こんにちは!ミライコイングリッシュ運営事務局です。
今回は「習い事を途中でやめるのはyあり?なし?」といったテーマで、ママさんたちにアンケートをとった結果について紹介します。
アンケートに答えてくれたのは0~6歳の小さなお子さんをもつママさんたち50人です。
ちなみに、こちらの記事は同じテーマの続編「その2」になります。ぜひ「その1」の結果と合わせてチェックしてみてください。
「あり」のその他の理由、「なし」の理由
では、早速気になるアンケート結果について発表します。
前回の記事では「あり」と答えた78%の人のなかで、多かった回答結果を伝えています。今回は「あり」と答えた人のそのほかの理由と、「なし」と答えた人の理由を中心にお伝えします。
強制をしたくない
「あり」と答えた人のそのほかの理由として寄せられていたのは、「強制することで、ほかの勉強に支障をきたすから」というものでした。たしかに、強制されてイヤイヤながらやり続けるのは、その子に強いストレスがかかります。
学校での勉強だけでなく、そのほか生活全般に対して「やる気」を失ってしまう可能性もあるでしょう。
また、「何事も始めてみなければわからない、適性があるか見極めてから、やめさせるかどうか判断すればいい」といった意見も挙げられていました。
理由によってはやめるのもアリ
そのほか「やめる理由」によってやめさせるかどうか決める、といった意見もありました。たとえば、どうしても辛くて体調が悪くなってしまう場合は、「もうやめさせてもいいかも」と親御さんは思うでしょう。
本人が続けていきたい気持ちであっても、お金が続かなくてやめさせざるを得ないのは、ちょっと切ない気もします。「習得できることはぜうべてした」と感じられたとすれば、習い事の卒業時期に入っていると判断しても自然ですよね。
このように、親子それぞれ、ご家庭の事情によって「やめかた」もいろいろです。また、やめさせる理由、タイミングもさまざまだといえるでしょう。
どんなジャンルも果てしない道
どのようなジャンルであっても「もうこれで終わり!」ということはありません。「世界一のレベルをめざそう!」「100%完璧になってからやめよう」など、それぞれの目標設定で習い事を続けていけます。
オリンピック選手や一流のミュージシャンになる…など目標が高ければ高いほど、続ける必要があるでしょう。順風満帆ではない習い事の道。いつなんどき、「やめたい」と思うかわかりません。
目標を達成するためには、やめたいと思う時期を乗り越えながら進むしかないのですよね。子どもに可能性があるとすれば、親は「いかに続けさせるか」についても頭を悩ますことでしょう。
ここからは「習い事を途中でやめるのはあり?なし?」という質問に対してキッパリ「なし」と答えたママさんの気になる回答結果をお伝えします。
「なし」と答えた、その理由についてです。ぜひ通してお読みください。
中途半端に終わらせたくない
もっとも多かった理由は「中途半端が一番よくないから」というものです。よほどの理由があったとすればやめさせるのは「あり」かもしれません、が、「一度始めたことを簡単にやめさせたくない」というのが親の本音なのでしょう。
習い事だけでなく、生活していればいたるところで「うまくいかない」ことはあります。大人になればなるほど、そうした経験は多くなり、ときに泣けるほどの苦痛を味わうこともあるでしょう。
しかし、その都度「つらいから」といった理由で投げ出してしまえば、身につくものも身につかない!と考える親御さんがいても普通ですよね。
何かのスキルを身につけるのは簡単なことではありません。勉強もしかり!。親はそれがわかっているからこそ、水泳・ピアノ・英語などの習い事を一旦させれば、できる限り長く続けてほしいと思うのです。
本人が始めたことだから最後までやり抜かせたい
習い事を始める場合、親がさせたいと思ってスタートする場合もあれば「子どもが習いたい」といったことがきっかけで始める場合もあります。この場合、本人の意志で始めたのであればなおさら「簡単にやめさせたくない」といった思いが強くなるでしょう。
ちょっと先生に叱られたり、自分が思っているようにできなかったりする度に「もうやめる!」という子どももなかにはいます。そのとき「あなたが決めたことでしょう」と親が子どもに伝えれば、子どもはなんとか前進するかもしれません。
小さな子供が「一旦自分で決めたことを途中でやめるわけにはいかない」と強く思うケースはまれでしょうが、それでも「すぐにやめる!」といった言葉を発するケースは少なくなると思います。
その他の理由
そのほか、理由が「なまけ」だったら絶対にやめさせない!という意見もありました。
また、「それまで費やしてきた時間が無駄になってしまうから」という理由もありましたよ。時間もそうですし、お金もそうですよね。
しかし、習い事をやり続けても苦痛を味わったりトラウマになったりする可能性が高ければ、「そのまま続けることに意義あり」とするのは難しいでしょう。投資した分を回収できるまでがんばりなさい!といっているのと同じで、子どもには酷なこと。
ただ、教育投資については、目に見える成果を数字で図ることはできません。子どもの中に見えない形ですが、プラスの要素が残っていると判断できる場合は、理由や時期次第で「やめる」ことも選択肢に入れてみてもよいのではないでしょうか。
たとえば、次のような要素が子どもの姿から見て摂れる場合です(スイミングの場合)。
- 子どもが水泳を好きになった
- 水に顔をつけられなかった子どもが泳げるようになった
- 目標に向かってガンバルことを学んだ
- 新しい友達がつくれた
- 先生と親しく話ができるようになった
書き出してみると、思っている以上にプラス要素があることに気づくでしょう。お金や時間を費やして子どもの成長を確実に感じるのであれば、習い事をさせて無駄であったとはいえないのです。
人間関係のが悪いと逆効果
最後に紹介する意見としては、「人間関係が悪化しているのであれば、それはやめた方がいいのでは」といったものです。
なまけたいばかりに、なんとなく「やりたくない」と子どもが言うようなら、それは考え者です。
ただ、習い事先でまったく気の合わない先生に教わったり、乱暴な友達に嫌がらせを受けたりする場合は、子どもの成長にマイナス要素となります。早めに習い事先に相談するか、やめさせるかの処置をとるのが賢明でしょう。
さて、ここまで紹介した結果についてあらためておさらいをしましょう。また最後にお伝えしたいこともありますので、どうぞ最後まで確認してくださいね。
おわりに
今回は「習い事を途中でやめるのはあり?なし?」といった質問に対する「あり」「なし」それぞれの理由を見てきました。
「やめるのはあり」と回答した人は次のような理由を挙げていました。
「やめるのはあり」と回答した人の理由
・好きでないことを続けても意味がない
・強制的にさせるのはよくない
・挑戦させてみたのであればそれで意味がある
逆に「やめるのはなし」と回答した人の理由としては次のような内容になります。
「やめるのはなし」と回答した人
・自分でやると決めたことを簡単にやめてはいけない
・継続は力なりだから
・嫌なことからすぐ逃げる癖をつけさせたくない
「あり」「なし」にかかわらず、実はいずれも納得の理由として受けとれますね。
親は子どもに習い事をさせる場合、メンタル的な強さを身につけさせたいと思っています。このため、継続や忍耐力などの”がまんさせる”部分を求めるケースが多いといえます。
”がまん”に対する温度差が「やめるのはありorなし」に影響しているようです。
一定の”がまん”、つまり「何か課題にぶつかったときにみずから乗り越えられるかどうか」は、子どもが主体的にやろうと決めたことなのかどうかにもよります。また、親が習い事をさせた場合でも、子どもが最終的に「やめるかやめないか」決めるようにした方がいいでしょう。
子どもがやめないといっても、習い事に通う子どもの様子を見て「これは精神的に悪影響を与えるだろう」と判断する場合は、親がやめさせる勇気も必要です。実際は判断が難しいところですが、親子で解決が難しい場合は、人に相談することも念頭におきましょう。
以上、「習い事を途中でやめるのはあり?なし?」に関する情報をお伝えしました。少しでもお役に立てれば幸いです。