一体何を活用すればいいの?
こんにちは!ミライコイングリッシュ運営事務局です。
ミライコイングリッシュのブログでは、幼児の英語教育に関するお役立ち情報をお伝えしています。さて、今回のテーマは、「英語を習得するには、何を活用したらよいか?」についてです。タイトルの〇〇には何が入ると思いますか?
ヒントは、「時間」に関係することです。※「〇〇〇時間の活用」が回答になります。
親子で一緒に英語学習をがんばっていても、なかなか習慣化に結び付かない…といった悩みをもつママさんもいることでしょう。「何時から何時まで」といった学習の枠を作れず、「あ、今日も忘れちゃった、明日こそ…」「なかなか忙しくて時間が取れない…」と言っているうちに、「一週間何もしなかった…」となるケースも考えられます。
「ここぞ」という時間を設定して、必ずやる習慣は、意外に難しいと実感しているかもしれません。
日常生活のスキマ時間を活用しよう!
もう、おわかりになったでしょう。「英語を習得するにはスキマ時間を活用せよ!」と覚えておきましょう。「え?どういうこと?」とハテナマークがたくさん出ているママさんのために、これから詳しく解説していきますね。
日常生活のなかに、実は「スキマ時間」は結構、潜んでいるんですよ。
スキマ時間その1:送迎時
たとえば、お子さんを幼稚園やスクールなどに送迎している時間はどうでしょうか。送り迎えの時間をただの「移動時間」として片付けてしまうと、少々もったいないかもしれません。
もちろん、パパやママは運転に集中してくださいね。お子さんには、英語の動画や音楽を流して「英語の音やリズム」に十分親しませる時間とするのです。
勉強といえば、机に向かってペンやノートを走らせるといったイメージをもつのが普通かもしれません。しかし、小さいお子さんにいきなりそうした学習方法を身につけさせるのは、難しいでしょう。無理に読み書きを教えようとすれば、かえって勉強嫌いになってしまう可能性があります。
母語である日本語と同じように、英語を学ぶ場合も最初は「聞く」から入るほうが自然です。何気に聞いていると思っても、脳はしっかり働いています。送迎時は英語の音をたくさん聞かせて、日本語と英語の音の違いに気づかせていきましょう。
スキマ時間その2:買い物時
また、スーパーマーケットで一緒に買い物をしているときはどうでしょう。英語学習の時間として活用できますよ。
頭で「今は買い物の時間」と定義づけて終わりではなく、買い物を通じて子どもたちに英語や数字に興味をもってもらうことは可能です。お子さんの目に映るモノはすべて、学びに使える「生きた教材」なのです。
たとえば、次のようなシチュエーションを想像してみてください。
このようなやり取りをしていると、お子さんは生活と英語をおのずとリンクさせて、効率的に英語を学べます。ただ、ママさんからは「一緒に買い物すると時間もお金もかかるわ~」なんて声が聞こえてきそうですが…。
無理なく英語タイムを続けていけるよう、たとえば「おねだりはしない、(お菓子)1個だけよ」といった約束やルールを決めておくといいかもしれませんね。
スキマ時間だけで学習するのでも充分!
