英語学習において継続は大事というけど…
こんにちは!ミライコイングリッシュ運営事務局です。
幼児英語に興味や関心のあるママさんや、すでにお子さんに英語を学習させているママさんは「英語力=継続力」と考えていることでしょう。
英語に限らず語学を習得するのは短期間では達成できません。いかにコツコツを毎日学び続けられるかが重要なポイントとなります。
蛇口から水がぽたぽたと落ちる程度であっても、最終的にはバケツの水がいっぱいになって溢れ出します。語学でも毎日の積み重ねが重要であると伝える話です。
明らかに「英語が上達している!」と気づかなくても、とにかく努力を続けることでいつか「ぱあ~!」英語力が開花する、といったイメージですね。
明日からしばらく英語ができない!どうする?
「バケツの水」の話を知っているママさんは、「急な旅行があった場合、どうしたらいいの?」といった疑問をもつかもしれません。旅行や急な用事が生まれて、どうしても英語学習ができない…こうした状況は誰にもあると思います。
ただ、毎日コツコツ欠かさずおこなっている英語学習を、たった1日でも止めることに抵抗感や不安を覚える人はいると思います。
たとえば、たった一日だけではなく「明日から1週間は家族みんなでおばあちゃんのうちに行く」となれば、英語教育に本気モードのママさんであればあるほど悩んでしまうでしょう。
もしかしたら「旅先で使える教材をもっていこう」「ポケットWi-Fiを持ち歩いてでも動画を見せよう」「夜寝る前は英語の絵本の読み聞かせをしなきゃ」などと思うかもしれませんね。
逆に「せっかくの旅行なのに、そこまで英語のことを考えるのも、なんだかな…」「たまには英語のことを忘れて自由に遊ばせてあげたいわ」と思っても自然なことでしょう。
「わざわざ英語教材をもっていくほど、旅先で英語学習をさせるのは効果があるのかしら」と思っているママさんであっても「でもなあ…やっぱり気になるわ」と複雑な気持ちになる可能性もあります。
葛藤や複雑な気持ちを抱えてしまうので、やはり「英語学習には継続が大事!」といった言葉が頭にあるためです。たしかに英語をマスターするには(人や環境にもよりますが)2000時間とも3000時間ともいわれます。
もちろん、2000時間以上の学習を一気に済ませるのは不可能です。一日30分の英語学習でも(毎日続けたとして)10年以上かかるのです。このため、いかに少しずつでも続けるかが重要!といわれています。
継続させるには、学習をルーテイン化することが大切で、毎日歯磨きをするように、やるのが当たり前の状態にする必要があります。おそらく読者のママさんたちも、子どもの学習習慣をつけさせるのに一生懸命に取り組まれているでしょう。
「英語をやろう」「〇〇の歌を聞いてみよう」などと適宜声かけして、なんとか生活のなかで英語タイムを設定しようと必死かと思います。
その努力も、ちょっとした”おさぼり”や”油断”で水の泡…となった経験をもっていたとすれば…。きっと余計に「今度こそ毎日少しでも英語に触れさせるぞ!」と本気モードになっていることでしょう。
「今までがんばってきたんだから、少しの油断も許されない」
「1度休んだら、ずるずるとやらない日を増やしてしまいそう」
こうした思いを常にもちながら子どもの英語学習をサポートしているママさんは、意外に多いのではないでしょうか。
ちょっと休むくらいで心配しなくていい!
