こんにちは!ミライコイングリッシュ運営事務局です。
こちらのブログでは、0~6歳の小さなお子さんをもつママさん50人に、幼児の英語教育に関するアンケートをとり、その結果と考察とともにまとめていますので、ぜひお読みください。
今回のテーマは「ご自身は英語を話せますか?」という内容です。
ご自身は英語を話せますか?
ママやパパが英語を流ちょうに話せて、ネイティブに近い英語力をもっている場合、このテーマについてはあまり気にならないかもしれません。
なかには「私はまったく話せない…」「どちらかといえば嫌い…」という感想をもつ親御さんもいることでしょう。
わが子をネイティブのように英語を話せるようになってほしいと思う場合、やはり「親も英語をある程度は話せたほうが良いのでは?…」と考える人もいるでしょう。実際は、どうなのでしょうか…。
早速、アンケート結果を発表していきますね。
英語を話せる人は意外に多い
実は、アンケートの結果、英語を話せるママさんは意外に多いことがわかりました。
「ご自身は英語を話せますか?」という設問に対して「はい」と答えた人は全体の30%、「いいえ」と答えた人は70%という結果でした。
10人に3人のママさんが英語を話せると答えています。この結果を見てどのように思われましたか?
このように、人によって印象は変わるかもしれません。焦りを感じた人もいれば、ほっと安心したママさんもいることでしょう。
英語を話せる理由の1位は?
さて次に、気になる「英語を話せるようになった理由」についてお伝えします。英会話教室に通ったり留学したりした人が多いと予想できますね。実際の結果を見てみましょう。
英語を話せる理由の1位は…
第1位の回答内容は「独学で勉強したり、英会話スクールに通ったりしたから」というものでした。「英語が話せる」と答えた人の大部分は、国内において英語の勉強をして話せるようになったというもの。この結果に驚いた人がいるかもしれません。
なかには「仕事で必要だったから」といったものや「単純に英語が好きだったから」というものがありました。ママさんの英語スキルは、必要性や興味などが関係しているようです。
「友人のなかに外国人がいるので、英会話をするために勉強を続けてきた」といったママさんもいます。確かに、身近にネイティブがいると、英語を話す必要性が高まり目的をもって学習を進められますね。
なかには、子どもの頃から英語が得意であったため、以降も自然と勉強を深めていけたと回答しているママさんもいます。ほかの教科より英語の成績が良かった場合は、とくに自信をもっているため学習の持続性にも良い影響を与えるでしょう。
子どもに英語学習をさせる場合も「毎日5分でもいいから続けさせよう」と頑張っているママさんもいるでしょう。自分自身も子どもと一緒にコツコツ勉強しているとは、本当に、脱帽!ですね。
もしかしたら、ご自身の英語学習を継続している際、「〜せねば」といった義務感ではなく、「続けたいから」といった前向きな気持ちがあるのかもしれません。継続するうえで、こうした意欲は大変重要です。
忙しい毎日に、少しの時間でもルーティン化されているのであれば、英語力は日に日に向上していくことでしょう。
英語が話せる理由2位と3位は?
続いて「英語を話せますか?」という質問に対して「はい」と回答した人の理由、第2位は「留学・海外生活の経験がある」というものでした。
学生時代に1度でも留学したことがあるママさんは、やはり英語については「話せる」といった自覚をもっているようです。現地で友達と英語で会話できていた経験があれば、帰国後も「できるだけ英語力を維持していきたい」と考え、毎日の生活に英語タイムを取り入れたり、英会話スクールに通い直したりしている人もいるでしょう。
第3位の結果は「大学など、学校で学んだから」というものでした。
中学校の必修科目として習うような、教科書通りの学習しただけでは、なかなか英語を自由に話せるようになれないようですが…。専門学校や大学、大学院などで英語専攻で徹底的に英語を学んだ経験のあるママさんがいるかもしれません。
会話力と読解力とは、また別のスキルともいえますが、いずれにしても、インプットとアウトプットの機会が多く保たれている環境は、英語の総合的な育成に好影響を与えると考えられます。
親の英語力は子どもに影響する?
