こんにちは!ミライコイングリッシュ運営事務局です。
小さなお子さんをもつママさんやパパさんへ。英語の絵本、読み聞かせを自宅でしているでしょうか。
「日本語の絵本は毎晩、寝る前に読み聞かせているけれど…英語の絵本は、ちょっとねえ~」
このように返す親御さんもいるでしょうね。
以前に海外に住んでいた経験があったり、実際に英語を使う仕事をしていたりするママさん、パパさんであれば、普通に英語の絵本の読み聞かせをしているでしょうか…。
そうではない親御さんにとって、絵本を英語で読み聞かせるのは「ハードルが高すぎる!」と感じるかもしれません。
なかなか英語の絵本を読み聞かせられない理由として、次のようなものが挙げられます。
- 英語の発音に自信がない
- 得意でない英語を子どもの前で披露したくない
- 日本語の絵本を読むだけで精いっぱい
上記の理由は、特別なことではなく、意外に多くの人が感じているのではないでしょうか。
また、「どのような本を読み聞かせたらよいかわからない」といった悩みもあると思います。
どの絵本を選んだらいいの?
いざ英語の絵本を読んでみようと思っても「種類がたくさんあり、いったいどれから読み始めたらよいかわからない」といった悩みは、意外に多くの人がもつもの。
日本の絵本であれば、ぱぱっとめくれば、およその見当はつきますが、英語の絵本となると、そう簡単にはいきません。
通販サイトの口コミ情報で絵本を探そうにも「結局…手に取ってみなきゃわからない」となり、買わずにそのままになってしまう…。
とはいえ、絵本の読み聞かせは、子どもの知性や感性を育てるために有効であるのは確かです。子どもの英語力を高めたいと思えば、日本語の絵本と同じように英語の絵本を読んで聞かせる時間をもちたいものですよね。
ここからは、英語の絵本を読み聞かせることの大切さを確認しながら、絵本の選び方や読み聞かせの仕方などについて紹介します。
英語で絵本を読み聞かせるメリット
英語の絵本を読み聞かせるのは、どのようなメリットがあるかといえば、次の3点が考えられます。
- 英語の音やリズムに親しめる
- イマジネーションを高められる
- 異文化を学べる
絵本は子どもが読みやすいように作成されており、言語特有の発音やリズム感もともに楽しめます。また、外国人の作家が書いた絵本は、日本人作家とは異なる世界観を味わえるため、子どもの想像力を豊かにしてくれるでしょう。
同様に、日本とは違う文化を知れるきっかけになります。
絵本は文字に親しみをもち、言葉の意味を増やすだけでなく、子どもが成長する過程で必要な新しい見方や豊かな感性を育む役割を果たすのです。
ただ、絵本の読み聞かせによる効果を実感するには、やり方に注意しなければなりません。次から、親御さんのなかで陥りやすい絵本の読み聞かせに関する留意点を紹介します。
とくに英語の絵本で読み聞かせをする場合、子どもの英語に対する興味の度合いや英語の習熟度に合わせて絵本を選ぶ必要があります。確認してみましょう。
年齢別、英語の絵本の選び方
英語を習い始めのころに絵本を読み聞かせる場合は、日本語の絵本であれ、英語の絵本であれ、イラストが中心でストーリーを理解しやすいものにしましょう。
とくに赤ちゃんへ与える絵本を選ぶ際は、下記の点をポイントにするといいでしょう。
- 文字は少なめで、カラフルなページ
- ハードカバーや布製、なめてもいい素材
- しかけや音の出るおもちゃのような絵本
ページ全体にくっきりとわかりやすいイラストがかかれていたり、左にイラストであれば右は1単語あるいは1フレーズのみ、といった構成の絵本が初級編としておすすめです。
また、赤ちゃんは何でも口にしてしまうため、誤飲やなめても大丈夫な素材の絵本を選ぶようにします。この際、指先でタッチあるいはボタンを押せば音が出る絵本であれば、子どもの興味を引き付けるでしょう。
このほか、子どもの興味を引くもののなかには、図鑑も一つ候補に上がります。人によっては「図鑑は絵本?」と疑問を抱く人もいるでしょうが、子どもの「好き」や「興味」を大切にするのであれば、写真と名前、説明が掲載されている図鑑も、れっきとして言語学習の素材です。
また、年齢別の絵本や人気のある絵本を見つけたからといって、わが子にはもしかしたら該当しないかもしれません。言葉を発しない小さい子どもが何に興味を示すかについては、親が子どもの表情をしっかり観察する必要があります。
年齢が上がるにつれて、自分の思いや感情をママやパパに伝えるようになります。この際は、子どもの話に耳を傾けて、親目線でなく子ども目線の絵本を選ぶようにしましょう。
ただ、親が「これは子どもに読んで聞かせたいなあ」と感じる本、物語については、躊躇することなく読んでみてください。いつもとは異なるイメージの世界に、子どもは引き付けられ心を動かされるかもしれません。
興味のある分野を選ぶのがコツ
先ほどお伝えしたように、本を選ぶ際は、基本的には、子どもが興味をもちそうなジャンルのものを選んであげるようにしましょう。
図鑑であれば車や花の図鑑、小さいながらも料理が好きな子どもであれば料理の本でもいいでしょう。
図鑑を読むのに抵抗のある親御さんは、たとえば『Cars』のように車が主人公の物語を選ぶようにします。料理であれば、食べ物に関する絵本(『Sandwich! Sandwich!』など)を読んで聞かせましょう。
もしも、子どもが興味を示しそうな英語の絵本を見つけられない場合は、まずは日本語の絵本で好きな絵本を参考にしてみると、選ぶ基準が見えてくると思います。
「オススメの絵本」はいかが?
