子育て英語アンケート調査

アンケート「英語学習で子供の成長を感じられますか?」

こんにちは!ミライコイングリッシュ運営事務局です。

わが子に早い段階から英語教育を…と考え、実際に0~6歳の間に英語学習を始めさせているママさん50人にアンケートをとってみました。

アンケ―ト内容は「英語学習で子どもの成長を感じられますか」というものです。

私
私も始めようと思っているんだけど、実際どうなのかって気になるわ
ママ友
ママ友
今回のアンケートは、単に〇や△だけじゃなくて、その「理由」にスポットをあてているから、きっと参考になるわよ。

実際に英語学習を始める際「本当に効果があるのか」と心配される方は多いでしょう。教材を購入したりスクールに通わせたりするのは、時間はもちろんお金がかかります。

やはり始める前にある程度の「メリット」を感じたいですよね。

今回お伝えする内容は、英語学習を始めて子どもの成長を感じられたか、感じられなかったかの割合だけではありません。そう感じる理由に焦点を当てる内容であり、今後、お子さんに英語学習を始めさせる際の「親のスタンス」ついて解説します。

子どもの英語力をつけるために、親がどのような考え方や関わり方をすればよいのかが分かりますので、ぜひ最後までお読みください。

子供の成長を感じた人は84%

「英語学習で子どもの成長を感じられますか?」の問いに対して、「はい」と答えた人は84%でした!因みに「いいえ」と答えた人は16%です。つまり、約8割の親御さんが、英語学習で子どもの成長を実感しているのです。

これが、小学校中学年や高学年のスタートですと、効果を感じられにくいかもしれません。

その理由は、子どもの言語発達における第2の臨界期が7歳前後といわれている(研究:パトリシア・クール博士※第1臨界期は生後6~8ヶ月と10~12ヵ月の間)のも大きく影響しているでしょう。

英語の音と日本語の音を聞き分け、英語特有のリズムやイントネーションを真似できるのも、乳幼児から小学校低学年までといわれます。

この期間に英語学習を始める場合、子どもは新しい英語の世界に親しみ、どんどん吸収していきます。しかし、高学年から英語学習を始めると、最初から英語に対して難しさを感じ、ちょっとしたことで苦手意識をもつかもしれません。

これも、物事を客観視できるという、一つの成長と捉えられますが、英語学習にはマイナスに働く可能性があります。

つまり、0~6歳の間に英語学習を始めたからこそ、84%の親御さんが子どもの成長を感じられたといえるのです。

私
なるほど…。84%の意味も奥が深いわね。
ママ友
ママ友
そうなの。始める時期が遅ければ、もっと低くなるかもしれないかもねぇ。
私
子どもが素直で吸収力のある時期=幼児期までには始めた方がよさそうね。

ただ、高学年以降から英語学習を始めるのが、まったく遅いというわけではありません。客観的に理解する力が伸びているため、アプローチの仕方によっては英語に興味をもち、力をつけられるでしょう。

いずれにしても、親の子どもに対する見方や姿勢(英語への向かわせ方)が重要なのです。この点については、少しずつ紐解いていきます。

まずは、次の章から「はい」と答えた人の理由や思いに迫ってみましょう。

 

成長を感じた理由その1:英語でのコミュニケーションがとれるようになった

吸収力の高い子どもは、発音の仕方だけでなく、単語や簡単なフレーズなど、どんどん習得していきます。吸収力は「大人の比ではない」という言葉どおりです。

乳幼児期の子どもに対する英語学習は、とくにフォニックスやチャンツ、歌・リズムなどが散りばめられた内容です。身体や五感を通した学びは、子どもたちの内面を明るくワクワクさせます。

子どもは「ワクワク」が大好きですから、英語を学習すること自体が、楽しくて仕方がないのです。

また、吸収するだけでなく、覚えたフレーズを使って先生や友達と直接コミュニケーションを取る場面も多いでしょう。ネイティブの先生であれば、外国人とリアルな会話を楽しめます。

なかには、恥ずかしがる子がいるかもしれませんが、子どもに対する接し方に慣れた先生やスタッフが多いため、親は安心して任せられます。インプット量が増えれば、お子さんが思わず英語のフレーズを口にするかもしれません。

