英語学習は焦らず長期戦でいこう!
こんにちは!ミライコイングリッシュ運営事務局です。
親子で英語学習をおこなっている皆さん!最近はいかがでしょうか。順調に進んでいますか?
英語学習は長期戦といえます。一気に習得できるものではなく、毎日少しずつ英語を覚えたり聞き取り&会話を練習したりして身につくものです。
バケツにチョロチョロと水を入れるのにも時間がかかりますよね。英語学習もバケツの水と同様に、目に見える形で”英語があふれ出す”までは継続していくしかありません。
ただ、だからこそ「今のままで本当にいいのかしら?」「いつになったら子どもは英語を口にしてくれるのかしら?」と気をもんでしまうママさん、パパさんがいると思います。
イラストにあるように「うん!うちの子はがんばってるわ!」と自信をもっていえる場合は良いのですが、読者の皆さんのなかには「最近なんだかうまくいってないのよね」と気にしている方もいるでしょう。
「焦らなくていい」とわかっていても、一度学習の進捗に疑問が生じると親として不安になるでしょう。親の不安は子どもに移ってしまうようで、子どものため息や「イヤだ」といったつぶやきがママさんの耳に入ってしまうかもしれません。
こうした「心の渋滞状態」をなんとか解消して、英語教育に対する前向きさを取り戻したいですね。
まずは「英単語を覚える」ことについて解説していきます。
英単語を覚えるための方法って?
英単語を覚えるために、皆さんはどのような方法を使ってきましたか?
ママさん、パパさんの世代であれば「受験のときに英単語帳を使って覚えた」という人もいるでしょう。学校の行き
英語ノートや単語帳を利用してストイックに暗記作業を続けていくのも一つの方法です。ただ、小さい子どもにとってはこうした作業は興味を引き付けるものでもなく、単調で苦痛だと感じてしまうでしょう。
そこで小さなお子さんには、五感を刺激する覚え方をおすすめします。
五感を使うと記憶力がアップする!
五感とは、ご存じのとおり、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚を指します。単語を「見ている」ときは、もちろん視覚を使いますよね。
この際、文字を「見る」だけでなく「見る」に関してもイラストやカラーを意識させてみると覚えやすくなります。
たとえばAppleといった単語を覚えるとしましょう。文字だけでは子どもの気もちは乗りません。それよりも、Appleといった文字情報だけではなく「リンゴの絵」しかも「鮮やかな赤」と一緒に見せるとインパクトがあり覚えやすくなります。
また、視覚のほかに聴覚を組み合わせる方法も有効です。単語を見ながら発音して「自分の声を自分で聴く」ことも可能です。あるいはネイティブの先生やママが単語を読み上げているのを聞きながら英単語カードを目にしている…といった状況も記憶の定着を促進します。
そのほか、触覚や味覚、嗅覚などは、実際に「リンゴ」を手にしたり臭いを嗅いだりすると…。リンゴを酸っぱいと感じれば、sour、甘いとなればsweet、すべすべしているはsmoothとなるでしょう。
こうなると、際限なく「五感ワールド!」といった感じで語彙力を付けていけそうです。
子どもが味覚に興味を示し、「ママ、じゃ辛いってどういうの?」と質問してくるかもしれません。ママが「hotよ」と返すと子どもは「え〜!暑いと一緒なんだ!」と驚くことでしょう。
このような体験は、それだけで終わらず、子どもの記憶力を高めたり好奇心を刺激したりして子どもの学習意欲にも良い影響を与えると考えられます。
ジェスチャーも使ってみよう!
