「継続できている」意識を高めることが大事!
お子さんと一緒に、英語学習を頑張っているママさんパパさんへ!
英語の能力を高めるためには、とにかく「継続」が大事だということは、なんとなく理解してもらえていることでしょう。それでは、その「継続」を促すためには、どんな工夫が必要になってくるでしょうか?
今回は、そこにテーマを絞ってお伝えしていきます。
英語学習を継続させるためには○○を付けるといい
「◯◯を付けるといい!」というヒントから、なんとなく日記かな…?という予測ができた人も多いかもしれませんね。「付ける」と言えば、「日記」か「帳簿」ですからね。
日記かな?
正解はその予測の通りで、ズバリ!「日記」です。
毎日、どんなことを学習したのか、その記録を付けるだけで「継続する力」は格段に変わってくるんですよ!
記録を付けるようにするといいのよ!
さて、ではどうして、日記を付けると継続する力が付くのでしょうか?
日記をつけると
英語学習を
継続させられるのかな?
それは、日記を付けることで「自分は継続ができているんだ」という意識が高まり、自信がついて英語学習へのモチベーションがアップするからです。
より強くなるからよ!
記録するのって大変じゃない?
ただ、この漫画のママさんと同じように、「学習したことをいちいち記録するのって、大変なんじゃない?」ということが気になった人もいるかもしれませんね。
それは確かにその通り。記録することが大好き!というマメなタイプの人であれば、楽しんでやれるかもしれませんが、そうでない場合は、日記を付けること自体、継続させるのが難しくなってしまうでしょう…。
細かくなくていいのよ~
それすら大変なら
シールを貼るだけでもオッケーよ!
しかし、そこまで心配をする必要はありません。
日記といっても、学習した内容を何行にも渡って正確に記す必要はないんです。一番大事なのは、継続力を高めることであり、「自分は毎日頑張っているんだ」という自信とモチベーションを高めること。何を学習したのか、明確に振り返ることができるかどうかは、さほど重要ではないんです。
そのため、日記といっても「今日も英語を頑張りました!」と、一言を記すだけでいいですし、なんならシールを貼るだけ、カレンダーにチェックをするだけでも充分なんです。几帳面レベル、ものぐさレベルに合わせて、一番続けられそうなバランスで調整してみてくださいね。
簡単でいいので「印」を残すことが大事!
残すのが大事っていうことなのか~!
継続力を高めるためには、簡単で良いので「何かやった!」という証拠を残していくことが、とても大事なんです。
お子さんは、意外に可愛いシールを貼ってもらえるだけで「これを毎日続けたい!」なんて思ってくれるものです。
大人向けのアプリであっても「ログインボーナス」なんて仕組みがあったりするのをご存知ですか?
もらえるポイントは大したことなくても、毎日ログインしたという証拠になる、スタンプのような印を付けてもらえると、それだけで「明日も頑張ろう」なんて思えるものなんです。
大人でさえ嬉しいと感じるのですから、さらにピュアな子どもがシールやスタンプを嬉しいと感じるのは容易に想像ができるでしょう。
シールは、わざわざ買うのもアリかもしれませんが、昔ママさんが集めていたものを再利用してもいいかもしれませんね。シールでなくスタンプにすれば、何度でも使い回しが効くので、こちらもオススメ。
さらに、絵心のあるママさんやパパさんであれば、お子さんのために可愛らしいイラストを描いてあげるのもいいかもしれませんよ!お子さんが喜びそうなキャラクターの絵を、広告の裏側などを利用して、ちょっぴり練習してみるといいでしょう。
人間は積み上げたものを台無しにするのが大嫌い
ところで、ここからもう少し「奥義」に近い話をしていきましょう。
それは、人間は「積み上げたものが台無しになること」をとても嫌がる、という話です。
たとえ、それがどうでもいい内容であっても、自分のやったことが台無しになるのは、人間にとって耐えられないことなんですよ!
それは、ドミノの番組を見ていてもなんとなく理解できるでしょう。ドミノは、言ってしまえば完成したところで、そこまで意味のあるものではありません。人間の生活にとって、あってもなくてもいいようなものです。
しかし、頑張って並べたものが途中で台無しになってしまう時、人は精神的に大ショックを受けて落胆します。だからこそ、その姿がドキュメンタリーとして世の人々に受け、コンテンツとして成立するわけです。
子どものころに縄跳びをした記憶はありませんか?縄跳びも、引っかからずに連続して何回跳べるか?を競いますね。
引っかからずに50回跳べたら、達成感があります。そして、「次は100回まで頑張ろう!」という気持ちになります。でも、次にチャレンジして48回で引っかかってしまったら、ものすごく悔しくて、「次は絶対50回を超えるんだ!」と奮起しませんか?