おばあちゃんの家へ行く程度のことであれば、スマートフォンのなかに英語アプリをいれるなどして、どうにか英語に触れさせるのは可能でしょう。
ただ、親子のどちらかが体調を崩して寝込むことになれば、「このときは休む!」と決めるしかありません。
この記事でお伝えしたいのは、ちょっと休んだだけで今までの努力が台無しになることはない!という点です。
イラストのように、長期目線で物事を考える姿勢も大切ですね。長い学習生活からみれば、1週間休んだからといって大きな影響はないかもしれません。ただ、断定するのは難しいのも事実…。
その理由は、1週間といった数字が具体的にどのような影響があったりなかったりするのか根拠を探せないためです。
ここでは休憩が学習や記憶に良い影響を与えるとした研究結果について2つ紹介します。
東京大学の池谷裕二教授によれば「休憩時間を挟んだ『15分×3(計45分)学習』グループのほうが『60分学習』よりも長期的な記憶固定に有効である」(株式会社ベネッセコーポレーション『勉強時間と学習の定着・集中力に関する実証実験』より)そうです。
また、イタリアのコンサルタント、フランチェスコ・シリロ氏によって考案された「ポモドーロテクニック」についても紹介します。ポモドーロテクニックとは、長時間作業を行う際の時間配分を指しています。なお「ポモドーロ」は、シリロ氏が学生時代に用いたトマト(イタリアントマト)型タイマーがもとになっています。
「25分+5分」の1セットを1ポモドーロとし、4ポモドーロをこなせば15分~30分の長めの休憩をとるようにするそうです。このサイクルを1日数回くり返せば作業の効率化を図れるとしました。
話を戻せば、たとえば10年といった長期目線で英語学習を捉えれば、1週間の休養(今回でいえば旅行)は1日に換算すればたった数分の出来事となります。
以上の内容から、学習や作業効率の面から考えれば、適度な休息をとったほうが、その後「よし、明日からまたがんばるぞ!」と思い、学習効率を上げることにつながると考えても良いのではないしょうか。
「たまには休んでもいいだろう」「脳みそも少し疲れているだろうし」「とにかく今は思い切りリフレッシュしよう!」と思って気楽にいたほうが、メリハリもあって結果として学習効果を上げられるでしょう。
「継続」に過度にこだわるのは逆効果になるかも
親が無理やり英語学習をさせようとすれば、子どもは次第に負担に感じ始めるでしょう。
過度に継続を求めすぎると、融通が利かない子どもを育ててしまうリスクがあります。強迫観念が強くなり、困難な状況にぶつかったときに柔軟な対応が難しくなるかもしれません。
子どもの生きる力を奪ってしまう可能性があるのです。子育てには「バランス」が重要なポイントになります。心にどこかでゆとりをもち「ここは楽しむ、ここは学ぶ」といった感じでメリハリを大切にしましょう。
英語力を高めるためには継続が大事です。習慣化によって学力が向上するのも事実。ただ、それもやり方次第で、脳のためには睡眠や休息が欠かせません。
まだ先の話になりますが、受験などで勉強が大変になる時期でも、休息は学習に効果を発揮します。1時間に5分歩き回るだけで記憶形成にプラスに働く(カリフォルニア大学シッダー教授)や水分補給で作業効率を高める(コネチカット大学アームストロング博士)といった調査報告もあります。
たしかに個人の状況や体質によって効果にはばらつきがあるでしょう。大切なのは、子どもの特性や学習スタイルに合わせて、適切な休息をとる習慣をつけさせることです。
つまり英語学習の習慣化とともに、正しい休息やリラックス法、そして睡眠の確保などを意識することが、必要であるといえるでしょう。
まとめ~楽しい英語学習を~
コツコツ学習を続けることに対して、「大変だ」「いやだな」といった思いをもたない工夫が望まれます。「英語って楽しいね」と感じられるように学習を進めることが重要です。
子どもによってどこに楽しさを感じるかは異なります。ある子どもは歌や動画、ある子は絵本の世界に楽しさを感じるかもしれません。そのほかアプリ学習、英語のおもちゃなど、子どもによって楽しさを感じるポイントは異なります。
英語学習を続けるには子どもの「好き」や「興味」を尊重しながら、ポジティブな感情を育てるように工夫しなければなりません。この際、親自身が一緒に楽しむのも子どもにとってはうれしいものです。
ミライコィングリッシュの英語教材は子どもの「好き」をつなげて続ける視点を大切にしています。ぜひこの機会に親子で一緒に英語を学んでみませんか。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせくださいね。