幼児英語の疑問解消コンテンツ

よく使うフレーズをコレクションしよう!

親子で英語を楽しむためのとっておきの方法をご紹介

親子で英語学習、楽しんでいますか?

英語をマスターするためには、継続する力がとにかく重要!やっていて「つまらないな」と思いながらだと、どんなに頑張っても途中で力尽きてしまいます。

だからこそ、英語学習を続けていくためには、楽しくマスターすることが肝心。さて、それを踏まえた上で、今回は英語を日常生活に取り入れながら、楽しく習得していくための方法をお伝えします。

私
えーっと・・・
こういう時はなんていうんだけ
息子
息子
シャカ♪シャカ♪シャカ♪シャカ♪~
ママ友
ママ友
!?

この漫画のママさんは、朝、洗面所で我が子がハミガキしているのを見て、なにやら悶々としている様子。一体、何を思い悩んでいるのかというと

私
もう出かける時間だから
急ぎましょ~!
私
って子供に英語で
言いたいんけど・・・
私
文法が難しくて
とっさに出てこなくて
息子
息子
シャカ♪シャカ♪シャカ♪シャカ♪~

なるほど、このママさんは、いつまでも息子がボーッとハミガキをしているので、「もう出かける時間だから急ぎましょ~!」と言いたかったようですね。

でも、ただ注意するだけじゃつまらないので、せっかくなら英語で言ってみたい!と、そう思ったようです。

この記事を読んでいるママさんやパパさんも、日常のワンシーンでそんな風に思ったことってあるのではないでしょうか?

ところが、このママさんは咄嗟のことで英文が全く出てこなかったようです。単語もわからない上に、正しい文法を気にしてしまって、一言も口に出せなかったようですね。

出かけるって英語で何だっけ!急ぐって何て言うんだっけ!間違ったことを口にしたら、我が子に悪影響!?

そんなことを考えているうちに、どんどん時間が過ぎてしまい、英語も出なければ、時間も間に合わない!そんな残念な状態になってしまったようです。

ママ友
ママ友
日常的に、
子供に向かって
英語で
話し掛けてみるって
とってもいいことね!
私
でも本当にとっさに
何も言葉が出てこないの~
私
タスケテ・・・

日常のワンシーンで、子どもに向かって英語で話しかける、その発想に至ったママさんは偉い!と外国語の先生が褒めてくれています。

ただ、ネイティブでもないのに、いざという場面でスラスラ英語が出てくる人ってなかなかいないでしょう。こういった場合は一体、どうすればいいのでしょうか?

文法を組み立てるのではなくフレーズを暗記しよう

ママ友
ママ友
正しい文法で
文章を組み立てようと
するんじゃなくて
よく使うフレーズを
覚えておく
といいわよ
私
よく使うフレーズ・・・!

さて、ここからがこの記事の肝!子どもに英語で話しかける時、毎回いちいち正しく文法を組み立てて伝えようとすると、頭が混乱しフリーズしてしまいますので一旦、その方向で考えるのはやめましょう。

文章を0から組み立てようとするのではなく、よく使うフレーズをまるごと暗記するという方法に切り替えてみてください。

ママ友
ママ友
出かけましょ~とか
もう寝る時間よ~とか
ご飯ができたわよ~とか
ママ友
ママ友
そういうのはもう
ママ友
ママ友
考えて口に
するんじゃなくて
フレーズとして
体に染み込ませちゃう

子どもに向かって話しかけたくなるフレーズって、案外数パターンに絞られてくるんです。

たとえば「出かけましょ~!」とか「寝る時間よ~!」とか「ご飯ができましたよ~!」など。こういったフレーズは、定型文としてワンフレーズをまるごと記憶してしまいましょう。

頭で組み立てて考えてから口にするのではなく、フレーズごと身体に染み込ませて、自然とスラスラ言えるようにしてしまえばいいのです。

私
覚えたことを
ただ口にするだけでも
私
英語って上達していくの・・・?
ママ友
ママ友
もちろん!
ママ友
ママ友
繰り返し
口にすることで
だんだん英語脳に
なっていく
わよ~

ここで浮かんでくるのが、「そんなんで英語って上達するのかな?」という疑問でしょう。

咄嗟の時に、思った通りの英語の文章を組み立てる能力が身につかなかったら意味ないんじゃない?そう思う人もいるでしょう。

覚えたことをただ口にするだけじゃ、英語は上達しないんじゃない?と思うのももっともです。

ただ、記憶した英語のフレーズを繰り返し口にするだけでも、実は想像している以上に効果があります

なぜならたとえワンフレーズであっても、繰り返し英語を口にしていると自然と頭が「英語脳」になってくるからです。

私
さっそくたくさん覚えよー!!!!
私
Hurry up!
Let’s go out!
息子
息子
!!
ママ友
ママ友
楽しくなりそうね!

このママさんは、「Hurry up! Let’s go out!」というワンフレーズを、身体に染み込ませ、繰り返し口にすることにしたようです。これで、朝の忙しい時でも気分はニューヨーカー!優雅かつスマートに我が子と英語でコミュニケーションを取ることができるようなりますね。

英語のフレーズを覚えるのはとても楽しいですよ!最初は2つか3つくらいから始めて、慣れてきたら4つ5つ、6つ7つと増やしていけばいいでしょう。20個くらい覚えることができたら、それだけで日常の会話はほぼ成立するかもしれませんね。

質問や相槌にも英語のフレーズを使おう

もちろん、全ての会話を英語に置き換えるのは難しいでしょう。しかし、会話の冒頭、話のキッカケになる部分を英語に置き換える程度だったら、簡単にイメージができませんか?

