こんにちは!ミライコイングリッシュ運営事務局です。
わが子に英語をしっかり習得してもらおうと頑張っているママさん、パパさんへ。
お子さんが自分で英語を勉強している、あるいは兄妹姉妹で競い合うように学んでいる…さらに親子で一緒に頑張っているなど、毎日の英語学習をそれぞれのやり方で進めていることでしょう。
英語学習をやっている時間は?
夕方ごろに、幼稚園や保育園、学校から帰ってきたら始めるご家庭もあれば、夕飯の直前にやるといったケースもあるでしょう。
そのほか、お風呂の時間に、アルファベットのおもちゃなどを使って遊んだり、お気に入りの歌を歌ったりしながら楽しんでいるご家庭もあるでしょうね。
なかには、夜寝る前の英語絵本タイムを毎日かかさずおこなっているママさん、パパさんがいるかもしれません。
今回は、英語タイムをいつやるのが効果的か、おすすめの時間帯について解説します。脳の働きを活用しながら、より効率的に英語を学べるコツがわかりますので、ぜひ通してお読みください。、
脳には学習のゴールデンタイムがある!
イラストにあるように、英語学習に限らずなのですが、学んだことをもっとも効率よく記憶としてインプットできる時間帯があるようです。
これが「ゴールデンタイム」。ただ、その時間帯は「夜、眠る直前」に効果があるという人もいれば、「早朝」や「昼寝のあと」、もしくは「夕飯前の空腹時」など、さまざまな提案があります。
それぞれの時間帯について科学的根拠をもとに解説している記事もあります。実際は、どうなのか…。「どれがベストなのかは個人によって異なる」と考えたほうが良いかもしれません。
夜寝る直前に暗記学習をすると、寝ている間に脳が学習した内容を整理し記憶を定着させるため、効果があるといわれます。ただ、小さい子どもの場合に英語を暗記させたいからといって、「机に向かって〇〇を暗記しなさい」といってもうまくいかないでしょう。
眠気が襲い、それどころじゃなくなります。しかも、暗記を強制すれば英語嫌いになってしまう可能性があります。
幼い子どもにとって睡眠時間を削るのは、かえって良くありません。そのため、英語を聞きながら、いつのまにかすやすやと眠りにつける場面をイメージしてみてください。
早朝がゴールデンタイムとはいえ、朝の5時ごろから英語の歌を歌ったり、フォニックスを覚えたりするのもムリがありますね。昼寝といっても幼稚園や保育園に通っていれば思うようにできません。
ただ、夕飯前の空腹時に、集中的に英語タイムを設定するのは良いかもしれません。子どもが「お腹空いたよ〜」とストレスを感じるようだと目的達成は難しいでしょうが…。
人間の脳は睡眠直前に覚えたことを記憶しやすい傾向がありますが、良い記憶力を育むためには、睡眠の質を妨げるような行動は避けなければなりません。
小さい子どもに、英単語の暗記やフレーズの覚え込みなどの学習を夜の時間帯に行うのは、脳の記憶力を高めるどころか、睡眠の質を下げることにつながるでしょう。
ましてや幼児期にかけて脳の発達が著しい点を考慮すれば、記憶力を高めたいからといって睡眠を軽視するのは取り返しのつかない結果を招くでしょう。
しかし、次のイラストのように、親の経験上、寝る前の暗記に効果があるのも否定できません。
子どもが成長して受験生になった場合、あえて眠る直前に英単語や歴史の年号などの暗記モノに集中することの有効性を実感する場合もあるでしょう。
ただ、その場合も睡眠の質を妨げるような要素(スマートフォンやタブレットの見すぎなど)をできるだけ取り除く必要があります。
睡眠の質を向上させるためには、以下のポイントに気をつけることが大切です。
- ブルーライトを避ける
- 快適な室内環境を整える
- 静かでリラックスした時間を過ごす
スマートフォンや電子機器から発せられるブルーライトは体内時計のリズムを乱すことが知られています。寝るまでにこれらの機器をできるだけ使用しないようにしましょう。