乳幼児期の英語学習の特徴を捉え、やり取りの場面を設定することで、楽しみながら英語でのコミュニケーションがとれるようになるでしょう。

成長を感じた理由その2:インプットからアウトプットにつながった

まず「インプットを3年くらい続けていたら、突然アウトプットができるようになった」の声は印象に残りますね。

ママ友
ママ友
アウトプットまで3年間待ち続けるのも、ちょっと苦しいわよね。
私
親からすると「ただ聞いている」だけだと、不安になるし…。
ママ友
ママ友
でもね、3年後のアウトプットを裏付ける説があるのよ。

インプットの重要性を最初に提唱したのはクラッシェンといわれます。彼は「インプット仮説」を唱え、第二言語の習得にはインプットのみが効果的で、とくに「理解可能なインプット」(自身のレベルより少し高いレベルのインプット)が重要!としました。

これに続いて「インタラクション仮説」や「アウトプット仮説」など、さまざまな仮説が出されます。インプット偏重を批判する説もあったとはいえ、インプットの重要性をすべて否定しているわけではありません。

つまり、言語を習得するには、大量のインプットが必要なのです。母国語の日本語でも、会話が可能になるのに2年ほどかかります。子どもは、2歳になるまでに相当量のインプットを得ているのです。

赤ちゃんが、3時間/日分の日本語インプットをしていたとします。3時間/日×365日×2年間で、約2,200時間のインプット量です。これでやっと会話が成立するようになるとすれば、第二か国語である英語の場合はどうでしょう。

毎日30分ずつ英語の聞き流しをさせて、英会話が可能になる時期を計算すると、なんと12年間もかかるのです。感想のなかに「3年待って…」とありましたが、ふつうに12年間で可能な会話力なのに、3年でアウトプットするようになったのは、早い方だと解釈できます。

英語に触れる時間をできるだけ確保して、親子のふれあいを毎日続けていく大切さがお分かりでしょう。「なかなか英語を話さない」ともどかしい思いをしている親御さんは、まずはインプットの重要性を認識して、大らかな気持ちで続けていきましょう。

成長を感じた理由その3:自然に臆せず英語を発するようになった

「日本語とごちゃまぜで英語が出てきた!」「アニメや映画のセリフをそのまま真似してる!」「まったく臆せず話してる!」など、子どもが自然に英語を話す姿を見ると、親としてもうれしいですよね。

私
子どもって、さりげなく真似するよね、本当にうまい。
ママ友
ママ友
しぐさやジェスチャーを交えながら、サラっと話す姿を見ると感動的!
私
とにかく自然体で話せるのは、理想よね。

また、日本語のなかに英語が混じるとは、たとえば「レインがふってきた~オーマイガッ!」。これについては、批判的な考えの方もいると思います。日本語と英語の両方が中途半端になってしまわないかと…。

ただ、その都度、子どもの発達段階に合わせて、適宜正しい対応をしていくといいでしょう。たとえば、次のような会話を参考にしてください。

息子
息子
ママ、レインがふってきた~オーマイガッ!
ママ
ママ
あら、雨がふってきたわね!It’s starting to rain!

息子
息子
アンブレラ、ささなきゃ!
ママ
ママ
傘ね、Put up an umbrella!傘をさして~!

「レインが降ってきた」に対して「ごちゃごちゃよ、雨でしょ」「全部英語で言わなきゃ」のように返さないようにします。つまり、子どもの言葉を正しい日本語にして、プラス、英語で表現してみるのです。

とっさに言われて答えられないかもしれません。その場合は、「あら、雨ね、rain、rain」のように返せばいいでしょう。

また、英語の音やリズムの楽しさに触れると、子どもは興味をもち、真似しようとします。小さい頃はとくに、英語と日本語の音の違いを聞き分ける力があるため、ネイティブに近い発音で話せるようになります。

大量のインプットと生来もつ子どもの聴力との相乗効果で、大人が驚くほど美しい発音でアウトプットができるようになるのです。

幼児期は、小学生よりも「恥ずかしさ」を感じにくく、臆せずやり取りできる年代。この時期に、英語が話せる喜びや楽しさを味わえるのは、とても重要です。

成長を感じた理由その4:英語の発音がよくなり、リスニングの力がついてきた

子どもが小さいころから英語学習を始めさせているママさんが、とくに成長を実感しているのが「発音」と「リスニング力」です。

小さい子どもの脳は、英語の音と日本語の音の違いを捉え、大人でも難しいrとlの音をしっかり聞き分けます。違いが分かるため、小さいころに発音の仕方やコツを覚えれば、ネイティブと同じようにrとlの発音ができるようになるでしょう。