子どもが興味をもつ絵本であれば、子どもは英語の読み聞かせタイムを楽しみながら過ごせるでしょう。親子で夢中になれる本を見つけられれば、うれしいですよね。
もしもわからない場合は、Webサイトで検索して「おすすめの絵本〇選」といった記事を探してみたり、Amazonや楽天市場などの通販サイトでレビュー評価の高い絵本を見つけたりするでしょう。
また、実際に書店に足を運んで店員さんに相談するのも可能ですね。英会話スクールに通っているのであれば講師の先生に尋ねてみるのもいいでしょう。
ただ、やっぱり、それらは参考にはなれど、本当にわが子が興味を示してくれるかどうかはわかりません。実は書店の隅に置かれていたり、レビュー評価がいま一つであったりする絵本が、子どもの心にヒットする可能性もあります。
何より大事にしたいのは、やはり目の前の子どもの「読んでほしい」といった願いと、ママやパパの「読んで聞かせたい」という気持ちです。この点は、心のどこかに留めておきましょう。
英語の発音が良くない、だから…
絵本を読み聞かせるメリットは、英語の発音やリズムに親しんだり、イメージの世界を広げながら異文化を理解したり…などさまざまです。
ただ、メリットを理解しているからこそ、親御さんのなかには、「私は昔から英語が苦手で発音にコンプレックスがある…だから絵本の読み聞かせは無理~」と躊躇する人もいるでしょう。
たしかにネイティブに近い発音で子どもに聞かせたほうが、いわゆる”正しい”音をインプットしやすいと思われます。イントネーションも日本語は違って独特ですから、できることなら「きれいな発音で話して聞かせたい」と思うのも無理はありません。
ここでお伝えしたいのは、英語の発音がよくないからといって、子どもに「まったく英語で絵本の読み聞かせをしない」ほうがデメリットになる、といった考え方です。
英語の発音が良くない⇒(恥ずかしい)(正しい音を理解させられない)⇒だから絵本の読み聞かせをしない、といった発想から次のように考えてみてはいかがでしょう。
英語の発音が良くない⇒「だったら私も子どもと一緒に学ぼう」⇒英語の読み聞かせに挑戦しよう
こうした親の姿勢にシフトチェンジするのです。親の姿勢はじわじわと子どもに伝わります。最初は、練習が必要でしょうが、ある程度自信をつけたところで、子どもに英語で読み聞かせてみましょう。
もしかしたら子どもから「ママの発音、ちょっとおかしいよ、キャットじゃなくてキャッといってtは、ちょこっとつける感じ」なんて指摘を受けるかもしれません。
そのときは、「オー、サンキュー」「ママもがんばって練習するね」といって子どもとやり取りしてみましょう。あとは、Youtube動画や無料アプリを使って発音練習してみてもいいですね。
大事なのは親子のコミュニケーション!
英語と日本語の音の違いを聞き分ける時期は赤ちゃんから小学校に入学する前後。学者によっては思春期の入口まで想定している人もいますが、いずれにしても、子ども時代のリスニング力は高いといえます。
このため、大人になって発音をよくしようにも結構な時間がかかるかもしれません。かといって、なかなか英語で読み聞かせをしないのは、今度はわが子に悪影響となりますよね。
まずは、親が挑戦する姿を見せましょう。「発音がなかなか上達しない自分自身に嫌気がさしそう~」と思ったとしても…、子どもと一緒に学び続ければ少しずつ改善されていきます。
また、親子で一緒に学べる環境は、実は子どもにとって大きな安心となるでしょう。
よく言われることですが、「やらないよりやったほうがいい」のです。しかも絵本を読む時間は、子どもにとってかけがえのない心休まる時間です。毎日、夜寝る前に絵本を読んでもらった経験は、心になが~く残ります。
共通のストーリーを味わって、親子で思ったことを交換し合うのもいいですね。この際、大人とは異なる見方であっても否定せず、受け止めるようにしましょう。そして、子どもの考えを受け止めつつも、親として伝えたい言葉を添えてみます。
子どもは親子のやり取りを通じて、自分の思いを伝えたり相手の言葉を理解したりする大切さを学びます。まさにコミュニケーションの価値をリアスに理解できるのです!
英語を学び、英語で表現したり理解したりする過程は子どもの知性と感性をしっかり育みます。絵本はその大事な役割を果たすものだと理解しましょう。
では最後に、この記事でお伝えしたことをまとめてみます。
まとめ
子どもが小さいころから、英語の絵本を読み聞かせるのは、やはりしてあげたい教育方法です。本の種類が多すぎて「どれがいいかな」と悩んでしまうときは、まずは子どもが興味をもってくれそうなジャンルや内容のものを選ぶようにしましょう。
まだ、ストーリーを理解するのが難しいころは、文字が少なくイラストが中心のものがおすすめです。興味によっては図鑑を選んでみても興味づけになります。
知育玩具として絵本を選ぶとすれば、音が出たり仕掛けがあったりするものも子どもの好奇心を刺激するでしょう。いずれにしても、子どもの様子を温かく観察しながら、絵本を読んだり選んだりしてみてください。
また、「正しい発音で読まなきゃダメだよなあ」と思いすぎず、ママやパパも子どもと一緒に学ぶつもりで、楽しみながら絵本を読むことも大切です。読み聞かせで、がっつり「英語を教える」といった姿勢よりも、親子のコミュニケーションを取るため…と思っていた方が、効果を感じやすいでしょう。
今回の記事を参考に、ぜひ英語で絵本の読み聞かせに挑戦してみましょう。