ミライコイングリッシュでは、0~6歳までの小さなお子さんをもつママさん50人に、お子さんの英語学習や、そのほかの習い事に関するアンケート調査をおこなっています。
同世代のママさんたちのリアルな気持ちや体験を知る貴重な機会ですので、ぜひ参考にしてみてください。
習い事についての悩みを解決したい人へ!
今回のテーマは習い事についてです。読者の皆様は、お子さんへ英語を教えている方々が多いかと思います。英語以外にも、スイミングやプログラミング、ピアノなどの習い事に通わせている場合もあるでしょう。
あるいは、これからお子さんに「どんな習い事をさせようか」「いくつくらい習わせられるかな」など、習い事に関するさまざまな悩みをもっているかもしれませんね。
ほかの家庭での取り組みについて知ることができれば、より良い「習い事選択」が可能になるでしょう。
そこで、今回は「習い事に関するアドバイスはありますか?」といったアンケートをとった結果についてお伝えします。これから習い事をさせようと考えているママさんやパパさんにとって有益な情報となると思います。
ぜひ最後まで読んでご確認ください。
無理のない範囲でさまざまな経験をさせてあげて
アンケートのなかで多かった回答内容は「無理のない範囲でいろいろな経験をさせてあげてほしい」といったものでした。
大人になると自由な時間は制限されますし、新たな挑戦をする気持ちも子どものころと比べてしぼんでしまう可能性があります。また、感性の豊かな子ども時代に、できるだけ多くの経験をするのは、人間的な成長のうえでも欠かせない要素です。
同じものを子ども時代や大人時代にする場合、その感じ方や吸収量はまったく異なるでしょう。つまり、子どもの方が、学びをより深く、広く取り入れられると考えられます。
ただ、これも「無理のない範囲で」おこなうことが重要です。あれもこれもと習い事をさせては、子ども自身が疲れ果ててしまい、学習効果を低めてしまうでしょう。
また、ママさんやパパさんにとっても経済的、時間的、精神的なストレスになる可能性があります。よその家庭で〇〇を新たにさせていると聞けば、それをさせる…ような状況に陥れば親子の負担は増すばかりです。
のんびりやさんの子どもに、複数の習い事をさせて毎日急かすような状況が続く場合、親子関係にもひびが入ってしまうでしょう。これでは、お子さんのやる気や良さもなかなか引き出せません。
習い事をさせる場合は、「お子さんが心から楽しめて、親御さんの気持ちもポジティブなものであるかどうか」は重要なポイントですね。
幼いうちに習い事をさせてあげて
続いてのアドバイスは「小さな時期だからこそ、ぜひ習い事をさせてみて」といった意見です。子どものころに興味をもってやり始めたことは、大人が学ぶ以上の効果を発揮します。
子どもの脳は乳幼児期でぐんと伸びるため、その時期に適切な刺激を与えたほうが、脳や心の発達に良い影響を与えるでしょう。
ミライコイングリッシュのブログ記事を読まれている方々は、英語教育を取り入れているかと思います。その理由はおそらく、幼児期のほうが英語の音やリズムを吸収しやすく、自然と言葉を覚えていく力があることを知っているためでしょう。
失敗をしたとしても小さいころであれば、割と気にせず手直しをして次のステップに進めます。楽しい環境で学ぶことを通じて、コミュニケーション力も少しずつ身につけられるでしょう。
小学校以降の英語学習が始まっても、物おじせずネイティブのALT講師に自分から話しかけるかもしれません。
このように、小さいころから始めた習い事はお子さんに自信をもたせ、ポジティブな姿勢を養うためにも大切かと思います。「小さいころだからこそ」という理由付けは、やはり多くの人が共有できる見方、考え方ではないでしょうか。
習い事は親でなく子どもがやりたいものを
続いて多かったアドバイスは、親御さんがやらせたいものではなく、お子さんがやりたいものをやらせてあげて…といったものです。
習い事をさせる際にありがちなケースが、親が昔やりたくてもできなかったものを子どもにさせてしまう場合です。あるいは、親がやっていって良かったから、わが子にも同じものをさせようと思うケースも当てはまります。
もちろん、こうした親の思いや考え方がすべて悪いというつもりはありません。ただし、半ば強制的にさせたり、子どもが嫌がっているのに無理やり継続させたりするのは避けたほうがよいでしょう。
小さいお子さんが、自分自身のことを良く理解しているとは限りません、親の観察力でお子さんに一番合うと思う習い事をさせるのは重要な視点でしょう。しかし、そうであっても、物事を客観的に捉えたり、子どもの立場になって考えたりする姿勢は常に念頭におきたいですね。
お子さんが本当にやりたいものを、まずはさせてみることが大切です。たとえ上手くいかないとしても、親御さんが「時間やお金が無駄だった」とは思わないようにしましょう。子ども自身に異なる経験をさせたことを評価するのです。
お子さんが「こっちはやっぱり合っていなかったみたい、今度は〇〇をやってみようかな」と自由に考えて挑戦するほうが、自分のことを理解するうえで役立つのではないでしょうか。
大きくなってから「自分が何をしたいのかわからない」となるよりも、小さいころにさまざまな経験をさせるのは、最終的に「ぼく(わたし)は〇〇が好きだし得意だ!」とはっきり言える大人になると考えられます。
実は子育てには「正解」といったものがないのかもしれません。試行錯誤しながら正解を少しずつ導き出していく…そうした地道な作業が子育てに必要だと思います。
迷っているなら思いきって習わせてみては?
そのほかの意見としては、お子さんに興味をもたせるよう、お膳立てをしてあげることが重要だという意見がありました。
たとえば、親がものすごく楽しそうにマンガを描いていたら、その子どもは自然とマンガに興味をもつようになるかもしれません。あるいは、ママがおぼつかない指使いでピアノを弾いていたとすれば、お子さんのほうが「自分のほうが上手に弾けるかも」あるいは「もっと上手に弾けるようになりたいな」と思う可能性があります。
少しの工夫でお子さんの心が動くようであれば、試してみる価値がありそうですね。
そのほか、迷っているくらいなら、一度試しにさせてみたら?という意見もありました。
「やらずに後悔するよりも、やって後悔したほうがいい」といった言葉も聞かれます。試しにやってみたら「意外にハマってしまった!」となる可能性もあります。逆に「良いとおもったけど、意外に気持ちが乗らない…」というケースもあるでしょう。
とにかく何事もやってみないとわかりません。やって新たな気づきを得られるほうが、嬉しいですよね。短時間であっても、一度やってみた経験は必ずお子さんの成長につながると信じてましょう。そのほうが、ポジティブになれますよね。
まとめ
今回は「お子さんに習い事をさせてみて学んだこと、アドバイスしたいこと」についてたずねたアンケート結果をもとにお伝えしました。
習い事を新たに始めようと思った方々、あるいは現に習い事をさせているけれど「ちょっと今、子どもが乗り気でなくて困っている」ママさんやパパさんにとって、有益な情報となったでしょうか。
今の習い事がうまくいっていてもいなくても、これから始める習い事が合っていなかったとしても、新たな挑戦をさせてみるのは、お子さんにとって良い経験になると思います。また、ママから「あなたには〇〇が合っているんじゃないかしら」と誘うような感じで言葉かけしてもいいでしょう。
お子さんの様子をしっかり観察しながら、親子で楽しめる要素を見つけてみてください。楽しいこと、うれしいことが積み重ねられれば、お子さんの心もよりポジティブになり、新たな挑戦に向かうことでしょう。