日本人にとって英語が難しい理由とは?

日本人にとって英語が難しい理由とは?

英語ってどうして難しいの

単刀直入な質問です!あなたにとって、英語って簡単ですか?それとも難しいですか?

そして、また別の質問も。英語学習って楽しいですか?それとも辛いですか?

小さい頃から英語に慣れ親しんでいた人や、海外で暮らしていて途中から日本に帰ってきた人は、英語をナチュラルに捉えることができるかもしれませんね。話せるのが当たり前だから、簡単だとも難しいとも思わない、というように。

ただ、多くの日本人にとって、英語は「とても難しい」と感じられるはずです。

子供向けの絵本くらいだったら読んでいて理解できるけれど、ちょっとでも文字が多くなってくるともうわけがからなかったり。リスニングに関しても、子供番組レベルだったら何とか解るけれど、ドラマや映画になってくると、字幕や吹き替えに頼りたくなってしまう人がほとんどでしょう。ましてや、スピーキングとなってくるともう完全に頭が真っ白!なんて人も多いのでは?

英語学習をしていると、だんだん話せるようになってくる感覚があるので、それについては「楽しい!」と思えても、「簡単!」「楽チン!」と思っている人は、かなり少数派でしょう。

他の国の人は英語が得意なのに

ところで、英語に関わっていると、こんなコンプレックスを感じることがありませんか?

それは、海外の人って母国語が英語じゃない国の人も、みんな当たり前のように英語を使いこなしているよな~、ということ。

フランス人だろうと、ドイツ人だろうと、イタリア人だろうと、みんなそれぞれの国の言語があるはずなのに、ざっくり「海外の人」はみんな英語を当然のように話せているイメージがありますよね。

日本人は、世界の主要国に入っているにも関わらず、どうしてみんな揃いも揃って英語が苦手なのでしょうか

その理由は、意外にシンプル。英語と日本語って、言語としてあまりにもルールやテイストが掛け離れてしまっているんです。だから「苦手」と感じやすいんですよね。フランス人や、ドイツ人や、イタリア人が英語を簡単にマスターできるのは、ある意味当たり前のことです。なぜなら、いずれの国の言語も、英語にとてもよく似ていますからね。

もちろん、ちょっとした違いはあるものの、基本的に使っている文字や文法の構図などはそっくりです。たとえるなら、英語の「バージョン違い」といったところ。

たとえば、東京で生まれたあなたが、明日から仕事で大阪へ赴任することになったとして。1ヶ月で大阪弁をマスターしてくださいね!と言われても、なんとなく達成できそうな気がしませんか?それは、逆もまた然り。関西の人が、神奈川や千葉へ赴任することになり、標準語をマスターしようとした際、それは比較的簡単にクリアできることでしょう。

東京弁と大阪弁は、厳密に言えば違う言語です。語尾が違っていたり、イントネーションが違っていたり、言葉の裏側に込められるニュアンスなんかも違っています。もっと言うと、名古屋弁や博多弁や、岡山弁などもそうで、言語は使われる土地土地によってそれぞれ個性を持っています。

ただ、基本がよく似ていれば、当然のことながらマスターするのはとても簡単

東京の人が、大阪弁に関して「わからない!」なんて混乱してしまう例として、「あのチャウチャウ、ちゃうちゃうちゃうんちゃう?」という例文が挙げられたりしますが、ややこしいといってもこの程度です。青森や沖縄など、東京や大阪から距離が発生すると、ほとんど何を言っているのかわからない!というケースもありますが、それでも英語よりは簡単だと感じるでしょう。

日本語と英語には違いがあり過ぎる!

日本語と英語は、本当に何もかもが掛け離れています。どちらも同じ人間が考え出した言語であるはずなのに、どうしてこうも違うんだろうというくらい、違っています。日本で使われている、ひらがな、カタカナ、漢字は、いずれもローマ字の雰囲気とは全く違いますし、文法に関しても正反対です。日本では主語や述語は曖昧なまま表現することも一般的ですが、英語の場合は主語の次に述語が来ると決まっていたり。

「私」「僕」「俺」「うち」など、様々な一人称が存在しているのも、日本語の特徴です。そう考えると、海外の人が日本語をマスターする方が、実は日本人が英語をマスターしようとするよりよほど大変かもしれませんね。

しかし、海外の人は日本に移住しようと決意しない限り、日本語を学ぶ必要は特にありません。なぜなら、日本語は世界の共用語ではないからです。

小さな国に生まれた宿命として英語学習を頑張ろう

日本は小さな島国なので、こればかりは仕方ないですね。どんなに世界で日本品質が持てはやされていたとしても、使っている人口が少ない以上、日本語が世界の共通言語になることは今後も期待できないでしょう。そもそも、日本語が世界の共用語だったら、私達は苦手な英語の勉強に時間を取られる必要がないので、もっと自分の可能性を世界に向けて楽に発信していけるのですが。ただ、これはもう、小さな国に生まれたものの宿命です。

日本語という、世界的に見たらマニアックな言語を母国語としている以上、それしか喋ることができないようではなかなか世界が広がっていきませんから、やはり頑張って英語をマスターしていくしかないでしょう!

ただ、もし日本語が世界の共用語だったとしても、他の国の言語を学ぶことは、異文化を知ることにつながりますから、それ自体、とても貴重な体験となります。海外の言語を知れば、その国の人の性質や価値観にも触れることができますからね。

さて、話を元に戻して

日本人は、世界の多くの人に比べ、英語がとても苦手な民族なので、コンプレックスを感じることがあるかしれません。しかし、それは元々の言語の性質がお互いに違い過ぎているから。つまり、最初から不利な戦いを強いられているのであって「苦手」と感じるのは当然のこと。

どうか「日本人ってダメなんだな」「日本人は情けないよな」なんて卑屈に捉えないでくださいね!日本人は、真面目で、完璧主義で、親切。とても優秀な民族なんですよ!誇りと自信を持って堂々と世界の人々に向けて情報を発信していきましょう。

この漫画のママさんも「英語は苦手なのが当たり前」と考えることで、突然気が楽になったようです。習得するスピードがゆっくりだとしても、焦らずに自分のペースでのんびりと継続しつつ頑張ることが大切ですよ!

まとめ

最後に、まとめとしてもう一度、この記事でお伝えしてきたことをおさらいします。

日本人は優秀な頭脳を持っているはずなのに、世界の人々と比べると、英語を話すのがとても苦手。その理由はいくつかあるのですが、最もシンプルな原因として「英語と日本語の性質がそもそも掛け離れているから」というものが挙げられます。

使っている文字も違えば、文法も大きく違っているので、苦手と感じるのは当たり前のこと。

もし、日本語と英語が似ていたら、東京の人が大阪弁をマスターするのと同じくらいスピーディーに英語をマスターできるはずです。

「どうして英語が得意になれないんだろう」と悲観的に捉えるのではなく、「性質が真逆の言語を学ぼうとしているんだから、苦手なのは当たり前!」と捉えることで、自信を取り戻せるはず。コンプレックスを感じたりせずに、マイペースで取り組んでいきましょう!