こんにちは!ミライコイングリッシュ運営事務局です。
ミライコイングリッシュをご利用いただいているママさん、パパさんは、英語で夢を見る経験をしたことはありますか?
今回は「英語で夢を見る」ことについてお伝えします。英語で夢を見ることの背景についても紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
うちの子が寝ながら英語を…!?
こちらの漫画のお子さんは、なんと日本人なのに英語で夢を見ているようですね。小さい頃から英語を学んでいるからとはいえ、そのようなことがあるのでしょうか。気になりますね!
イラストでは、ママさん自身が気になっているようです。この子は、ものすごく特別なのかどうか…。やはり小さい頃から英語に触れているからこそ、自然と英語の夢を見てしまうものなのでしょうか。
結論からいうと、頻繁に英語に触れる機会があると、英語の夢を見ることもあるようです。
ちなみに、これは英語に限らず、たとえば小さい頃からピアノを習っている子は、ピアノを弾く夢をよく見ます。また、水泳を習っているお子さんであれば、一生懸命泳いでいる夢を見ることでしょう。
基本的には、日常生活で起きたことや、感じていることの延長線上に夢が登場する…といったケースが多いようです。
ただ、ご存じのように、空を飛ぶ夢や大豪邸に招かれる夢を見ることもあり、必ずしも日常で起きたり経験したりした内容が夢に登場するわけでもないでしょう。
こうして考えれば…。日本語だけの夢ではなく、英語で話したり、英語しか話せない状況であったりする夢を見たとしても自然の流れかと思われます。
実際に、両親のどちらかが外国人であったり、小さい頃から海外に住んだりしている経験がある人は、大人になってからも日本語の夢と英語の夢を半々でみる人もいるようです。
夢には深層心理が影響してる?
夢って本当に不思議ですよね。夢によって深層心理がわかるといった説もありますが、実際どうなのでしょうか。
夢を見る理由については、複数の説があります。たとえば、寝ている間に日常の出来事を整理するために夢が発生するといった説や、精神分析学者フロイトの「夢はその人の隠れた願望を反映している」といった説もあります。
また、夢はレム睡眠(脳の活動が活発で眼球がすばやく動いている状態)とノンレム睡眠(脳の状態が比較的落ち着いている)に関連しており、レム睡眠中に夢を見る頻度が高く、ノンレム時に見る夢は単純な内容が多いとされています。夢の詳細なメカニズムや役割については、まだ解明されていない部分が多く、今後の研究次第でどんどん解明されていくかもしれません。
ところで、フロイトが提唱したように「夢は人の心理状態を反映している」といった捉え方は、私たちの多くがもっている説ではないでしょうか
たとえば、英語スピーチが数日後に迫っている際に見る夢の場合、以下のような心理が背景にあると考えられます。
- なんとか英語スピーチをやり遂げた夢(願望)
- 英語スピーチの最中に間違えたり忘れたりする夢(恐れや不安)
- 英語で誰かに文句を言ってしまう夢(ストレス)
- 英語スピーチの前にお腹が痛くなり出場できない夢(逃避)
これらは、あくまでも例ではありますが、夢を覚えている場合、ふと自分の心理を言い当てられてしまった…と感じるケースも少なくないと思われます。
実際にネット上でも「英語の寝言を聞いたことがある。でも、その人が英語が得意であるとは必ずしもいえない」とシビアな声が掲載されていました。
また「英語を習いたてのころにwh₋の夢を見た」のように、英語をマスターしたとは言えない時期にも夢は発生するといいます。
ただ、言えるのは、英語で夢を見る場合、英語がその人の生活に何かしらの影響を与えているのは確かなようです。頭と心のなかに英語が入っているからこそ、思わず口にしてしまうケースだと考えられます。
したがって、お子さんがもし英語で夢を見て、寝言をいっているのを耳にしたら、少なくとも日常的におこなっている英語学習の成果が表れている…と捉えても良いのかもしれません。
冷やかしてしまうのはNG!
もしもお子さんから「ママ、英語で夢を見た!」と話してもらったり、実際に添い寝して英語の寝言を聞いたりした場合、ママさんとしてどのような対応をしますか?
なかには「英語の夢?!まさか」と言ってしまう人もいれば、「英語の夢を見るなんて、10年早いわあ~」と少しからかってしまうママさんがいるかも…。
その背景に「大人でも英語で夢を見ることなんてないのに」といった先入観があることも考えられます。ただし、親から少しネガティブな反応で返されたお子さんは、どのように感じるでしょうか。
親が子どもに冷やかすような言葉かけをするのは良くありません。ほんのジョークで言ったつもりでも、子どもによってはひどく傷つきます。
「英語で夢を見た」と話してくれたお子さんには、たとえば「すごいね!カッコいいなぁ!」と反応してあげるほうが良いでしょう。あるいは「どんな夢だったの?教えて~」と質問してみましょう。
ママやパパが興味をもって尋ねてくれれば、お子さんは喜んで話を続けることでしょう。その際に「ミライは、英語学習すごく頑張っているから、英語で夢も見ちゃうのかもね。すごいなあ」と言葉を添えれば、お子さんは英語学習そのものに対するモチベーションを高めるかもしれません。
自然と、気持ちよく眠りにつけるように…
小さいお子さんにとって、睡眠時間の確保は重要です。とくに就寝の際は、自然な眠り、心地よい入眠になるように親御さんは配慮する必要があります。
学生さんや大人のなかには「寝る前のほうが思考力や暗記力が上がる気がする」から夜遅くまで勉強する人もいるでしょう。あるいは「夜は集中できないから、さっさと寝て早めに起きて勉強した方が効率よく覚えられる」といった人もいると思います。
ただ、小さいお子さんに、寝る前30分、あるいは早朝30分に学習時間を押し込むのはあまりおすすめできません。まずは就寝時刻を一定に保ち、睡眠時間を十分に確保するようにしましょう。
たとえば、絵本を読んだり、静かな英語の子守唄を聴かせたりして、自然にインプットされるような時間をつくるのは、睡眠にも英語学習においても良い取り組みと考えられます。
また、朝の時間では、優しいお母さんの語りかけで一日をスタートしたり、楽しい英語の歌でパパッとお支度ができる時間を作ったりするなどの方法も考えられます。
いずれにしても、お子さんが英語に対してポジティブな感情を抱けるように注意して、日々のルーテインに英語を上手に取り入れていきましょう。
まとめ
さて、それでは、今回の記事でまとめてきたことを、改めておさらいしていくこととします。今回は、夢をテーマに、それに関連する話をしてきました。
小さい頃から頻繁に英語を聴いたり話したりしていると、子どもたちのなかには英語で夢を見る経験をするようです。
夢を見ることは、それだけ英語を身近に感じて潜在意識のレベルに達していると考えられます。ただ、夢の内容によっては、英語に対してネガティブな感情をもっていることがわかるかもしれません。
親御さんは、お子さんの夢に関する話を聞きながら、深層心理をさりげなくチェックしてみましょう。ネガティブな夢であれば、「楽しめていないのではないか」「プレッシャーを与えすぎていないか」など、親として振り返ってみることも大切です。
お子さんが自分らしく英語学習を続けていけるよう、親御さんはお子さんのちょっとした呟きにも耳を傾けて楽しいイングリッシュタイムを創っていきましょう。