もし「英語学習の時間を作らなければ」と考えて用意するだけで、気が重くなってしまうと考えるママさんは、「よし!英語はスキマ時間だけでやっていこう!」と割り切ってしまうのも悪いことではないでしょう。そのほうが、楽しく英語学習に取り組めるのであれば、効果的だと考えます。
さて、ほかに、スキマ時間といえば、どのような時間をイメージできますか?もう少し考えてみましょう。
スキマ時間その3:トイレの壁活用
こちらの記事をお読みになっているママさんのなかには「そういえば、うちではトイレの壁に英単語表を貼っているわ」という方がいるかもしれませんね。
トイレに入って、英語のアルファベットや単語が壁にあれば、おのずと目に入ります。その時は短いとしても、何度も繰り返し見れば、脳のなかにも自然とインプットされます。意識的に「1日1個」「1週間で10個」など、数値目標を設定して意識的に見れば、なお記憶に残りやすくなるでしょう。
ただ、この場合、目標設定して達成度を気にするようなことになれば、トイレに行くのが嫌になってしまう可能性もあるため、「貼っておくだけ」にしておいたほうが無難かもしれません。
あるいは、パパもママも家族みんなで同じ単語を一緒に覚えて、確認し合う感じが良いでしょう。
スキマ時間その4:お風呂タイム
入浴時もおすすめのスキマ時間です。のんびりと湯船につかっている間は、できればリラックスしてほしいですよね。あまり熱心に英語英語となると、お風呂タイムが憂うつになってしまいます。
たとえば、湯船から上がるまでに10数えるのを英語に変えてみたり、身体の部位を1つ1つ指さしながら、英語で発音したりするのも良いでしょう。
アルファベットや数字表など、お風呂で活用できる英語教材もあるため、それらを活用しながら、お子さんの興味に合わせて楽しいお風呂タイムにしていきましょう。
スキマ時間その5:料理の手伝い
料理をしているときも、英語の勉強ができます。お子さんの英語学習に、果物や野菜など、食材の名前を覚える機会は多いでしょう。
カードやおもちゃなどを使った学習も良いのですが、実物を使って学ぶことはより効果的です。人参を切る際は、carrotだけでなく、I cut carrots.を表現できます。このほか、焼く=grill、煮る=boil、スライスする=slice、蒸す=steamなど、単にcookだけでなく、さまざまな動詞を覚えられるでしょう。
単語だけを覚えるより、動詞とセットにして使えるようになると、実際の生活に活かしやすくなります。
料理は子どもたちが楽しみながらおこなえる手伝いです。英語学習のスキマ時間とはいえ、単語やフレーズを覚える時間として有効だと考えられます。
こちらのイラストのママさんは、「お散歩中にやってみよう」と話しているようですね。こちらもとても良いアイデアです。人間の脳は、歩行時に活発になるそうです。
散歩は脳トレに最適で、記憶力や思考力向上に役立つといわれます。20分あるくと血液を酸素供給がさかんになり、脳の前頭葉が活発になるとか…。
身体を動かすことで「なんだかすっきりする」「楽しい気持ちが増える」といった感覚を持ったことはあるでしょう。お子さんと一緒に楽しく散歩すると、車で移動するのとは異なり、新たな発見にもつながります。
過去の偉人たちも散歩を愛用し、哲学者や作曲家は散歩中に傑作を生み出すことがあったといわれます。
傑作は、楽しみながら、リラックスした気持ちでおこなうなかで生まれるものでしょう。このため、「1回の散歩中に英単語を5個覚える」といった目標値を掲げるのではなく、ぶらぶらと楽しみながら歩くことを優先してくださいね。
お子さんがBe careful!(気をつけて) Look, it’s a swallow’s nest.(ツバメの巣だよ)なんて言葉を発する姿を想像しつつ、ママさんも一緒に英語のフレーズを覚えていくと、親子で英語力の向上が図れそうです。ぜひ楽しみながら散歩をしましょう。
スキマ時間を活用したほうが続けられそう!
実は、スキマ時間を有効活用したほうが、効率的に英語を覚えていけそうです。また、日常生活のなかで、無理せず楽しみながら取り入れられるため、英語学習の習慣化につながります。
今回紹介したすべてをいきなり始めるのは難しいでしょう。焦らず、無理せず、1つでもいいので取り入れてみてください。慣れてくれば、2つ、3つと増やすことも可能です。
また、このほかにも、英語を活用できる場面が見つかるかもしれません。親子でそれらが当たり前になれば、いつのまにかお子さんもママさんも英単語やフレーズをたくさん言えるようになっているかも…。その日を楽しみにスキマ時間の活用を続けていきましょう。
まとめ
さて、それではこの記事で解説してきたことを、まとめていきます。
今回は、英語学習をがんばろうとしてもまとまった時間をとれず、「どうしたものか…」と悩んでいるママさんにお伝えしました。
紹介したように「スキマ時間」を活用することを生活のなかに取り入れてみてください。送迎時や買い物時、トイレやお風呂、料理、散歩など探してみると、意外にたくさんスキマ時間があることがわかります。
子どもたちに強制はしないように注意して、楽しさが持続するようなシチュエーションを整えていきましょう。もしかしたら、散歩中に「あれ?これって英語でなんというのかな」と気になってものをメモにとったり、家にかえって調べたりするかもしれません。
ここから、「書く」「読む」といった要素を取り入れることも可能ですね。派生的に広がるのが学びの楽しさです。ぜひ、今回の記事を参考にご自宅で試してみてください。