幼児英語の疑問解消コンテンツ

日本人の話そうとする英語は◯◯過ぎるからいけない

日本人の勤勉さや完璧主義がアダになっている?

突然ですが、あなたは日本人のことをどう思っていますか?日本人の良いところを挙げていきましょう!と言われたら、どんなポイントに注目するでしょうか?

まず、日本人はとても「親切」ですよね?お財布を落としても、ちゃんと警察に届けられていて、中身までしっかり戻ってくる国なんて、世界の中でも日本くらいではないかと言われています。

そして、日本人はとても「勤勉」です。向上心があり、真面目に勉強することを厭わない国民性だからこそ、戦後から様々な文化が急激に発展していったのでしょう。

そしてそして、もう1つ。日本人は「完璧主義」なところが非常に魅力的です。

電車やバスが時間通りに来ることなんて、日本では当たり前ですが。世界の中で、そんなに正確に公共交通機関を運行させている国って、実は日本くらいなんですよ!

また、メイドインジャパン品質の商品は、世界的にクオリティが高い!と大評判になっています。細かいところにまで良く気がつき、繊細な神経を働かせて完璧な仕事をしようとする日本人の気質は、我々の誇りですよね!

しかし。そんな完璧なはずの日本人は、なぜか英語学習がとても苦手です。

街で外国人に道を尋ねられた際、臆することなくペラペラとコミュニケーションを取ることのできる日本人はごくわずかでしょう。有名な大学を出ている賢いはずの人でもそうなってしまうのは、とても不思議なことです。

外国人
外国人
アー、ミチヲ、
オシエテモラエマセンカ~?
私
アー、アー
OK!OK!
息子
息子
・・・

この漫画のママさんも、道で外国人に突然道を尋ねられてしまい、かなり焦っている様子。我が子に英語学習を頑張ってもらっているのに、自分自身はあまり英語が話せないのでしょう。こういうシチュエーションって、実は意識の高いママさんに「あるある」なことだったりします。

英語に対するコンプレックスがあるからこそ、「我が子には同じ思いをさせたくない!」と、英語学習を必死て頑張らせようとしているパターンも多いようです。

私
子どもが見てる・・・!
いいとこ見せなきゃ!
息子
息子
・・・

1人で歩いている時に海外の人に道を尋ねられたら、それほど緊張もせず、リラックスして話せたのかもしれませんが、子供が見ている前で、となると恥ずかしいところは見せられませんからね!それでこのママさんは、余計に言葉が出て来なくなってしまったのかもしれません。

私
If you go straight on this road・・・
外国人
外国人
・・・
私
(えーっと・・・
なんとかして文章を続けなきゃ!)

結果、漫画のママさんは、終始タジタジのしどろもどろ状態になってしまっています。どうにか知っている単語をつなげようと頑張ってはいるものの、スムーズに文章を組み立てることができず、思考がもうストップ寸前!のようですね。

ママ友
ママ友
そんなに頑張って
長く話そうとしなくても大丈夫よ!
私
・・・

正しい英語じゃなくても通じればOK!どんどん話そう

どうしてこのママさんが英語で道を尋ねられた瞬間、しどろもどろになってしまったのか。その理由は、「長い文章で美しい英語を話そうとし過ぎているから」です。「そういえば」と思い当たるところがある人も多いのではないでしょうか?

ママ友
ママ友
日本人の多くは
ママ友
ママ友
英語を話す時、長い文章じゃないといけない!
ママ友
ママ友
・・・という風に、無意識のうちに無理をしてしまいがちなの

英語で話す時も、文章を書く時も、日本人はそのままお手本として教科書に載せられるような、完璧な英語を話さなくてはいけない!とプレッシャーを感じてしまいがち。ぶつぎりの単語をただ話すだけでも、意味が通じればそれでいいのに、「恥をかきたくない!」とか「完璧でないと笑われそう!」という思考がついつい働いてしまうんですよね。これはもう、日本人の脳にDNAレベルで組み込まれている性質と言ってもいいかもしれません。

私
確かにそうかも!!!
私
短いと恥ずかしい・・・とか
私
完璧に話さないと・・・みたいな
私
変なプレッシャーがあるのかなぁ

日本の中でも、大阪エリアで育っている人などには「お笑い」のDNAが組み込まれていたりするので、たどたどしい英語でも、かえってそれを笑いに変えるくらいの勢いで、自信を持って堂々と話せるケースが。ただ、多くの日本人は、シャイで臆病で引っ込み思案。おまけに完璧主義なので、英語を話そうとしても喉元でストップが掛かってしまいがちなんです。

日本人はとても優秀な頭脳を持っているのですが、英語は「間違っていてもいいから、どんどん話す」タイプの人が素早くマスターできるという性質を持っている教科なので、皮肉なことに日本人との相性があまり良くないんですよね。

ママ友
ママ友
短くても、間違っててもいいから身振り手振りを交えて、どんどん話していくのが上達のコツよ!
私
ヤッテミマース!
外国人
外国人

日本人の中でも、英語が得意な人って、実はあまり日本人ぽくない性格をしていると思いませんか?「そう言われてみれば、そうかもしれない」と思い当たるフシがあるのでは?秀才タイプで、いつも机に向かっている人より、活発で外へ遊びに行ってばかりいるような子の方が、英語を話せそうなイメージがあるでしょう。

というわけで、英語を素早くマスターしようと思うなら、間違っていても、笑われても構わないから、どんどん話して話して話しまくることが大切。短いセンテンスで充分ですし、単語をつなげるだけでもいいので、とにかく口数を増やしていきましょう!失敗しながら上達していくのが英語学習の特徴なんです。

英会話の相手がいない場合はどうする?

ただ、そのためには英語で会話することのできる相手がいないと、ですよね?近所にネイティブな英語を話せる外国人さんがいる場合は、とてもラッキー!日常的にちょっとした会話をしてもらうことで、次第に英語脳を育てていくことができるでしょう。しかし、知り合いに外国人が1人もいなかったらどうすれば良いのでしょうか

「間違っていてもいいからどんどん話そう!」と思っていても、さすがに会話する相手が誰もいなかったら、結局英語を口に出す機会は増えていかないでしょう。親子で英語によるコミュニケーションを取ってみるというのも悪くない手段なのですが、日本人同士だと、あまり進展がないかもしれませんよね。

そこで。せっかく最先端の環境を気軽に整えることのできる時代なので、余裕がある人はネットでネイティブな外国人との出会いを求めてみるといいでしょう。英会話教室に通うのもアリですが、ちょっとアンテナを張れば、お友達として無料で英会話の相手をしてくれる素敵な外国人さんに出会えるかもしれませんよ!

今は、SNSなどを使って世界中の人と簡単につながることができる時代なので、是非、探してみてくださいね!ただ、子供にそれを任せてしまうと、ちょっと危ない人と繋がってしまう可能性もありますので、そのあたりのコントロールや管理は、ママさんパパさんがしっかり行うようにしてあげてください。

英語がとっさに出てこないのは当たり前、と切り替えよう

「それにしても、中学、高校と英語を勉強したはずなのにどうしていざというときに英語がしゃべれないんだろう?」、こんなふうに思ったことがある人は少なくないでしょう。確かに、学生時代にちゃんと英語を勉強してきたのに、道で英語で話しかけられたときにぱっと英語が出てこないというのは、日本人あるあるですね。

でも、それは無理もないことです。今は小学校でも英語の授業が必須化されて、会話を中心とした英語教育に力を入れるようになってきましたが、これを読んでいるお父さん、お母さんが学生だったころは、英語の勉強と言えば読み書きが中心だったはずです。一生懸命単語や構文を覚えて、文法の穴埋めや長文読解ができるようになっても、英語がしゃべれるようにはなりません。

言葉は「聞いて話す」もの。それなのにリスニングやスピーキングを重視しない教育を受けてきたのですから、英語が喋れなくても当然なんですよ。

でも、外国の人たちって、母国語が英語じゃなくてもちゃんと英語をしゃべっているイメージがありますね。それは、日常生活の中で母国語以外の言葉を話す機会が多いから、です。

例えばヨーロッパは日本より国土のせまい国がたくさん集まっています。通貨が統一されていたり、パスポート無しで国をまたいで行き来したり、ヨーロッパ以外の地域からたくさん観光客が来たりと、自分の国以外の人と接する機会が多い環境にいるのです。

また、日本に住んでいる人はみんな同じ民族で、日本語を話す人、という感覚は日本人だったらふつうに持っているものですね。でも、日本のように単一民族、単一国家の国は、実は世界にそれほど多くはありません。

ご存じのとおりアメリカは多民族国家ですし、ヨーロッパには多数の移民の受け入れをしている国もあります。フランスは、移民の割合が国民の10%を超えています。同じ国の中でも、自分のしゃべっている言語が通じないという状況が、日本に住んでいる私たちとは比較にならないほど多いのです。

母国語以外でちがう国の人とコミュニケーションをとる場合、英語を使うことも多いでしょう。また、英語を使わなくても、母国語以外の言語で話すことに慣れていると、「外国語脳」なるものが鍛えられるのは確かです。それが、英語を話すときにも力を発揮していると言えます。

言い訳をするわけではありませんが、日本人が英語を話せないのは仕方のないこと。そんなに自分を卑下する必要はありません。「しゃべれるようになりたいな」という気持ちがあれば、英語の勉強はいつでも始められます。ミライコイングリッシュでは、お子さんと一緒に楽しく英語を学べますよ!

まとめ

チェックポイント!
  • 日本人はすぐに長い英語の文章を話そうと頑張ってしまう傾向がある
  • 文章は短くても間違っててもイイ!とにかくどんどん話すことが大事!

では、この記事でお伝えさせてもらったことを、最後にあらためてまとめていきます。

日本人にとって、完璧主義である気質はとても誇らしいことです。その気質があるおかげで日本製の商品は高いクオリティを保てていますし、公共交通機関は時間通りに運行をしてくれます。

しかし、英語をマスターするにあたっては、「完璧主義」はアダとなってしまうことも

外国人と会話をする時、日本人がすぐしどろもどろになってしまうのは「長いセンテンスで完璧に話そう」と無理をしてしまうからです。恥ずかしい思いをしたくない!その場にいる人に良いところを見せたい!といった思いから、日本人はついつい必死で頑張ってしまいがちなのですが、この性質は多少なりとも改善をしないと、英語の能力をレベルアップさせづらくなってしまうでしょう。

間違っていてもいいから、身振り手振りを使って、短いセンテンスでどんどん話す!とにかく話して話して話しまくっているうちに、なんとなく英語が解ってくる!そんなステップを歩んでいけるよう、是非、ママさんもパパさんもお子さんも、気持ちを切り換えてみてください。間違っていたっていいんですから、きっと今よりも気が楽になるはずですよ!

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ミライコイングリッシュ編集部
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