習い事についての悩みを解決したい人へ!
こちらでは、0歳〜6歳までの小さなお子さんを持つママさん50人に、お子さんの英語学習や、その他の習い事に関するアンケート調査を行っています。同世代のママさん達のリアルな感情や実体験を知ることができる貴重な調査結果となっていますので、是非、参考になさっていってくださいね!
今回のアンケートのテーマは、「習い事に関するアドバイスはありますか?」というものです。
現在、小さなお子さんに、どんな習い事をさせようか、いくつくらい習わせようか、あるいは、何もさせない方が良いのかどうか、などなど、悩んでおられるという方は是非、先輩ママさん達のアドバイスに目を通していってください。
さて、それではさっそく気になるアンケート結果を見ていくことにしましょう!
無理のない範囲で様々な経験をさせてあげて
いろいろな経験を
無理のない範囲でアンケートの中で多かった回答は、「無理のない範囲で色々な経験をさせてあげて欲しい」というものでした。
大人になると、自由な時間というものはどんどん制限されていってしまいますし、感受性もだんだんと鈍っていってしまうものです。だからこそ、多感でキラキラとしている子ども時代に、習い事を通して、色々なことを経験させてあげて欲しい、というのが多くのママさん達に共通している意見のようでした。
ただし、「無理のない範囲で」というのも大きなポイントでしょう。
あれも、これも、今のうちに全部させてあげなきゃ!…という感じで「やらなければならない」という強迫観念の元に習い事をさせても、それはあまりうまくいかないことでしょう。
経済的にも、時間的にも、精神的にも、親子にとってプレッシャーになってしまうようなのであれば、決して無理はしない方がいいです。
また、よその家庭と自分の家庭とを、比較してしまうのも、あまり良いことではないでしょう。
稀に週に5つくらい習い事をさせている家庭もあり、そういった話を聞くと、「うちもやらせなくちゃいけないのかな…」「あれくらいやらせないと、小学校に入ってから差がついちゃう?」なんて焦りを感じるかもしれませんが、その必要はありません。
無理なく、楽に続けられるペースなのであれば、いくつ習い事をさせてもかまわないと思われますが、1つやっているか、多くても2つくらいの習い事に通わせていれば、一般的にはそれで充分と言えるでしょう。
子どもの習い事を長続きさせたいと思ったら、親の負担をいかに減らすか?という点もとても重要です。おじいちゃんやおばあちゃんの手を借りて送り迎えをしてもらう、家のすぐ近くに教室があるから小学校になったら子ども1人で通える、など、親に手間がかからないほうが、親子ともにストレスなく続けられます。
子どもが進んで楽しく通っているならまだいいのですが、「行きたくない」とぐずったときには送り迎えの負担は想像以上にこたえるんです。「がんばって送ったのに今日はもう帰るの?そんなのダメ!行きなさい」などと、親はつい感情的になってしまいます。それでは親も子どももしんどいですよね。
子どものためなんだから送り迎えなんてたいしたことないわ!と思わなくていいんです。お父さん、お母さんがラクできるほうを選ぶことが、結果的に子どもにもプラスになる、と考えてみてくださいね。
脳が幼いうちに是非習い事をさせてあげて
小さな頃だからこそ習い事を!
続いて「小さな時期だからこそ是非、習い事を!」という意見が多く見受けられました。
小さな子どもの脳というものは、スポンジのように柔らかく、なんでも吸収してくれるので、大きくなってから頑張るよりも、習い事で学んだことをスムーズに自分の能力として取り入れることができるというわけです。
たとえば、小さい頃から英語をやっていれば、小学校が始まってから英語の授業が始まったとしても、そこで萎縮してしまったり、苦手意識を持ってしまったりなどすることなく、楽に英語の授業へ入っていけるというわけで。そこも大きなポイントであると言えるでしょう。
幼い頃から慣れ親しんでいるものというのは、大きく成長してからもそれを当たり前のこととして「習得済み」という状態でいられるので、これは非常に大きな武器となります。
習い事は親でなく子どもがやりたいものを
子供のやりたいものを
親がやらせたいものではなく続いて多かったアドバイスは、親がやらせたいものではなく、子どもがやりたいものをやらせてあげて…という内容のものです。
習い事で「あるある」なのが、親が昔果たせなかった夢を、子どもに託そうとしてしまう…というもの。また、親自身がやっていて、ためになったからという理由で、子どもにも同じ思いをさせてあげたいと、習い事のジャンルを強制的に決めてしまうなんてパターンもあるようです。
もちろん、これらの全てが悪いわけではなく、親が強制的に習い事を選んでくれたおかげで、見事に自分の人生が豊かになった!と、後で感じるようになる子どももいることでしょう。
しかし、子どもが嫌がっているのに、無理やり何かを習わせようとしても、それはうまくいかない場合が多く、子どもにとってストレスやトラウマとなってしまう可能性の方が高いです。親として、期待をする気持ちや、不安を抱く気持ちはよくわかりますが、その習い事と、子どもとの相性はよく見極めた方がいいでしょう。
アンケートのコメントにもあるように、嫌がっている様子を察知し、潔くその習い事を辞めて、別のものにチャレンジさせてみたところ、才能が見事に開花したというケースもあるようです。