その際に、ママさんやパパさんが優しく語りかけるように、英語の絵本を読んで聞かせてみてはいかがでしょうか。もちろん、難しい場合は英語の読み聞かせに代役を担ってもらってOK。しかし、その場合もお子さんに寄り添いながら一緒に聴くようにします。
ときには、絵本の代わりに、ゆったりとした英語の子守唄を聴かせると、子どもは安心して眠りにつけるでしょう。
寝る前に英語で読み聞かせをしてあげよう
睡眠に入る前に、たとえば次のような英語タイムを設定するのは、子どもの英語学習の一環としておすすめです。
- 絵本の読み聞かせ
- 英語でやりとり
- 英語の子守唄
大好きなママさんやパパさんから、優しく絵本を読んで聴かせてもらうことを通じて、子どもは英語の音やリズムに慣れていきます。「英語でやり取りする」とは、簡単な英語のクイズや一言英会話を親子で仲良く楽しむことを指します。
英語の子守唄は、子どもの興味やレベルに合わせて選んでみましょう。おうちの方が先に覚えて子どもに歌って聞かせてみると、子どもはさらに安心して眠りにつけるでしょう。
感情のコントロールにも応用できる
睡眠前の英語学習は、子供の記憶力向上に加えて、英語に対するポジティブな思いを醸成し、幸福感と結びつけることが大切です。感情の落ち着きやポジティブさを提供するのは、寝る前に楽しい未来を想像したり、脳により良い影響を与えたりできるでしょう・
幼少期の英語学習では、インプットが特に重要であり、英語のシャワーが有効といわれます。ただ、就寝前は学習というより、英語で親子のコミュニケーションを深めるようにしましょう。子どもの脳が英語を自然に受け入れるようになり、スムーズに言葉を話す力が発展することが期待されます。
これらのアプローチを組み合わせ、子どもたちの英語学習をより楽しく、効果的にサポートしていきましょう。
合わないと思ったら無理をしないで!
合わないと感じる場合は無理をしないようにしましょう。日本人にとって英語は母国語ではなく、リラックスできなかったり負の感情が湧き起こったりするお子さんもいるでしょう。そのような場合、無理をせずにプラスの感情をもちながら英語に触れるようにします。
とくに、睡眠前は英語学習にがっつり取り組むというより、感情をプラスの状態に整えることが大切です。親が「〇〇せねば」と強制的な態度をとれば、子どもは英語に対して「なんだかイヤだなあ」といった感情をもつかもしれません。
英語を習得するうえで「嫌いにさせないこと」は必須条件といえるでしょう。そして習得において重要なポイントは継続です。一気に単語を覚えたとしても、その後何も使わなければ、すぐに忘れてしまいます。
「少しずつ」をいかに長期にわたって続けていくかが、英語に限らず知識や技能の習得に欠かせません。一度にたくさんを要求せず、子どもが英語の音をくり返し聞いたり発音したりしていく過程を大切にしましょう。
また、子どもがお気に入りの絵本や音楽があれば、同じ絵本を何度も読んだり歌ったりしてあげる姿勢も大切です。好きなものであれば、プラスの感情をもちながら睡眠中もより良い時間、夢のなかを過ごせることでしょう。
親子で一日を振り返りながら、とってもハッピーな感情を共有して眠りを誘うように…。。ママさんもついつい寝てしまうかもしれませんね。
まとめ
さて、それでは最後に、この記事でお伝えしてきたことをまとめていきます。
親子の英語学習を効果的かつ楽しいものにするためには、眠る直前の時間を活用することも一つの案です。英語の読み聞かせや音楽の聴取、英語での会話などを適宜取り入れてみましょう。
しかし、無理は禁物です。子供が面倒臭がったり苦痛だと感じてしまうような場合は、無理をしてはいけません。英語学習は楽しく取り組むことが重要であり、必死になって苦痛な取り組みを繰り返すのは逆効果になる可能性があります。
プレッシャーやストレスを避けながら、親子で楽しく取り組める方法を選びましょう。ポジティブな感情をもって英語に触れることで、子どもの記憶力が向上したり言語能力をさらに伸ばしたりできます。
今回の記事が、お子さんの英語学習を効果的に進めるための参考になれば幸いです。