また、ほかの音についても同様です。たとえば、日本語のアに類する英語音は、4種類あります。大人がカタカナで読み方を覚えようとしても、英語音に該当するカタカナが見当たらないため、大きな壁になりがち…。

しかし、子どもは、comeのo[ə]、appleのa[æ]、busのu[ʌ]、boxのo[ɑ]を聞き分け、同じように発音する力をもっています。カタカナをするに求める大人と違って、音を音のまま理解する力に長けているのです。

このように、正しく発音できる力は、リスニングの力があるという意味。発音とリスニングはつながっているといえるでしょう。

小さい子どもは、先生や大人からほめられると、ますますやる気をもちます。うれしくて、もっとがんばろうと素直に思うのも小さいころです。

音を聞き分ける力や吸収力、素直さが一番の乳幼児期に、英語学習を始める価値がお分かりいただけるのではないでしょうか。

子どもの英語学習の成果を実感できなかった理由とは?

コミュニケーションスキルの向上や理解力や読解の素地まで養えるとされる英語学習。しかし、冒頭でお伝えしたように、16%の人は、子どもの成長をあまり感じられなかったとしています。

こちらの理由も気になりますね。幼いころのスタートが脳の特性においても有効だというのに、いったいどうして成果を感じられなかったのでしょうか。

それは、「毎日継続して学習させるのが難しかった」ことにあります。

私
え、どういうこと?
ママ友
ママ友
インプットの章で伝えたように、子どもが英語を表現するまでに、かなり時間がかかるのも関係しているのよね。
私
あ~、親としてはすぐに成果を求めたいけれど、実際は難しい場合もあるよね。
ママ友
ママ友
そうそう、期待が大きければ大きいほど、成果が出るまで待てない…のが本音よね。

こちらの会話にあるように、子どもがアウトプットするまでには、時間がかかります。大量のインプットを切れ目なく行えば、見える成果となるのです。

おそらく16%の人は、「今がインプットの時期である」ことを理解していれば、もう少し気持ちにゆとりをもって子どもの英語学習に関われたのかもしれません。

語学の習得は、思っている以上に時間がかかるもの。成果が見えぬ状態にイライラし始めるときは、バケツに水が入っていく様子をイメージしましょう。

私
バケツに水が入るイメ―ジってどういうこと?
ママ友
ママ友
ちょろちょろ水でも、水がたまって、いずれ溢れ出すでしょう?
私
あ、そうか、子どもによっては時間がかかる場合もあるし、毎日少しずつインプットすれば…
ママ友
ママ友
そう!必ず、どう~っと溢れ出す瞬間がやってくるのよ。

今、実際に英語学習をさせているけれど、成果が見られなくて挫折しそうな親御さんがいるかもしれません。ただ、外見的に何の変化が表れなくても、実は脳内で少しずつ変化が起きていると捉え、温かく見守る姿勢が大切です。

まとめ

今回は、0~6歳の子どもに英語学習をさせているママさんに「英語学習で子どもの成長を感じられますか」というアンケートの結果を紹介しました。

子どもの吸収力は抜群です!英語に対する偏った先入観もアレルギーもないため、日々の成長に驚いている親御さんが多いようです。

コミュニケーション力、発音の仕方やリスニング力、臆せずに英語を使おうとする姿勢など、大人顔負けのスキルアップを見せる子どもに、頼もしさを感じている方もいます。

ただ、実際に目に見える形で成果を感じられず「このまま続けて大丈夫だろうか」と心配されている方もいるでしょう。

この場合は、お子さんのペースで少しずつインプットを増やしている段階だと考え、温かいサポートを続けてください

それが、子どもに対する親の”よりよい”向き合い方だと思います。決して焦る必要はありません。楽しく英語学習を続けられる環境づくりを大切にしましょう。

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ミライコイングリッシュ編集部
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