そう、連続していたものが途切れるのはとても悔しいものなんですね。
そこでこの心理の仕組みを利用して、是非お子さんに英語学習を頑張らせてあげて欲しいのです。たとえば、シールを貼るのではなくストックしていくようなイメージ。5日間1日も休まずに頑張れたら、これを全部貼っていいよ!というように条件を調整してみてください。
5日間続けて頑張ったら、特別な大きいシールを貼れるとか、ふだんは食べさせてもらえないお菓子を食べられるとか、子どもが喜ぶようなご褒美のルールを決めるのもおすすめです。
4日目で英語学習をサボってしまったら、1日目、2日目、3日目で頑張って来たことが全てなかったことになってしまうので、お子さんは心理的にこれをとても嫌がるはず。
よくよく考えたら、シールは大したご褒美ではないはずなんですが…、それでも、頑張ったことが台無しになるのはショックなことなんですよ!
シールがいいのか、スタンプがいいのか、おやつがいいのか、おもちゃがいいのかは、お子さんとママさんパパさんの性格によって違ってくると思うので、ここはクリエイティブな感性をフル回転させつつ、どうすれば毎日英語を続けたくなるのか、ベストな方法を探ってみてくださいね!いくつか選択肢を出してあげて、お子さんに選んでもらうのもいいですね。
お父さん、お母さんに言われたから英語をやっている、というのではなく、自分がやっているんだ、という気持ちになってもらうのがポイントです。
自分の苦手なことに取り組むのはたいへんなことですが、人に何かをさせるのはもっと大変なこと。だから、自分が英語を勉強するよりも、子どもに英語を「やらせる」ほうが大変だということです。
お父さん、お母さんが声をかけてあげないと何もしようとしないとか、言われたからしぶしぶやっている、という状態から抜け出してもらわないと、いつまでたっても「お子さんに英語に取り組ませる」のに労力がかかってしまいます。
「大丈夫。わたしがなんとかしてみせる!」という人もいるかもしれませんが、それでは親が大変すぎて、息切れしてしまいます。子どもが言うとおりにしてくれないと、どうしてもイライラして、子どもにも悪影響。
長く続けるには、子どもが自分から取り組むようにするのがいちばんの近道。自分の頑張りでカバーすればいい、とは考えないようにしましょう。
「これだ!」という方法が見つかったら、それ以降は、面白いほどに英語学習に夢中になってくれるかもしれません。
それでも、英語の学習を継続するより大事なことは?
ただし…、体調不良の時にまで、英語学習の継続を優先する必要はありませんので、念の為。
ストイックで真面目なママさんやパパさんは、ついつい、お子さんに無理をさせてしまいがちですが。学校へ行くのもそうですし、自宅での英語学習に関してもそうなのですが、最も優先すべきは、お子さんの体調でしょう。
「だるい…」「眠い…」と言って、何もヤル気が起きない様子を見せている時は、風邪などの前兆かもしれませんし、純粋にエネルギー不足が原因になっている可能性もありますので、ちゃんと配慮してあげましょう。
心と身体はつながっていますので、ひょっとすると愛情不足になっている可能性もあるかもしれません。こんなにこの子のことを思っているのに…!と憤慨したくなるかもしれませんが、お子さんが本当に求めている愛情表現は、別の方法で実現できるのかもしれません。
時には、英語学習のことを全て忘れ、一緒にお買い物をしたり、キャッチボールをしたり、寄り添って眠る時間を作ってみるのもアリでしょう。
子どもが求めているのは将来役に立つ知識やスキルなどではないはず。ただ、お父さん、お母さんから「大好き!」と言われてギュッとハグしてもらうことではないでしょうか?大人はつい先のことを考えてしまいますが、子どもには自分が生きている今しか見えません。今が楽しくなければ、自分の将来に希望を持つのもむずかしくなってしまいます。
子どもは親の思うようにはならなくて当たり前。そのくらいおおらかに考えて、子どもも親も無理せず、楽しく続けられる方法を探してみてくださいね。
まとめ
- 英語学習を継続させるためには日記などの記録を付けると効果的
- 記録の内容はシンプルなものでかまわない
- 内容を書き記すのが大変な時はシールやハンコでもOKなので何かしらの記しを残していこう!
それでは、この記事で解説してきたことを、最後にまとめておさらいしていきましょう。
英語学習で最も重要なのは、継続していくこと。その継続力を高めるためには、「日記」の力を利用しましょう。日記といっても、毎日何を学習したのか、細かく記していく必要はありません。日記の方を頑張り過ぎてしまうと、肝心の英語学習が面倒になってしまうかもしれませんので、本末転倒は避けるべきです。
大事なのは、「自分は今日も何かを頑張った!」という記しを残すこと。だからこそ、その記しは、たった一言でもいいですし、シールやハンコなどでもいいわけです。
また、人間は自分の積み上げて来たことが台無しになるのをとても嫌います。5日連続で頑張れたらご褒美!といったシステムを作ることにより、4日目くらいで休みたくなっても、ご褒美のために続けられる可能性がアップするので、この心理の仕組みを是非、利用してみてください。