探してみるのです。
サッカーが好きならサッカー英語、ゲームが好きならばゲーム用語など、意外とつながる視点が見えてきます。好きなものをより詳しく、より上手になるためのスキルアップが可能になるのです。
英語を通してこれらのスキルを獲得できれば、子どもの可能性や個性がぐんぐん伸びていくでしょう。
英語学習を親の希望で徹底的に「やらせたい」と思い、親目線で一方的に教え込もうとしても子どもの反発を招くだけです。子ども自身が少しでも「やってみようかな」「うん、やりたい」と思えることが重要でしょう。
親のイライラは、親の価値観に子どもを合わせようとするところから生まれます。親自身の気持ちに執着しているから生まれるものなのです。
確かに大事。でも大変…というのが本音かもしれません。しかし、子どもの主体性を重視する見方をするだけでも、気持ちが少し楽になるのを感じるかと思います。ぜひ試してみてください。
集中力は一気をねらわず息長く…と考える
いかに英語学習を継続させるかと考える場合、飽きっぽさに目を向けるのではなく、集中力の度合いや継続性に目を向けるといいでしょう。
つまり、始めた際のかなりの「やるやる」モードはある意味”良し”として、その後は「ぼちぼち」でも続けるモードへ転換するのです。一気にがんばり過ぎれば息が続かないため、「毎日少しずつ続ける」ことにシフトチェンジします。
あるとき、子どもが「飽きちゃった」と話したとしましょう。その際は「最初がんばったからエネルギー使い過ぎたのよ、でも英語って意外といろいろなことに使えるから、もう少しやってみようよ」と優しく声掛けをしましょう。
あるいは英語を使った歌の練習やプログラミング学習など、視点を変えて提案すると子どもの好奇心を刺激するかもしれません。
英語学習を楽しく続ける方法は?
英語学習を続けさせるには、実に親の努力が要りますよね。しかし、最初のうちは継続させるのに大変な労力がいるのですが、子ども自身に「英語は楽しい!」「英語がうまくなりたい!」思いが育まれれば、親のサポートも必要なくなります。
この姿をめざして最初のうちは「英語をいかに楽しく学ばせるか」をポイントにサポートしていきましょう。
子どもが次のような言葉を発するようになればうれしいですよね。
「もうすぐ、英語の勉強をする時間だ!」「楽しみ~、早くやりたいよ!」
子どもの言葉にワクワク感や期待感が感じられれば、英語を好きになっている証拠になります。そのためには親ができる方法として以下の〇点を挙げます。
- 英語のアニメーションを見せる
- 英語関連の曲を聴かせてみる
- 英語の絵本やマンガを読ませてみる
「英語のアニメ―ションを見る」のは、子どもの楽しみの一つとなるでしょう。子どもはアニメが大好きです。ストーリーの展開がアニメーションで分かるのであれば英語学習のハードルを下げる方法としておすすめです。抵抗感なく英語学習を続けられるでしょう。
アニメーションのなかのフレーズや曲が気に入れば、子どもはなんども復唱すると思います。この様子をみて音楽や歌CDを選んだり、YouTube動画などを検索したりして興味とやる気をつなげましょう。
文字に興味を持ち始めたら絵本やマンガなどを読ませると刺激になります。読み聞かせを上手に取り入れれば、いつか子どもは「自分で読みたい」というかもしれません。分からない文字や単語があれば自分で調べるなど学びを広げていくでしょう。
ただ、大切なのはいつでもどこでも「英語を楽しむ」こと。英語が嫌いにならないよう、とにかく好きでいるように無理強いはしないようにします。
親は子どもに期待をかけますから、〇〇ができるとどうしても「もっとできるように」「さらにほかのことも」と要求をどんどん膨らませてしまいます。忘れてならないのは、主体は子どもだということ。
文字を覚え込ませようと絵本の文字をたどるようになったとたんに、子どもがプイッと横を向くかもしれません。その場合は、すぐに文字に関心をもたせようとするのをやめましょう。時期ではないと考え、子どもが楽しむ”今”を見守るのです。
いずれ時期がくれば「これって何と読むの?」と質問してくるかもしれません。その時は「チャンス」と捉えてゆっくりと文字の学習を進めていきましょう。
ここまでのことを、わかりやすくまとめましょう!
まとめ
続けるコツはとにかく「楽しむ」こと!とにかく「楽しむ」こと!
楽しくないことを続けるのは大人でも大変です。子どもの場合はなおさらでしょう。英語学習を無理強いして、英語を嫌いにさせてしまったり、親子関係を悪化させてしまったりしたら、せっかく始めた英語やスタートの苦労も水の泡…。
いかにも勉強らしい勉強を必死でやろうしてはいけません。大人からみて子どもが「遊んでいるようにしか見えない」ことの中に、実は「学び」があるのです。
毎日少しずつ「英語の世界に触れる」機会を持つ…。この考え方が、子どもに英語を学ばせる場合の大切なポイントになります。親が「英語を楽しみながら学べる方法は何があるか」と考えること以外にも、子ども自身が英語で遊べる方法を考える機会をもつのもいいでしょう。
英語の歌やDVDを視聴したり絵本やマンガを読んだりする工夫のほか、英語のパズルや英語カルタを作ったり英語に関するクイズを考えたりするかもしれません。「なんだか英語を勉強するとワクワクするんだよね」という気持ちになれるようにサポートしましょう。
継続は力なり!ですよ。そして、その継続力を生み出す源泉は、「楽しむ」ということ。是非、忘れずに意識してみてくださいね。