幼児英語の疑問解消コンテンツ

英語を学習する時に気をつけるべきこと【環境編】

自宅での英語学習集中できてますか?

英語学習を自宅で頑張っている、ママさん、パパさん、お子さんへ。

英会話スクールであれば、ちゃんと集中して授業に集中できるかもしれませんが、自宅で勉強している状態だと何となくダレてしまったりすること、ありませんか?

たとえば、この漫画の家族のように、英語学習を始めたつもりが、なんとなく集中できていないパターンって経験がある人も多いでしょう。

私
英語の時間ですよ~!
息子
息子
はぁ~い!
息子
息子
ママ、スマホが鳴ってる~
私
わわわ・・・
パパ
パパ
ポリポリ・・・
息子
息子
あっ!
僕も食べる~!
私
なんだか全然英語学習に集中できていないみたい・・・
息子
息子
ポリポリポリ・・・

英語学習を頑張ろうとしているのに、なんだか集中できない、あるいはそもそも勉強をヤル気にすらなれないとしたら、それは最適な「環境作り」ができていないからかもしれません。

ママ友
ママ友
英語の学習をする時には環境に気をつけましょう!
ママ友
ママ友
集中力をさまたげるようなものはできるだけ、遠ざけておいた方がいいですよ!

自宅で英語学習を始める際に、集中力を妨げるようなものは、できるだけ遠ざけましょう

たとえば、テレビ。テレビがついていると、そこから気になる番組、気になるCM、気になる音楽が流れて来た時に、どうしても意識を奪われてしまいます。

さすがに、テレビがガンガンに付いている状態で英語学習をしようと考える人は少ないかもしれませんが、近くに他の家族がいてテレビを観ていたりすると、仕方なくその状態でも学習しなければ、なんて「ながら学習」をしてしまう人もいるかもしれませんね。

ゴールデンタイムにはリビングが混み合ったりするので、これは避けられないことかもしれませんが、中途半端にしか集中できない状態なのだとしたら、思い切って英語学習は後回しにした方がいいでしょう。

それ以外だと、スマホも集中力を奪うアイテムとして気をつけておくべき存在です。

これは、お子さんというよりも、お子さんに寄り添ってあげるママさん、パパさんが注意すべきことでしょう。ついつい、傍にスマホを置いておくことにより、そこにブルっと何らかの着信があった瞬間、意識は一気にそちらへ

ママさんやパパさんがスマホに夢中になってしまったら?それを見た、お子さんのヤル気やモチベーションが下がってしまうのは、当たり前のこと。お子さんに「もっと集中しなさい」なんて言う資格もなくなってしまいます。

私
そうか・・・
まずはスマホの電源を切って・・・
私
パパは、漫画喫茶にでも行ってきて~!
パパ
パパ
えっ、いいの?!

スマホの電源は、英語学習が終わるまで切っておくか、遠くに置いておくことをオススメします。また、もし勉強の妨げになるようなのであれば、学習に関係のない他の家族の皆さんには、外に遊びに行ってもらうというのもアリでしょう。

「集中できる環境作り」は奥が深い!

私
これでやっと集中してもらえる~!
息子
息子
♪♪♪~
ママ友
ママ友
気が散らずに
勉強できているみたいね

人間が「集中できる環境」というのは、追求すればするほど、実はとても奥の深いものだと感じるでしょう。

これは、大人であってもベストな状態を追求するのが難しいことだったりするので、繊細なお子さんのこととなれば、余計に難しい問題かもしれません。

「シーン」としている、とても静かな環境であれば、ダレでも安心して集中できるかというと、意外とそうでもなかったりします。最新の研究によると、人間はある程度の騒音の中にいる方が、安心して集中力を発揮できる傾向にあることが判っているのです。

受験生が、わざわざカフェや図書館に勉強しに行くのは、そのためだったりします。自宅で一人でいるよりも、ある程度ザワザワしている場所に行く方が、アルファ波が出て、学習しやすい集中状態を作れたりするのです。

最近では、人間がリラックスするための音を専門に流しているような YouTube チャンネルもあるので、チェックしておくといいでしょう。カフェの雑踏や、森の音、雨の音、焚き火の音、などなど、様々なコンテンツが揃っています。こういったアイテムを利用すれば、理想的な音環境を瞬時に作り上げることができるので、オススメですよ!

ただし、スマホがネットにつながっていると、余計な着信に学習時間を邪魔されてしまうかもしれませんので、あらかじめ音はダウンロードをしておき、スマホ自体は機内モードにしておくなど、ちゃんと工夫をこらしてくださいね!

さらに追求していくと、温度色彩姿勢なども重要になってくると気づくでしょう。

部屋が暑過ぎたり、寒過ぎたりすると、身体は体温の調整に対して熱心になってしまうので、勉強には集中できなくなってしまいます。

色彩に関しては、なんとなく感覚で理解ができるでしょう。部屋の中が、派手な色でゴチャゴチャしていると、落ち着かないような気分を味わうはずです。

姿勢だって、とても重要!机や椅子の高さが自分に合っていないと、正しくない姿勢で学習をしなければならず、これだと身体に負担が掛かってしまい、集中してベストパフォーマンスを発揮するのは難しくなってしまいます。

その他、お腹が減っていないかとか、眠くないかといったことも、集中力と大きな関係があります。ちなみに、ご飯を食べてすぐの時間帯は、身体が「消化」で忙しくなってしまうので、このタイミングで学習をするのはやめておいた方がいいでしょう。

