こんにちは!ミライコイングリッシュ運営事務局です。
今回は、0歳から6歳のお子さんをもつママさん50人に聞いた「今後やらせてみたい習い事は?」というアンケートの結果を紹介します。
習い事は、小さいころからやれば可能性がどんどんひらかれると思いますよね。期待をふくらませて子どもに新しいことに挑戦させたいと思うママさんは少なくないでしょう。
習いごとの一つとして英会話が挙げられますが、そのほかに人気の習い事は一体何か…気になります。それでは、アンケート結果から「習わせたいことベスト5」を発表していきます!
不動の第1位 水泳
習い事の第1位は水泳でした。こちらの記事を読まれているママさんのなかにも子どもに水泳を習わせている方はいるでしょう。
プールに入る前に着替えたり、濡れた髪を乾かせたりして、準備や片付けまでいろいろと大変な水泳ですが、習い事の中では大変人気があるようです。
ある調査によれば小学生の4人に1人が水泳を習っているという報告がされています。厚生労働省やほかの調査機関のアンケートでも常に水泳がトップなのです。
できなかったことができるようになるのは、子どもにとってうれしいですよね。
また、水泳は医学的なメリットが大きいといわれます。T身体面と精神面の両方プラスの効果があるのです。水泳で得られるメリットとしては次の3つが挙げられるでしょう。
- 全身の筋肉を鍛えられる
- 心臓が丈夫になる
- 年齢を問わず続けやすい
まず全身の筋肉を鍛える点については、泳いでみてわかるように、頭・首・手足・肩・背中・足首などさまざまな箇所を水中で動かします。
特定の部位に大きな負担をかけることなくバランスよく筋肉を動かせるのも水泳の利点です。
また、心肺機能を鍛えたり慢性疾患を軽減したりする効果もあるとされます。赤ちゃんから高齢者まで幅広い世代で取り入れやすいのも大きなメリット。
とくに生後から1歳ごろまでに大人の脳容量の約7割、3歳頃までには約9割になるといわれます。脳内のネットワークが構築される時期に、なるべく多くの経験や刺激を与えるのは重要です。
全身をくまなく動かす水泳は、脳の発達にとっても良い影響を与える習い事だといえるでしょう。
将来を考えたら、やっぱり英語
第2位は英語でした。
ほかの民間会社の調査によれば、学習塾や音楽教室などが英語学習よりも若干多いのですが、英語が習い事の上位に位置するのはまちがいないでしょう。
英語は、水泳のように「全身を鍛えたり肺活量を上げたりする」要素はありませんが、新しい音を聞いて同じように真似て話したり、曲に合わせて歌いながらダンスをしたりする場合もあります。
また、日本語とは異なる音の種類や周波数を示す英語を学ぶのは、子どもの脳内ネットワークの構築を加速させるでしょう。また、普段使う言語とは異なる言語で会話する楽しさも味わえます。
もっとも、グローバル化にともなう英語学習の必要性が声高に叫ばれている現代では、「やぱり将来のために習わせた方が子どものため」と思うママさんは多いと思います。
加えて、身近に外国人を見掛けることが多くなり、子どもの通っている幼稚園でも受け入れがスタートしているとすれば…、英語でコミュニケーションをする必要性を感じているかもしれません。
いずれにしても、子どもが海外の人と自由にやり取りできた方が、人と交流する楽しさや他者を理解する喜びを味わえるでしょう。
大人になってからでは難しいピアノ
第3位はピアノ教室に通うことでした。音楽に関してはやはり、小さいころからやっておいた方がいいというのが定説になっています。大人になってから始める方も今では多いのですが、なかなか思うように手が動かず途中で諦めてしまう人もいます。
「大人になってから習い始めるのは遅いときもあるから、子どものうちから習わせたい」と思って音楽教室に通わせる親御さんもいます。ピアノのほかに、バイオリンやドラムなどの楽器の演奏法を学べば、音楽家をめざさずとも大人になって趣味として楽しめます。
なかには将来、歌手や演奏家として活躍してほしいと願って子どもに習わせるママさんパパさんがいるかもしれません。
音楽家になってもならなくても、音楽が人生や生活を豊かにしてくれるのは確かでしょう。子どものころから音楽を習わせたいと思う親御さんはこれからもいるのではないでしょうか。
いさぎよい!? 第4位は「特になし」
実は第4位は「特になし」という回答でした。子どもには「親から与えるもの」をさせるのではなく、子ども自身がやりたいように自由に過ごしてほしいと願う親御さんも多いのです。
「とにかく子どもが元気でいてくれたらそれでいい!」「〇〇をやってみたい!と言ったらさせてみてもいい」と思うママさんパパさんがいてもおかしくありませんよね。親の姿勢としてこちらも良いのではないでしょうか。
毎日バタバタしたり習い事が原因で親子げんかになったりするよりは、「毎日ゆったりとして気持ちで親子の時間を大切にしたい」と思うママさんの姿勢は間違っていないと思います。
第5位は3つ!プログラミング・習字・ダンス
第5位には、3つの習い事がランクインしていました。その3つとは、プログラミング、習字、ダンスです。
習字
習字は、昔から定番の習い事ですよね。確かに「字が上手に書けるように」という目的がありますが、静かな環境で精神を集中させて書く時間は、子どもにとって特別な時間になるでしょう。
日ごろの喧騒から離れ、ひとり落ち着いて「書く」のは本当に心地よく、なかには「習字に通うのが大好き!」という子どももいます。
プログラミング
昔からある習字のほかに、昨今ではプログラミング教室に通させる親御さんも増えてきました。実際に小学校でもプログラミング学習が教科に入り始めています。これは、現在のIT化やAIの発達にともなう社会潮流に影響を受けているといえるでしょう。
