おうち英語

英語の聞き流し。意識するポイントは3つ!

こんにちは!ミライコイングリッシュ運営事務局です。

子どもの英語力を伸ばしていきたいと考えるママさん、パパさんの多くは「音楽」を使って教えているかもしれませんね。

英語の歌を流すと、曲調を耳にするだけでテンションが上がったり癒されたりします。また、自然と英語の音やリズムなどに慣れるため、音楽的要素を用いた語学学習は有効だと考えられます。

今回は、英語学習によく使われる音楽に関する情報をお伝えします。まずは「聞き流し」についてチェックしてみましょう。

英語の音楽は「聞き流し」勉強が可能

絵本を読み聞かせたり、一緒に英語の動画を見ようとしたりして、語学学習を進めているご家庭は多いのではないでしょうか。

ただ、この際「一音、一句絶対聞き逃さないように」「集中して英語の音やリズム、単語などを覚えてしまおう!」と張り切り過ぎていませんか?

私
え?だって、リスニング力を高めるには、やっぱり集中して音を聞かなきゃいけないでしょう?
ママ友
ママ友
たしかに、聞くことは大切。でもね、聞き流す感じでも効果があると言われているのよ。

「聞き流し」とは、たとえば子どもがおもちゃで遊びながら、ママは家事をしながら…といった感じで、自然と英語の音に触れることができる環境づくりです

日常生活のなかでは、英語の歌での「聞き流し」を積極的に取り入れていくと子どものリスニング力の向上につながります。

どの曲を使えばいいかわからない…

ただ、いざ「英語の歌を聞かせよう」と思っても、日本の歌と同様にジャンルやアーティストなどあまりにも幅が広すぎて、いったい何をどう聞かせてあげればよいのか悩みますよね。

インターネットやアプリにアクセスすれば聞ける曲数は、実に豊富!そのなかから英語学習に適している音楽を探すのは意外に大変です。

そこで、ここでは英語学習に活用できる曲をどのように選んだらいいのか紹介します。今回紹介するのは3つのポイントです。

曲選び、3つのポイント

もし、迷ってしまった時には、次のことを参考にしてみてください。

ポイントは上記のとおり3点あります。順に解説しますね。

子どもが興味をもちやすいもの

まず1つ目は、子どもが興味をもってくれそうかどうかが重要です。子どもは好きなものや興味をもつものであれば、進んで耳にしようとします

たとえばミッキーが好きな子どもであれば、ディズニ―系のアニメーションに入っている歌を選んでみましょう。

私
たしかに、そうよね。子どもの好きなキャラクターが登場する歌であれば、喜んで覚えそうだわ。
ママ友
ママ友
逆に、とくに関心がなければスルーされるわね。いずれにしても、試しに聞かせてみると子どもの興味がわかるわよね。

好きなものであれば、何度も何度もくり返して聞いて、きっといつの間にか覚えてしまいますよ。

テンポやリズムで楽しめるもの

テンポやリズムが軽やかで、いかにも子どもが好みそうなものを選ぶようにします。最初から子ども向けに作られている歌は、子どもの興味を引き付ける要素が盛り込まれているためおすすめです

ただ、なかには大人が聞くような曲を好む場合もあります。子どもが自然に反応してしまう歌や曲を聞いて一緒に歌う様子を見せる場合は、毎日聞かせる歌としてピックアップしましょう。

韻を踏むもの

韻を踏むとは、たとえば下記の歌を例に解説します。

♪Twinkle、Twinkle、Little Star(キラキラ星)♪
Twinkle, twinkle, little star,
How I wonder what you are!
Up above the world so high,
Like a diamond in the sky.

Twinkle, twinkle, little star,
How I wonder what you are!

When the blazing sun is gone,
When he nothing shines upon.
Then you show your little light,
Twinkle, twinkle, all the night.

Twinkle, twinkle, little star,
How I wonder what you are!

同じ色どうし、発音を比べてみてください。同じ音が入っているのに気づかれるでしょう。たとえば starとareには「アー」の音が含まれています。これが韻を踏む現象です。

英語の歌には、カナラスといっていいほど韻を踏む箇所があります。その部分にタイミングを合わせて歌うと、子どもの興味づけにもなりますよ。

また、単語力につながりますので、まずは簡単な曲から始めて覚えさせるようにしましょう。

どこで曲を見つければいいの?

3つのポイントに絞って曲選びをするとしましょう…。しかし、ここでも疑問が生まれますね。

いったいどこで曲を見つけたらいいの?