集中力が高まるのは、お腹がいっぱいの時よりも、お腹が空いている時なのですが、それでも、あまりにお腹が空き過ぎていると、さすがに何も考えられなくなってしまうので、ここはバランスが意外に難しいところ。

その他、学習の時の「光」の具合や、「筆記具」の具合、「視力」の具合、などなど細かいことまで挙げ出していくと、本当にキリがありません。

こうして考えていくと、人間が集中して学習できるって、地味に様々な条件が整っていなければいけないので、ある意味、奇跡に近いことなんだな!と感慨深いような気もしますよね。

集中できる環境を作れるだけでもありがたい

よくよく考えれば、つい数十年前まで、日本は戦争をしていたわけで。食事をしている最中だろうが、お風呂に入っている最中だろうが、空襲警報が鳴ったら防空壕へ逃げ込まなければならないような状態でした。

それを思えば、誰にも攻撃される心配のない、安全な中で英語の勉強ができているなんて、本当にありがたいことです。まずは、そこに感謝するところからスタートすべきかもしれませんね。当たり前の状態が作られるまでには、並々ならぬ先代の人々の努力があったわけです。

ところで、最近は災害のレベルが昔よりも危険になってきているので、そういったあたりにも充分に配慮してください。突然地震が来た時に、すぐ避難できる状態で学習するといったことも重要なポイントです。たくさんのものが積み上げられている場所では、危なくて本能的に集中することができないはずですからね。

子どものやる気が出ない日は、割り切ってあきらめる!

ママさんやパパさんがお子さんが英語の学習に集中できるように一生懸命環境を整えてあげても、お子さんのやる気スイッチがどうしてもオンにならないってことも、よくありますよね。そんなときはどうしたらいいでしょう?

ズバリ、その日はあきらめることです。

部屋の片づけをしたり、テレビやスマホをオフにしたり、お子さんがお腹が空いていない時間に合わせてスケジュールを調整したり、いろいろがんばったのにお子さんが集中してくれないと、ついイライラしてしまいますよね。「こんなに部屋を整えたんだから!」「私の努力が水の泡になっちゃう!」と思うのも仕方のないこと。

でも、お子さんの腕を引っ張ってきて机に向かわせるなど、むりやり英語をやらせるのは親子どちらにとっても得策とは言えません

パパさん、ママさんがイライラして感情的になるのを見てうれしい子どもはいません。それに、「ママが怒ってるから仕方なくやる」というのでは身につかないですし、強制されたら英語がいやになってしまう可能性もあります。

親も、なかなかこちらの思うように動いてくれない子どもにイライラして余計なエネルギーを消費してしまうと、他のことに回すはずのエネルギーが足りなくなってしまいます。家庭でのイライラは、積もり積もれば仕事のパフォーマンスに影響することもあります。イライラは百害あって一利なし、です。

子育てをしていてイライラしないパパさん、ママさんがいたらそれは本当にすばらしいです。でも、実際にはなかなかむずかしいものです。

「どうしたらイライラしないで済むの?だってうちの子ぜんぜん言うことを聞いてくれないのに・・・」という声が聞こえてきそうですね。その気持ち、とてもよく分かります。でも、「子どもは親の言うことを聞くものだ」という考えを一度、脇に置いてみてください。

子どもはいずれ親の元から巣立っていくもの。その後の人生は子どもが自分で作っていかなくてはいけません。

だとしたら、親の言うことを何でも聞く子は、親からすると育てやすいかもしれませんが、大きくなったときに子ども自身が困るかもしれませんよね?小さいころから、自分で考えて自分で決める、という習慣がついていれば、受験や就職などの大きなイベントを目の前にしても、「そんなこと自分で決められない・・・!」なんてことにならずに済みます。

親にできるのは環境づくりまで。それでうまく行けば万々歳ですが、うまくいかなくても仕方がない、と割り切ることも大事です。環境を整えてあげたのにそれがムダになるなんて・・・と思ってしまいますが、子育てって、かけた労力分の見返りが必ずあるわけではないですよね。それに、すぐに目に見える効果が出なくても、後々になってじわじわとその子にいい影響を及ぼしていることもあります。

子どもの英語教育についてよく考え、環境まで整えたなら、親としての役目を十分果たしたと言えるのではないでしょうか?その環境を使うかどうかは、勇気をもって子どもにお任せしましょう。

まとめ

チェックポイント!
  • 英語の学習を始める時には集中力のさまたげとなるものを最初から遠ざけておくようにしよう
  • 邪魔の入らない静かな環境にいれば英語の学習効率はとてもアップする

それでは、この記事で解説してきたことを、最後にまとめておさらいしていきましょう。

英語を学習する時には、環境にこだわることが大事です。テレビやスマホがつけっぱなしになっていると、それだけで一気に集中力を削がれてしまったりするので注意が必要!近くでお菓子を食べ始める家族がいたり、やたらに話しかけてくる人がいると、なかなか英語の学習ははかどらないでしょう

テレビやスマホの電源は切っておいた方がいいでしょうし、可能であれば、学習に関係のない家族には外出してもらった方がいいかもしれません。

人間が集中力を発揮するためには、実は様々な条件が整っていないといけません。音のこと、光のこと、姿勢のこと、体調のこと、道具のこと、などなど。1つ1つの条件を、少しずつ最高の状態に近づけていきましょう。環境を制する者は、英語学習を制する!といっても過言ではないでしょう!

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ミライコイングリッシュ編集部
「日本語が不十分なのに英語始めても大丈夫?」「フォニックスって聞いたことあるけど重要なの?」など幼児英語教育や子ども教育全般に関する最新情報を発信します。