こんにちは!ミライコイングリッシュ運営事務局です。
子どもの英語学習に動画教材を使うことはあるでしょう。ただ、「自宅で視聴させるだけで効果があるのか」とモヤモヤした気持ちになっている人がいるかもしれません。
動画教材を活用するメリット
ところで、英語の動画教材を活用すると、言語習得にどのようなメリットがあるのでしょう。考えられるメリットとして次の3点が挙げられます。
- 英語の発音やリズム感を養える
- 視覚や聴覚情報で理解を補える
- 楽しみながら学習を続けやすい
CDを使って歌やチャンツ、フォニックスなどを学ぶことはできますが、視覚情報が加わることで、さらに理解しやすくなります。
また、子どもが楽しみながら学べるため、英語学習を習慣化させやすい点もメリットの一つといえるでしょう。
このため、英会話スクールでもスクール監修のCDやDVDをセットで教材提供をしているところもあります。
動画教材だけじゃ足りない?
動画教材による英語学習にメリットがあるとはいえ「やっぱり足りない気がするから、英会話スクールに通うわせた方がいいかも」」と思い、検討を始めている人もいることでしょう。
もちろん、子どもを英会話スクールに通わせたうえで、映像教材も利用していく余裕のある親御さんは悩む必要はないかもしれません。ただ、「どちらか選びたい」と思う場合、動画教材のメリットを知っておきたいですよね。
最初に結論をお伝えすると、英語の動画教材で英語力を向上させるのは可能です。もしかしたら、週1回だけ英会話スクールに通うより効果を感じるかもしれません。
その理由に、英語の学習時間を増やしつつ習慣化につなげられる点が挙げられます。たとえば、YouTube動画で学べば気軽に英語に触れられるため学習習慣を身につけやすくなります。
会話にあるように、習慣化がきちんとされた方が学習内容をしっかり定着させられます。たった10分でも継続して学習した方が、英語のスキルも向上するのです。
これを裏付ける研究として、エビングハウスやウォータールー大学の忘却曲線が参考になります。
会話にあるように、レッスン直後に復習したりくり返して学習したりする習慣がなければ、週1の通塾さえ無駄になってしまいます。英会話スクールに通うとすれば、復習の時間をとるのは忘れずにいたいですね。
まとめると…「動画教材だけじゃ足りない?」の回答としては、「毎日続ければ足りないことはない」となり、「英会話スクールに通った方がいい?」については、「週1だけでは意味がなく、復習を必ずすることが大切」といえるでしょう。
私:さらにいえば、子どもがお気に入りの動画視聴を1日60分、しかも毎日続ければ1年で365時間!
ママ友:3年で1000時間を超えるわ。ちなみに、英会話スクールに通うだけでは20年かかる計算!
「継続は力なり」。毎日継続して英語の動画教材に触れることができれば、それだけでも「基礎的な教育はバッチリ!」となるのも可能なのです。
少したとえが良くないかもしれませんが…子どもの脳をバケツにたとえるとすれば、そこに水をどんどんためていくと…いずれ水はあふれ出します。そのイメージで、子どものなかでインプット量が充足されれば英語を話し始める瞬間を得られるのです。
大切なのは、英語を学ぶ習慣
英語を習得するには、前章までお伝えしたように学習の継続時間が重要です。つまり、習慣化。さらに習慣化させるには、子どもが学びやすく、楽しみながら続けられるかがポイントになるでしょう。
DVD化された市販教材も含めて、Youtubeの無料動画でも構いません。とにかく子どもが何度も視聴したくなるような動画を選んでオールイングリッシュの時間をつくる努力が必要になります。
習慣化は、毎日の歯磨きのように「しないと落ち着かない」状況になること。たとえ10分でもいいので、動画の視聴時間を設定することで、少しずつ英語の要素を覚えていけます。
また、次の点を念頭におくと習慣化させやすいでしょう。
- 簡単な内容から始める
- 短時間でもいいので週4回は続ける
- 約2ヶ月はとにかくやり続ける
これらは、ロンドン大学やビクトリア大学の研究から導き出したポイントです。被験者に習慣化に関する行動をしてもらって経過を見たところ、上記の3点が習慣化に必要な要素と分かりました。
はじめから2000時間(英会話ができるようになるのに必要な時間とされる)を目標にすると、挫折してしまう可能性があります。つまり、スタート時は”小目標”として「まずは2ヶ月少しでもいいから英語の時間をつくろう」と考えるのです。