また、単語を覚えるには五感だけでなくジェスチャーを使ってみるのもおすすめします。
体の部位や状態などに関する英単語を覚えるときは、実際に体を動かしたりジェスチャーを付けたりすると良いでしょう。
Head,Shoulders,Knees and Toesという歌は、まさに体の部位を記憶するのに適している歌です。顔の部位や頭や肩などに手を当てながら、意味と音をつなげながら覚えられます。スピードアップしていけば子どもが集中して楽しみながら意味理解をうながせるでしょう。
このほか以下のような歌が単語の習得に役立ちます。
- The Hokey Pokey
- If You’re Happy and You Know It
- Five Little Monkeys Jumping on the Bed
The Hokey Pokeyは、身体の一部を指し示しながらその部分を動かすジェスチャーを使います。たとえば、「You put your right foot in, you put your right foot out」と歌いながら、右足を中に入れたり外したりします。
If You’re Happy and You Know Itでは、幸せなら…の表現に合わせてさまざまな身体的なアクションをおこないます。「If you’re happy and you know it, clap your hands」と歌いながら、手をたたくジェスチャーなどです。
Five Little Monkeys Jumping on the Bedは、ベッドの上で跳ねる5匹のサルのストーリーが歌詞に込められています。子供たちはジャンプや跳ねる動作を真似しながら歌えます。
これらの歌は、単語やフレーズを楽しみながら体を動かしたりジェスチャーを付けたりして歌えるものです。
子どもが楽しく学べることに加えて、単語の意味を理解しながら記憶に残します。子どもの関心を高める方法として積極的に取り入れていきましょう。
イラストにあるように、実はどの方法が一番覚えやすいかについては、子どもの性格や性質によって変わってきます。
たとえばイラストを見るのでなあく実際に描いたほうが覚えやすいタイプの子どももいれば、文字に対する興味が高く文字カードのゲームなどを通して覚える子どももいるでしょう。
あるいは、歌やダンス、物語を通して覚える子…など、保護者は子どもの個性を尊重しながら、適した覚え方をサポートする姿勢が大切です。
たとえばゲームが好きな子どもであれば、単語ゲームやアプリなどを活用すると効果を実感しやすいでしょう。
寝る前に覚えるとよい?
実践者のなかには、寝る前に単語を覚えると記憶が定着すると話す人もいます。睡眠中に脳が記憶を定着させる働きをするためです。また、学習者のなかには、朝起きてすぐの時間帯も実は脳が活性化しているといわれます。
補足:睡眠について
英単語を子どもに覚えさせたい場合、時間帯というより、個人の体調や生活リズムにも注意を払う必要があります。
たとえば、朝型人間や夜型人間など、個人の生体リズムによっても最適な学習時間は異なります。子ども自身の健康を考えて効果の上がる学習時間帯を見つけることが重要です。
とはいえ、小さい子どもには学習時間帯ときっかり決めるのは難しいですよね。
ただ、今後成長にともない、学習時間について子どもと考える機会が生まれた場合は、以下に紹介する注意点を参考にしてみてください。
次に紹介するのは、睡眠の質を守りつつ効果的に学習するための留意点です。
スマートフォンや動画の使用を避ける
寝る前の学習では、スマートフォンや動画の視聴をさせないようにします。その理由は、ブルーライトがホルモンの分泌を妨げ、睡眠の質を低下させる可能性があるためです。
部屋の照明を調整する
明るすぎる照明は覚醒させる働きがあるため、学習する部屋の照明を少し暗めに調整しましょう。しかし、夜に学習をしたり本を読んだりする際に照明が暗すぎても目を悪くしてしまいます。適宜、明るさをコントロールしましょう。
睡眠時間を十分にとる
子どもには十分な睡眠が必要です。学習や読書に夢中になっているとしても、遅い就寝時刻で必要な睡眠時間を確保できなければ、子どもの成長を妨げます。
適切な時間を確保し、リラックスして睡眠に入るように促しましょう。
このような生活リズムを使って学習をおこなうことで、睡眠による記憶の定着効果を最大限に引き出せます。しかし、個人の生活リズムや子どもの特性に合わせて適切な学習方法を選ぶようにしましょう。
まとめ
さて、それではこの記事で解説してきたことを最後にまとめていきます。
英語学習は長期戦であるため、ちょっと停滞しているときがあっても決して焦る必要がありません。ただ、なかには英単語を覚えられないことで、お子さんがもどかしさを感じている場合はあるでしょう。そのときは、今回紹介した方法を試してみてください。
五感を使う場合、単に目で文字を見て単語を記憶させるだけでは、子どもが意欲をもちにくいでしょう。一緒に声に出して発音したりイラストとともに覚えたり…あるいは音楽を活用しながらジェスチャーを入れたりして自然に覚えられるように工夫します。
ただ、子どもによってどの感覚を使えば覚えるかは異なるため、子どもの特性や性質を見極めるようにしましょう。また、子どもが学習しやすい時間帯に関しても、子どもの様子をみながら設定します。
大切なことは、子どもが「単語を覚えやすい」方法や時間を探してみる姿勢です。少しずつで構わないので試していきましょう。