たとえば、「今日、学校で何があった?」という質問を、英語の定型文として覚えてしまうのはどうでしょう。あるいは、「今度の週末は、何をしたい?」というように。

「最近、何にハマってるの?」「読んで欲しい本ある?」などなど、覚えておくと便利なフレーズって、考えたらいくらでも出てくると思いませんか?

会話そのものは日本語でするけれど、会話のキッカケになる質問文は英語でする。そんな風に少しずつ英語の割合を増やしていってみてください。

また、会話の途中で「それはいいね!」とか「どうしてそう思ったの?」といった相槌を打つこともあるはずなので、それも定型文として英語のワンフレーズを身体に染み込ませてしまうといいでしょう。

「偉いね!」「よく頑張ったじゃん!」など、ポジティブに褒めてあげる言葉を英語に置き換えたら、それを言われた子は、確実に英語が好きになりそうですよね!

家庭内の会話が英語混じりなのは恥ずかしい?

ところで、日本人なのに家庭内での会話を英語混じりでするなんて「恥ずかしい」という自意識が邪魔をしてしまう人もいるかもしれませんね。

日本人は、美意識が高くシャイな性格をしているので、中途半端にしか話せない英語を必死で日常に取り入れようとする自分達の姿に、嫌悪感を覚えてしまうなんてケースもあるでしょう。

しかし、室内にテレビカメラが仕掛けられているわけでもないでしょうし、ここはたとえちょっぴり恥ずかしくても、英語混じりの会話を楽しんでしまった者が勝ちです!

誰かに監視されているわけでもないのに「なんとなく恥ずかしいから」という理由で英語がペラペラになれる可能性を潰してしまうのはもったいないですよね?

英語を毎日少しずつでも口にしていれば、やがてはそれが習慣化し、毎日の積み重ねで見る見る上達していきますから是非、試してみてください。

日常生活において、どんなフレーズをコレクションするのかは、その親子次第!よく使う便利なものから、親子の個性が際立つ変わったフレーズまで、色々と探りながら楽しみつつ増やしていくといいでしょう!

お父さん、お母さんが恥ずかしがっていると、子どもはそれをすぐに感じ取って、なかなか英語を声に出せなくなってしまいます。家の中でだけでも、親がちょっとリードして、英語の世界を作ってあげましょう。

幼いうちに英語をしゃべることに対するハードルをぐっと下げてあげることができれば、学校で英語の授業が始まっても臆することなく堂々としゃべれるようになります。お子さんの性格にもよりますが、年齢が低ければ低いほど、ハードルを下げるのはラクですよ。

暗記したフレーズがリスニングに役に立つときが来る!

0から英語の文を組み立てるのはやめて、よく使うフレーズを丸暗記しよう!と提案しましたが、丸暗記だと応用が効かないんじゃないか…?と思っている人もいるでしょう。

そんなことはありません!

何も考えずに口に出せるくらいフレーズが馴染んでくると、やがて、似たフレーズを耳にしたときにぱっと意味が取れるようになってきます。

例えば、「It’s time to sleep.」( 寝る時間よ~!)のフレーズを毎日のように使っていると、「It’s time to go out.」という英語を聞いたときに、「あ!これは「〇〇する時間よ」だな」とすぐに気づくことができるんです。

これは実際に体験してみないと分からないかもしれませんが、「聞き取れるようになってる!」と実感するときが来ます。だんだん聞き取れるようになってくる、というよりも、ある日突然、「そうだったんだ!」と納得する感じ。

自分が何度も口にしてマスターしたフレーズは、自分がしゃべるときだけでなく、リスニングをするときにも役に立つというわけです。

そうなったら、英語がどんどん楽しくなってくるはず。暗記するフレーズを増やしたり、より長いフレーズに挑戦してみたりして、幅を広げていきましょう。

テキストで文法を学んで、構文を暗記して、作文して、和訳ができるようになる、これも英語を学習するには必要なステップですね。でも、やはりリスニングとスピーキングから入ると、身体に英語が染みついていくのを実感できます。子どもと一緒に英語を学ぶには、ぴったりの方法です。

フレーズを身体に馴染ませるというのは、構文を暗記しているのと同じことですが、文法といっしょに学ばなくてもOK。「このフレーズはこういう構文だったんだ」「この文法が使われているんだ」と、暗記しているフレーズに後から知識を肉付けしていけばいいんです。フレーズのコレクションが多いほど、その後の英語の学習がラクになりますよ。

 

まとめ

それでは最後に、この記事でお伝えしてきたことをまとめてお伝えしていきます。

チェックポイント!
  • 日常会話で英語を取り入れるコツはフレーズをまるごと覚えてしまう事
  • よく使うフレーズをたくさん覚えて生活の中でどんどん使っていこう!
  • 繰り返し口にすることで、英語の発音や思考に慣れることができる

親子で英語学習を楽しむためには、日常生活のちょっとした会話を英語に置き換えてみるといいでしょう。

その時、慣れていないうちから英語の正しい文法を組み立てようとしてもうまくいかず、脳が混乱して何も言葉が出て来ないという現象が起きてしまいますので、無理をしないでください。

そこで、まずは自然と英語が口に出てくる「英語脳」を作るため、決まったワンフレーズを丸暗記してしまいましょう。

「出掛けますよ!」「ご飯ですよ!」「もう寝ましょう」などなど。

その他、会話のキッカケになる質問文や、相槌などにも英語のフレーズを使ってみてください。

たとえ、暗記しただけの英語であっても、繰り返し口にしているうちに、脳が英語を受け入れるようになっていきます。

最初は2つ3つくらいから始め、ちょっとずつ自分達に合った英語のフレーズをコレクションしていきましょう!

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ミライコイングリッシュ編集部
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