また、子どもが小さいうちは、多少いやがっていても親が力づくで教室に連れていくと先生がどうにか対応してくれて、子どももそれに乗せられて無事レッスンを受けられる、ということもあるでしょう。でも、アンケートにもあるように、小学校に上がったころから無理やり連れていくのはむずかしくなってきます。
まず、子どもの体が大きくなってきて、親が抱きかかえて連れていくことができなくなってきます。子どもの抵抗する力も強くなってくるので、傍から見ると親子で取っ組み合いをしているような図式になってしまいます。
この親はそこまでして子どもに何をさせたいんだろう・・・?見ている側としてはそんなふうに思ってしまいますね。
子どもにはっきり意思が芽生えて「やりたくない」「行きたくない」「辞めたい」などの主張をしてくるのは、成長の証でもあります。親といえども、子どもの主張を全く聞かずに無理やり親の言うとおりにさせようとするのはちょっと考えものです。
そのときはどうにかやり過ごせたとしても、大きくなってから「あの時はつらかった」「ほんとうは辞めたかったけど聞いてもらえなかった」など、子どもの心に大きな影を落とすことも考えられます。
その習い事を続けることによって、将来子どもの役に立つスキルが身につく、興味の幅が広がり、将来の職業につながる、といったことももちろんあります。でもそれと引き換えに子どもから「話を聞いてくれない親」という烙印を押されてしまったら大変です。一度押されたものは後から取り消すのはとてもむずかしくなります。お父さん、お母さんが子どもの将来を真剣に考えるのはすてきなことですが、親子の信頼関係も大切に考えてみてくださいね。
こういった事例があることを知ると、嫌がっているのに無理やりその習い事を続けさせるのは考えものだな…、ということに気づくでしょうし、習い事は子どもに選ばせてあげた方がいいな、ということにも気づくでしょう。
しかし、ちなみに…、これは余談ですが、筆者の親は、自分が習い事をさせてもらえなかったことについて、非常に残念に思っているようで、いくつになっても後悔が止まらないようです。「ピアノ習いたい?」と祖母から尋ねられた際に、当時は引っ込み思案であったため「ううん…いい」と答えてしまったようなのです。祖母としては、「やりたくないなら、やらせなくていいかな」と思ったようなのですが、「どうしてあの時、無理やりにでも私にピアノを習わせてくれなかったのだろう…」と大人になった今は、悔しく思っているとのこと。
その経験があったため、筆者は小さな頃から、強制的にピアノを習わされていました。嫌で嫌でたまらず、泣いてばかりいたのですが、それでも親に無理やりやらされていたからこそ、今ではどんな難しい曲も弾きこなせるという特技を持っていて、それが自身の活動に役立っていたりします。
基本的には、無理やりやらせない方がいい…と思われるのですが、子どもの「嫌だ」という感情は、幼い時期であるからこその、特有のものであるという捉え方もあり、大きくなってから自分が何もできないことに関して後悔するパターンもあるということを、一応認識しておくといいかもしれません。後は、それぞれの価値観に基づく判断、ということになってくるでしょう。
迷っているくらいなら思い切って習わせてみては?
その他意見
そのほかの意見としては、子どもに興味を持たせるよう、お膳立てをしてあげることが重要だという声が挙がっていました。
たとえば、親がものすごく楽しそうに漫画を描いていたらその子どもは自然と漫画に興味を持つようになることでしょう。
あるいは、親があえて下手にしかできないところを見せてあげるというのも、意外に効果的です。親がたどたどしい感じでピアノを奏でていたら、子どもの方が「自分の方が上手に弾けるよ!」と言って、興味を示す可能性が高いというわけです。
そのほか、迷っているくらいなら、一度試しに習わせてみたら!という意見もありました。
やらずに後悔するよりも、やって後悔する方がいい、なんて言葉があるくらいですから、お試し感覚で片っ端から習い事にチャレンジするというのもアリでしょう。そんな貴重な体験は、本当に今しかできない!ということを改めて認識するといいかもしれません。
特に日本では、子どもが得意なことが一つ見つかると、親や先生などがその一つを極めることを目標にして子どもを育てていく傾向があります。もちろん、この方法で才能が開花する場合もあります。
でも、実はプロスポーツ選手は子どものころは全く別のスポーツをしていてそれもかなりの腕前だったとか、スポーツに限らずピアノやお習字などいろいろなジャンルの習い事をしていた、という人が多いんです。
また、日本の中学校や高校では、一度入部した部活動を途中で別の部に変更するのはむずかしいですよね?これも一つのことを極めるという考え方によるところもありそうです。でも、アメリカではいくつもクラブを掛け持ちしたり、数か月ごとにいろいろなクラブを経験するのがふつう。そうすることで、日本よりも柔軟にいろいろな経験を積むことができるのです。
習い事もそれと同じように、たくさんの選択肢を提示してあげる、というのも親にしかできない役割ですね。
まとめ
以上、既に子どもに習い事をさせている先輩ママさん達、50人からのアドバイスでした。
いかがでしたでしょうか?習い事を新たに始めてみようと思った人、もう1つくらい増やしてもいいかなと思った人、逆に今の習い事をもう辞めた方がいいかもしれないと思った人、感じ方は様々だったことでしょう。
いずれにしても、お子さんにとって最高の未来を招くことができるよう、ミライコイングリッシュは応援しています!