実際に大人になってからプログラミングを習うのは可能ですが、柔軟な思考の時期、つまり子ども時代からプログラミング学ぶのは大きなメリットがあると考えられています。
たとえば次のようなメリットです。
- 論理的思考力や問題解決力を育てる
- 需要の多い職業に就くことができる
- 作りたいものを作れるようになる
プログラミングでは、ある動作を生み出すのに必要な要素を洗い出し、要素の順番を考えながらプログラムを構築する力が必要になります。想定外の動作となれば、原因を追求し要素を訂正したり削除したりしながら、もっとも無駄のない工程を探さなければなりません。
会話にあるように、プログラミングを通して論理的思考力や問題解決力を育てられます。また、難題に出会っても地道に問題を解決しようとする粘り強さや課題に向かう際の集中力なども養われるでしょう。
プログラミングを習得すれば、実力次第で黒糖教育を受ける前から、ロボットを作ったりアプリの開発をしたりできるようになります。また専門教育を受けて社会デビューするにしても、プログラミングスキルがあると就職も有利になるでしょう。
そして、プログラミングを習うことで今までは人に頼っていた「制作物」を自分の力で作れるようになります。そのほか、不便さを感じるプログラムを修正して自分が求める動作を実現させられるなど可能性が広がります。
ダンス
ダンスも時代にマッチした習い事といえるでしょう。プログラミングと同様に、20年ぐらい前は少ないか存在していなかった習い事かもしれません。あったとすればバレエでしょう。
ダンスは2012年から中学校体育で必修化されました。またTikTokなどの動画サイトでダンス動画をアップするのも若者の間では一般化しています。
このような背景もあり、わが子にダンスの能力を磨いてほしいと思うママさんやパパさんは意外に多いかもしれません。
音楽に合わせて全身を使いながら踊るダンスは、子どもたちの身体機能を高めたり精神的な充足感を味わえたりするなどメリットの大きい習い事といえるといえるでしょう。
その他いろいろ
その他にもさまざまな習い事がありました。たとえば「武道」「体操」「料理」「水泳以外のスポーツ」「学習塾」「バイオリン」「そろばん」などです。
剣道や柔道などの武道、体操は、今でも人気があるでしょう。国内で大会がたくさん開催されており、道場やクラブ経由で各種大会に出場できます。
たとえば、料理の世界に興味ある子どもは「将来パティシエになりたい」「パン屋さんになりたい」などの夢をかなえるため、ママやパパに教えてもらったりスクールに通ったりして料理コンテストに応募するかもしれませんね。
サッカーや野球、卓球などのスポーツについても、プロやオリンピック選手になるのを夢見て練習に通う子どももいるでしょう。
そのほか、勉強ができるようにと学習塾に通ったり、音楽好きであればクラシック楽器を習ったりする子もいます。
最後のそろばんはどうでしょう。「今は電卓で簡単に計算できるのに、そろばんにわざわざ通わせるの?」と疑問に思うママさんがいるかもしれませんね。
ただ、そろばんには、数字の計算をイメージできるようになったり、脳の発達が促されたりするなど大きなメリットがあります。
この良さを知っている親御さんは、今の時代だからこそ、子どもにコンピュータを駆使する側の人間として数学的感覚をもち続けてほしいと願っているのでしょう。
このようにそれぞれに「習い事をさせる意味」があることがわかりますよね。
ちなみに、このランキングは「今後やらせてみたい習い事は?」というテーマで聞いているため、今やっている習い事については省かれています。
しかし、「今やっている習い事は?」というランキング結果と、ほぼ同じになっているのも事実です。やはり「水泳」「英語」「ピアノ」などは習い事の定番となっており、これら3つを同時に習わせている(習わせたい)親御さんもいることでしょう。
習い事をさせるのはOK!しかし…
さまざまな習い事がありますが、どの習い事であれ、子どもの体力・知力・感性などを育てます。テストの出来具合、タイム、勝敗、賞の獲得など、目に見える結果もあれば、目に見えないものもあります。
たとえば、心の基礎となるもので、自尊心や自己肯定感、自信などの「自分に関する力」、思いやりや社交性、協調性などの「人と関わる力」です。これらは、子ども時代に身につけおきたいスキルといえるでしょう。
しかし、ここで注意すべき点があります。とかく習わせている大人側の目線は「目に見えるもの」で良し悪しを決めてしまいがちです。ただ、点数や結果のみに目を向けすぎると子どもは親のそうした気持ちをキャッチしてやる気を失ってしまいます。
つまり、習わせるメリットとよりデメリットの方が大きくなるリスクもあるのです。自尊心を失わせるようなさせ方はよくありません。基本、内面の成長にプラスになるようなサポートを常に心がけるようにしましょう。
まとめ
ここまで「今後やらせてみたい習い事は?」というアンケート結果をお伝えしました。いかだでしたか?
ところで、英語を習わせたいと考えている人は、プログラミングとどちらを取るかで悩みそうですよね。グローバル化に備えるのかAI時代に合わせるのか、といったところでしょう。
もちろん、余裕があればどちらでも習わせてあげたいと思うでしょう。ただ、時間やコスト面での課題もあるかと思います。
この場合、子どもの「習ってみたい」気持ちを優先しましょう。あるいは、プログラミングスクールなどに通わせて、自宅で英語学習をしてみてもいいですね。