大切なのは、目の前の子どもの様子をしっかり見ること。子どもの様子をみながら目標値を調整することでやる気を持続させられます。
工夫しながら習慣化をめざすと、いつのまにか「やるのが当たり前」となり、英語に対する抵抗感も軽減できるでしょう。親が子どもの英会話の上達を認めたりほめたりすれば、モチベーションも上がり英語を好きになる確率も高まります。
オールイングリッシュが当たり前になれば…
毎日の「オールイングリッシュタイムby動画教材」が当たり前になれば、子どものリスニングや理解力も徐々に向上していきます。自信もきっとついていくでしょう。
しかし、オールイングリッシュの世界に慣れていなければ、小学校入学後いきなり授業で「オールイングリッシュ」に触れると圧倒されるだけで「全然わからない」「困ったなあ、英語は難しい」と思う子どもがいるかもしれません。
つまり、幼児期に「動画教材を使いながら学習させるのは意味がない?」と不安がる必要はなく、むしろ必要なことだといえます。
しかも、動画教材を視聴させるのは、子どもの英語に対する抵抗感を減らすのに役立ちます。日本人にありがちな「間違ってはいけない」という強迫観念をもたずにすむためです。
動画のなかで「〇〇言わなければならない」「〇〇しなさい、できないとだめ!」と子どもに話しかけるキャラクターはいませんよね。「楽しみながらやれる」「失敗しても怒られない」のが動画教材のよさといえます。
「見っぱなし・見せっぱなし」については、賛否両論があると予想できますが、それは親が子どもにすべて任せてしまっている場合に起こりうる話です。親の支援や管理が行き届いていれば、子どものリスニング力にもプラスの効果を与えるでしょう。
このように、英語へのアレルギーをなくすために、動画教材を活用するのは英語学習にメリットがあるといえるのです。
子どもの脳はとっても柔らかく、スポンジのようにどんどん吸収していきます。だからこそ、内容については吟味しなければいけません。その点に注意すれば、動画教材を使うのはOKなのです。
動画教材を使うときも「親子で一緒に」
ちなみに、英語の学習時間を継続して日常生活に取り入れていくには、「親子で一緒に英語を学ぶ」姿勢が大切です。
親子で学ぶことによって、子どもは安心しながら英語学習に対する意欲を高めていけるでしょう。逆に「見っぱなし・見せっぱなし」はよくありません。
動画教材を使う際に、親子で一緒にやった方がいい理由をまとめると次のようになります。
- 子どもが安心感をもてる
- 子どもが親に質問できる
- 子どもが親の愛情を感じられる
- 親が子どもの興味を知ることができる
- 親が子どもをほめてあげられる
このように親子それぞれにメリットがあると考えられます。子どもがみずから学べるようにするためには、最初は上手にサポートする必要があります。
仕事と家事などをこなしつつ、育児もせなばならない…。人によりますが、英語に対する抵抗感が大きければ大きいほど、負担感は大きくなります。
常に親子で学ぶ時間をつくるというより、ときどきは子ども一人で動画を観させるのはOK!。大切なのは、心にゆとりをもって子どもと一緒に楽しめる時間をつくることなのです。
「今日は無理だな~」と思えば、子どもに「今日は1人で挑戦してみようか、あとで、こっそりママに教えてね」と伝えてみましょう。
では、ここまでのことをおさらいしていきます。
まとめ
英語の動画教材を使えば、英語の発音やリズム感を覚えるだけでなく、視覚情報が加わるため内容理解がしやすくなります。また、親子で一緒に視聴するのは、子どもに安心感を与えます。親の愛情を感じられる機会となり親子関係にもプラスの影響を与えるでしょう。
しかし、親子の時間をとる際に無理をするのは逆効果。心のゆとりがあり、ゆったりと視聴タイムを楽しめることが条件です。「今日はちょっと、無理だわ」と思うときは、お休みしたり子どもが一人で動画教材を見たりする時間があっても構いません。
また、英会話スクールに通う前に、動画教材を活用して「英語との触れ合いタイム」を始めるのは、学習の習慣づけの準備段階としても有効です。
「英語が楽しい!」と思える時間をつくのが大切!。いきなり1時間単位で毎日視聴することを目標にせず、最初は5分からでもいいので始めてみませんか。