親が英語を話せるかどうかによって、子どもの英語学習や英語力に影響を与えるのでしょうか。読者のママさんたちも気になるところかと思います。
ここでは、親の英語力が子どもの学習に与えるメリットとデメリットについて紹介します。最初にお伝えしますが、これらは「〇〇の可能性がある」というだけで、絶対的な効果でもリスクでもありません。
子どもの英語力を伸ばすうえで親として忘れてならないことは、子どもが英語に興味をもち楽しみながら学べる環境づくりをすることです。それをしっかり念頭においたうえで、以下の内容を参考にしてみてください。
親が英語を話せる場合のメリットとデメリット
ママが英語を話せることで、子どもの英語力向上に良い影響を与えるだろうと予想されます。その理由も含めて、以下のように「親が英語を話せる場合に、考えられるメリットとデメリット」を紹介します。
メリット | デメリット |
普段の生活で楽しく英会話ができる | なかなか覚えられない子どもにイライラしてしまうかも… |
専門的な知識を教えられるため、自宅学習が可能になる | 子どもが自信を失ってしまう可能性がある |
親が英語を話せる場合、日常の会話に簡単な英語表現や単語を取り入れられます。大好きなママから英語で話しかければ、子どもは英語に対する抵抗感を抱きにくく吸収しやすいといえるでしょう。
また、ママの英語力が高く、英会話スクールの講師のように教授法も身についているとすれば、高い教材やスクールに頼る必要が少なくなるかもしれません。
ただし、親が英語をペラペラと話せる場合、子どもの英語習得のスピードにもどかしさを感じる可能性があります。なかなか話さない子どもに「大きな声で発音して」と焦らせてしまうケースもあるでしょう。
また、親が英語が得意な場合、子どもはプレッシャーを感じたり親と比較されたりして英語に対する抵抗感をもってしまう恐れがあります。
親が英語が得意で話せる場合は、子どもの個性やペースを尊重し、大らかな気持ちでサポートする姿勢が重要です。
親が英語を話せない場合は?
では次に、親が英語を話せない場合はどうでしょうか。英語を話せない”メリット”といった表現は不自然かもしれませんが、実は、親が英語が苦手であるほうが、子どもが自信をもつ場合があります。
メリット | デメリット |
子どもの成長を素直に認められる | すべてスクールや教材などに頼ってしまう |
親自身の苦い経験を参考に、独自の手法で教えられる | 子どもの素朴な質問にすぐに答えられない |
ママが英語が苦手で話せない場合、子どもが正確に発音したりすぐにフレーズを覚えたりすることについて、ポジティブな評価ができます。
親が英語が苦手である場合、その理由がわかっているため、子どもが後ろ向きな姿勢をとった場合の気持ちを理解しやすいでしょう。この際、独自の手法で子どもの意欲を高める方法を”開発”してしまうかもしれません。
ただし、英語に対する苦手意識が大きく、どちらかといえば英語が嫌いな場合、すべてを塾に任せてしまう場合もあると思います。この場合、予算がかかる点も考慮しましょう。
また、日常的に英語を使う機会をもちにくくなるため、スクールに通ったとしても自宅で復習する機会がなく、子どもの質問に的確に答えられない場合もあります。
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ここまで「英語を話せるママの場合、話せないママの場合」といったように分類して解説しましたが、最初にお伝えしたようにあくまでも参考程度におさめてください。
その理由は、英語を学ぶのは子ども自身であり、お子さんの個性やペースに沿って、何がベストか考えながらおこなうことが大切であるためです。
「親が英語を話せる・話せない」による影響を過度に意識すると、目の前の子どもにとって本当に必要なものを把握できないでしょう。
子どもが学習者であることを考慮しながら、親子で楽しく学ぶ環境を整えることが大切です。子どもの興味を大切に、一緒に学ぶ雰囲気をつくっていきましょう。
まとめ
親が英語をまったく話せないということであれば、子どもは「ボク、ガンバルね!」と集中して学習し、親の英語力を簡単に抜き去るかもしれません。ママはその姿を見て、とても頼もしく思い、ほめ、抱きしめてしまうでしょうね!
このような親の姿を見れば、子どもはますます努力を重ねることでしょう。しかし、課題が見えて親に質問しようとなったとき、英語が苦手な親御さんの場合、「ママ、わからない~」と返してしまう場合もあります。
このとき、頼りになるスクールの先生やオンライン学習の講師がいれば、心強いのですが…。身近に相談したり調べたりすることが可能な環境を準備しておくのも、英語が話せないママさんにとって安心材料となります。
英語学習を行うのは子ども自身です。お子さんが楽しく、興味を持ちながら続けていけるように、親として何をすべきか考え実践に移していきましょう。