英語はゆっくり喋った方がいい?早く喋る方がいい?

英語上達のカギは「会話」に重点を置くこと

小さいお子さんの英語学習に対して、高い意識を持っているママさんパパさんは、「話すこと」「会話」「コミュニケーション」に重点を置いて考えているのではないでしょうか?

それは、大正解です!

本題に入る前にここで少しだけ、英語学習における「話すこと」の重要性について解説させてください。

日本では長いこと、教科書を使った、知識を詰め込む系の英語教育が行われてきました。単語帳を使って単語を覚え、SVOCなどの文法を暗記し、筆記のテストでできるだけ高い点数を取ることを目標に頑張って来た人が多いはず。しかし、その学習法がメインとなっていた弊害で、我々日本人は結局、英語を流暢に話すことができない大人を量産してしまったんですよね

諸外国で英語の能力が飛躍的に伸びている国では、幼少期の会話によるコミュニケーションを重視している傾向があると調査結果にハッキリ現れています。つまり、話すことを重視していれば、言語をマスターするスピードも必然的にアップするんです。

英語はゆっくり話すのがオススメ!

さてさて、ここからが今回のテーマの本題。

英語って、はやく話した方がいいの?それとも、ゆっくり話す方がいいの?という問題についてです!

ネイティブの人が話す英語をリスニングをしていると、「あんな風にペラペラ喋りたいな!」という思いが先行し、真似をしてスピーディーかつ滑らかに話そうと頑張る人も多いでしょう。

しかし、初心者のうちは、ゆっくり話すことをオススメします。1つ1つの発音を確認するように、たっぷり間をとって話しましょう。それだと「英語っぽくない!」と感じるかもしれませんが、ゆっくりと綺麗な英語を話せるようになって初めて、スラスラと早口な英語を話せるようになるというステップがあるのを忘れないでください。

ゆっくり英語を話そうとすると、「英語っぽく聴こえないんじゃないか?」という不安以外にも「発音のアラが目立ってしまうのでは?」という不安があって、ついつい急いで喋ってしまいそうになるかもしれませんね。

そんな時は、ピアノやギターを練習する様子をイメージしてみてください。楽器を習ったことがある人ならよりわかりやすいかもしれませんが、難しい曲を練習する時って、必ず最初はゆっくりから練習するんですよね!

そうして指に動きを覚えさせてから、徐々にスピードをアップさせていくのが一般的な練習方法です。最初から早く弾こうと頑張っても、上手には聴こえませんし、なかなか上達もしていかないんですよ!

英語は早口という先入観は捨てよう!

英語ってそもそも早口で喋るイメージがありますよね。たとえば『キラキラ星』の曲を思い出してみてください。

日本語で歌う場合、節回しは「きらきらひかる、おそらのほしよ」という感じで、1つの音に1文字を乗せていきます。つまりこの2小節で使われる文字数は、7文字と7文字で14文字です。日本語の曲の多くは、このように1文字に1音をあてがって歌われるので、比較的スローペースで聞き取りやすいんですよね。

それに対し、英語の場合は、同じフレーズで使われる歌詞がtwinkle, twinkle, little star, How I wonder what you are!」です。「えっ!?」という感じで、思わず面食らってしまいそうになりますよね?「1つの音に一体、いくつの文字を詰め込むの!?」と目を疑ってしまうくらい、とにかくギュッとしています。これが英語の特徴。だからこそ、日本語を話す時よりも、なんとなく「早口で話さなくちゃ!」という気がしてしまうんですよね。

しかし「英語=早口で話すべき」という先入観は、やはり捨て去ってしまいましょう!子音の1つ1つまでハッキリと聞き取れるくらい、ゆっくりゆっくり話しているうちに、だんだん発音が上手になってきますよ!

はやる気持ちがあるのはわかりますが、せっかくなら、本当に美しい、ネイティブのような英語を早く話せるようになりたいですよね?だったら、急がば回れです。ゆっくりゆっくり喋る努力を続けていた人の方が、いざスピーディーに話すタイミングが来た時、スラスラと流暢な英語を喋れるようになっているんですよ。

聞き取りの速度を変えられる裏ワザ!

漫画の中のママさんとお子さんは、さっそく1つ1つの文字を正しく発音できるよう、意識を変えて学習を再スタートさせたようです。これは、1年後、2年後、3年後が楽しみですね!

ところで、ゆっくり話したくても、お手本の英語がスラスラスピーディーに喋っていると、それを真似するしかないから、やっぱりどうしても早口になっちゃいそう!というモヤモヤした不安が出てきた人はいませんか?

最近では、YouTube などの動画サイトを使って英語の学習している人も多いでしょうが、そんな人にオススメのとっておきな方法がありますよ!

それは、動画の再生速度を設定で変えてしまうという方法。つまり、テープを遅回しにするイメージです。

通常、何の設定もしなければ、動画の再生速度は1.0倍。つまり、現実世界で録音したのと同じスピードで再生されるのですが、これを倍の速さにしたり、逆に倍の遅さにしたり、その中間くらいの速度に設定したりと、実は微妙な調整を行うことが可能なんです。

そういえば、そんな機能があるのを知ってた!と思い出した人もいるかもしれませんね。設定は誰にでも簡単にできますので、聞き取りやすく、話しやすいスピードに調整してみてください。

また、たまには逆のことも試してみるといいかもしれません!たとえば、ただでさえ早口に聴こえる英語を、さらに倍速で聴いてみるのです。案外、それで慣れてしまうと、普通のスピードの英語がとてもゆっくりに感じられて楽勝!と思えるかもしれませんよ。

まとめ

それでは、この記事でお伝えしてきたことを、最後にまとめておさらいしていきます。

英語は基本的に日本語よりも早口で喋る印象なので、ネイティブの人みたいにペラペラかっこよく喋りたい!という思いがあると、ついつい真似をして早いスピードで喋ってしまいそうになるでしょう。

しかし、初心者のうちは発音の1つ1つを丁寧に行えるよう、ゆったりとしたスピードでハッキリ喋ることをオススメします。それだと、英語っぽく聴こえないのでは?とか、発音のアラが逆に目立ってしまうのでは?と思うかもしれませんが、この基礎練習をやらずにいきなり早く喋ろうとしても、なかなか発音は綺麗になっていきません。

焦らないで、急がば回れ!ゆっくり発音することを心掛けながら、1年、2年、3年と、英語学習を継続していってください。きっと、驚くほどの成果を実感できるでしょう!

聞き取る英語自体をゆっくりしたスピードにして練習したい場合は、動画の再生速度設定を調整してみるといいでしょう。ゆっくりでも充分、英語っぽく聴こえることがわかるでしょうし、耳や舌が鍛えられるはずです。

ときには、逆に倍のスピードで英語を聞き取ってみるのもいいかもしれません。超早口な英語の聞き取りに慣れておけば、普通の速度の英語がゆっくりに聴こえて、一気に上達したような気分になれるかもしれません。

文明の利器をコントロールしつつ、様々な工夫をしながら楽しく英語をマスターしていってくださいね!