これについては、たとえば下記のように、さまざまな方法が考えられます。

歌を探すには?その方法

・Youtube検索
・Google検索
・CDやDVD
・英会話スクールの先生から

YouTubeは無料で利用できる便利なツールです。「英語 歌 子ども 人気」などを検索すれば、おすすめの曲も選びやすいでしょう。お気に入りを聞いているうちに、Youtubeでは関連動画が自然に流れるため、他の曲もチェックしやすくなります。

また、Google検索で調べると「おすすめの英語歌〇選」のように提示されるため探しやすいでしょう

実際にCDやDVDを購入してみるのもグッド。購入する前に、おすすめのCDを英会話スクールに紹介してもらうのもいいですね。

スクールの先生は、たくさんの経験と出会いを重ねているため、もしかしたら意外な一曲、良い歌を教えてくれるかもしれません。いずれにしても、いろいろ聞かせてみて、子どもが「これはいいね!」と思える歌を選んでみましょう。

敏感な子どもの耳は学習効果も抜群

さて、英語学習に歌を取り入れるのは、とくに小さい子ども時代の「耳」がよいためです。耳がよいとは、英語の音と日本語の音の聞き分けができることを指します

英語特有の発音やリズム感などは、五感を通して養われると考えられます。右脳は、乳幼児期にとくに発達します。このため、身体を動かしながら楽しみつつ英語の歌に親しむのは、発達段階に合う学習法といえるでしょう。

子どもに英語の歌を聞かせる場合は、自然に笑顔になったり身体を揺らしたり…など、子どもが楽しそうに、あるいは気持ちよさそうにしているものを選んであげたいですね。

また、そのうえで大切なのは、音を楽しむ姿勢ですよね。「音楽」ですから♪

一緒に「この曲はいいねえ」「この歌は、ちょっと違うかもね」など会話しながら、一緒に歌ったりリズムをとったりして楽しむと、子どもは英語の歌に対してプラスの感情を抱きます。

どの曲も気になる時は…

この記事を読まれている親御さんのなかには「あの曲も、この曲も気になって仕方がない」と思う人もいるでしょう。おそらく「何か一曲を集中して聞かせなきゃ、意味がない」と思っている人かと思います。

ただ、聞き流しの場合は「とりあえず」の姿勢も大切です。いろいろな曲を集めたとしたら”とりあえず”流して聞かせましょう

私
子どもが実際に、どの歌にどんな反応をするかは、聞かせてみないとわからないわね。
ママ友
ママ友
だからこそ、英語の聞き流しをするときは、一緒に聞いたり親がそばにいるところで聞かせたほうがいいわ。
私
そうしないと、子どもが何の曲が好きかわからないものね。

たとえば、親としては「ディズニ―系の音楽に興味をもつだろう」「子どもらしくって、かわいい感じの歌を聞かせたい」と思っても、子どもが興味を示さない場合もあります。

子どもの反応がいま一つなのに、無理やり聞かせようとすれば逆効果になります。英語学習だけでなく何かを学ばせようとする場合、親が強制すれば子どもの学習意欲をしぼめてしまうでしょう。

もし、大人向けのロックな感じの曲に子どもが興味を示すとすれば、親がその歌もリストに入れる柔軟性をもちたいものですね。

くり返しになりますが、大切なのは「子どもがどの曲なら自然と英語を吸収してくれるのか?」という点です。子どもが好きな曲は意外な一曲かもしれませんが、親はその意外性を楽しむ姿勢でいたほうがいいでしょう

童謡、映画音楽、ロック、バラード、ダンス系など、ひと言で「英語の歌」といっても実に多様です。さまざまなジャンルの音楽を聞かせるのは、右脳の発達が著しい幼少期に最適だと思われます。

多様な曲、膨大な量を聞き流していくうちに、子どもは「私は、しっとりした曲のほうが好きだ」「やっぱりダンス系のほうが英語も覚えやすい」といった感想をもち、自分の好みを見極めていきます。

私
なるほどねえ。逆に最初から大人がおすすめする曲だけを聞かせていたら、「実は…」といった部分が消えてしまいそうね。
ママ友
ママ友
そうならないように、子どもの本音や本当に好きな歌を選ぶ必要があるわ。

つまり、曲選びにあまりに親が神経質になりすぎたり、制限を設けたりすると、子どもの個性が埋もれてしまうかもしれません。あくまでも子どもが学習の主体者であるのは忘れずにおきたいですね

ぜひ、親子で一緒に音楽を楽しみつつも、子どもの個性や興味の発見を楽しんでいきましょう。

まとめ

子どもの英語力を伸ばしていくうえで、音楽の力を使うのは非常に有効です。子どもが小さいうちから、英語の歌の「聞き流し」を取り入れるようにしましょう。

聞き流すだけで効果があるの?と疑問をもつ人もいますが、実際に音を聞き分ける能力を0歳児から発揮しますので、たくさん音のインプットをおこなうのは、子どものリスニング力にプラスに働きます。

子どもと一緒に音楽に親しんだり、親御さんが忙しいときは家事をしながら子どもの様子を見たりして、反応のよい歌を選ぶようにしましょう

曲選びのポイントは下記の3点です。

曲選びはここがポイント!

・子どもが興味をもちやすいもの
・テンポやリズムを楽しめるもの
・韻を踏むもの

大切なのは、子どもの「好き」や「興味」です。親の好みを押し付けることのないよう、子どもの様子をよく観察して曲選びをしましょう。

今回の記事を参考に、ぜひ英語の学習法に音楽や歌を活用してみてくださいね。親子で楽しみながら英語の歌に親しめば、きっと英語力も向上していきますよ。

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ミライコイングリッシュ編集部
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