こんにちは!ミライコイングリッシュ運営事務局です。
ミライコイングリッシュのブログを読んでくださるママさん、パパさんは、英語教育に関して熱心な人が多いことでしょう。
英語以外にも習い事をさせているケースが多いかもしれません。たとえば、ピアノや習字、プログラミング、スポーツクラブなどです。
習い事、いくつやってる?
習い事を2つ、3つ、あるいはそれ以上させている場合、どのように時間をやりくりしているのでしょうか。本記事では主に、子どもが拒否反応を示してしまったときの考え方や親の姿勢について解説します。
無理強いすると逆効果に!?
お子さんを習い事に通わせているママさん、パパさん。こちらのイラストのように、お子さんから「もう、嫌だ〜!!」といった感じで逃げ出されてしまった経験があるかもしれませんね。
今回は、その焦りや不安を少しでも軽減できる内容で進めていきます。ぜひ最後までお読みくださいね。
さまざまなことに興味をもち、なんでも挑戦したがるお子さんであれば良いのですが、皆がそうとは限りません。自分が興味をもつものにのみ、集中して取り組みたいお子さんもいるでしょう。
しかし、親として「一度始めたものは、継続させなきゃ」「安易にやめさせれば、やめグゼがついちゃう」と思い、お子さんを無理やり習い事に連れていく…。まさに今、その状況という親御さんもいるでしょうね。
英語にしても、ピアノにしても、水泳にしても、親が無理にさせようとすれば、その瞬間から、習い事を嫌いになってしまう子どもたちはいます。
ママさん自身が「将来英語は絶対大事だから、何がなんでもさせなきゃ」と使命感をもっている場合はどうでしょうか。嫌がるお子さんを何とか説得して、毎週欠かさずスクールに出かける親子もいるかもしれません。
子どもが嫌がっていれば「あ、そう?あまり合わないのね」とあっさりやめさせるママさんもいると思いますが、できることなら「ギリギリの段階まで続けさせたい」と思う親御さんは少なくないでしょう。
「継続は力なり」は大事だけど…
「継続は力なり」といわれるように、何かに打ち込み続けることは、スキルアップにつながります。さまざまな分野のプロフェッショナルは、昼夜を問わず、何年も何十年も同じ事を繰り返し、力や技を磨いてきました。
もし、親御さんが、執拗に何かをさせようとすれば、お子さんは「嫌だ」「おもしろくない」といった負の感情を募らせるでしょう。本当は別の何かをやっていたいのに、それを妨げられている可能性もあります。
継続は確かに大切です。しかし継続させる対象が、子どもが心底楽しめるものでなければ、無理が生じます。時間を忘れるほど楽しいから、続けられるのです。
継続の大切さを説く場合は、お子さんがその対象を「好きかどうか」「興味をもっているかどうか」についてしっかり見極めましょう。
優先順位を決めるといいかも!
さて、習い事を2つ以上おこなっている場合、好きなものもあれば嫌いなものもある…といったお子さんがいるかもしれません。「嫌いなものはすぐやめていいよ」とはいいませんが、気持ちのうえで優先順位を付けることも大切でしょう。
たとえば、ピアノと英語、スイミングを習っているとします。3つの優先順位を付ける際は、ママやパパがあまり口出しをしないようにしましょう。お子さんが本当に好きな順番を選ばせてみるのです。
子どもが「英語はもう嫌だ、やらない」といった場合は、「英語を習うとね」と話しかけ、小さな子どもにわかるように、メリットや将来の夢などを話してみると良いでしょう。
ただし、子どもは実感がわかないかもしれません。この場合、身近なものとつなげて”説得”すると効果的です。たとえば「大好きなデイズニ―映画を英語で見れるようになる」「大好きなネイティブの先生と楽しく英語で会話できる」などです。
説得する際もやはり、お子さんの「好き」や「興味」と関連するものをつなげて話すようにしましょう。
習い事に優先順位を付けたとたんに、お子さんのなかには意外と「気持ちがラクになる」場合があります。ママから「どれか一つはやめてもいいよ」といわれても「うん…でも、そんなに嫌いじゃないし」と思ってやめないかもしれません。
あれこれと変化があり、落ち着かない習い事ワークになるかもしれませんね。いずれにしても、子どもが自分自身で考え、決める機会をもつのは、より良い成長にとってプラス要素となります。
人生の先輩である親の考え方や思いを伝えながらも、最終的な判断はお子さんにさせて責任を持たせることも念頭におきつつ、子育てをしていきたいですね。
また、よその子が何の習い事をやっているのか気になるかと思います。他の子どもがあれもこれもやっているからといって、同じようにする必要はないでしょう。
人と比較する習慣がついてしまうと、わが子の良さや特性が見えづらくなり、本当に大切なことや目的を見失う可能性があります。これを回避するために「よそはよそ、うちはうち」といった感覚をもつようにしましょう。
教育方針に関してもきちんと話し合いを
さらに、ママさんとパパさんの間で、あるいはママとお姑さんとの間で意見が分かれてしまうこともあります。「イヤイヤやらせたって意味がない」といった意見と「嫌なことでも続けることに意味がある」という意見です。
実は、どちらも間違いではありません。それぞれの価値観を理解しあう姿勢が大切であり、適度なところで折り合いをつけることも重要です。
やめさせるべきか、続けさせるべきか判断に迷う場合は、たとえば「〇月〇日までは様子を見て続けさせよう」「そのときに子どもの様子と気持ちから判断しよう」のように、期限を決めると良いでしょう。
家庭内での温かい雰囲気、対話、見守る姿勢は、常に心に留めておきたいですね。
どのような結果になろうとも「いつでもどこでも子どもの味方」といった姿勢を貫くことも大切です。家族全員が互いを支え、応援し合える関係性を築いていきましょう。
改善を試みれば引き続き通える場合も?
さて、お子さんが習い事に対して嫌な感情をもってしまう要因の一つに、たとえば「先生との関係性」があります。あるいは同じ習い事に通う友達との相性です。
「英語は好きなんだけど、一緒にやる友達と合わない」あるいは「先生のいっていることがよくわからない」など、お子さんが悩みを抱えているかもしれません。
習い事にポジティブな気持ちが向かないお子さんのなかには、こうした課題をもっている場合があります。大人の判断で理由を限定的にとらえず、「どうして嫌なのか」聞いてみると良いでしょう。
お子さんのなかには、自己肯定感が低めのお子さんもいることでしょう。この場合、親が知らないところで「自分はこんなに練習しているのに、ちっとも上手にならない」といった悩みをもっている可能性があります。
「どうして嫌なの?」とママがたずねたところ、お子さんは正直に自分の気持ちを打ち明けるかもしれません。親として初めて気づくことになりますが、しっかり認めて褒める絶好のチャンスです。
「え?そう思ってたの?ママは、すごく頑張っているし、〇〇も上手になったと思ってたよ。おばあちゃんもすごくほめてたよ」のように温かい言葉をかけましょう。
親子間で共有できれば、事後はお子さんを意識的に認め、ほめることができますね。ただ、大袈裟でなく、事実を丁寧に伝えるといった感覚で褒めることを大切にしてください。
子どもにとっても理解しやすく、うれしい褒め言葉となります。何かを教えたいときも、子どもがわかりやすい言葉やたとえ話で伝えるようにしましょう。
まとめ
それでは、本記事で解説したことを最後にまとめていきます。
いくつもの習い事をしているお子さんが、拒否反応を示し始めた場合は、まず「適切に」受け止めましょう。適切とは感情的に「続けなきゃダメ!」「ぐずぐずしないで言っちゃえばOK」のように声を掛けることではありません。
お子さんの話にしっかり耳を傾け、どうして行きたくないのか理由を聞きます。理由によっては、親が対処することですぐに解決できるかもしれません。習い事そのものに関する課題で根が深い場合も、絡まった紐を解くように、地道に対話を続けていきましょう。
たしかにそうかもしれないですね。「悩みや課題はつきもの」と考えたほうが、気持ちがラクになるかもしれません。対話を重視しつつも、ときには黙って見守りながら、お子さんの成長を温かく支えていきましょう。続ける、やめるにしてもお子さんが最終的な判断者であり、主体的な学びの姿も、そこから生まれると考えます。
今回の記事が、少しでも読者さまのお役に立てればうれしいです。