こんにちは!ミライコイングリッシュ運営事務局です。
子どもの英語力を伸ばすために一生懸命なママさん、パパさんのなかには、今子どもが通う英会話スクールを必死で探そうとしているかもしれませんね。
あるいは、すでに近所の英会話スクールに通ってます!という方もいるでしょう。
ただ、目的もなく英会話スクールに”ただ”通わせるだけでは、成果を得られません。今回は、英会話スクールに通う場合の注意点や気をつけたいポイントを解説します。
まずは、英会話スクールに通うメリットを確認しましょう。
再確認!英会話スクールに通うメリットとは?
たしかに英会話スクールに通うメリットはあります。以前の記事で、英会話スクールのメリットとして下記の3点を挙げました。
- 生の英語に触れられる
- アウトプットができる
- さまざまな出会いがある
生の英語に触れられるとは、オンラインや動画などを通して学ばずに、直接英語でやり取りできることを指します。先生や友達とふれあいながら、覚えた単語やフレーズをアウトプットできるのもメリット。
個人レッスンであっても、家族とは違う人あるいは外国人と出会って話ができるのも、子どもの知性や感性を育てるうえで重要でしょう。
英会話スクールに通う意味をしっかり理解しておき、スクールに通わせている間も、ときにはふり返ってみます。
このように、英会話スクールに通う目的を随時確認する姿勢が大切です。
ただ、目的を達成するために”ガンバっても”なかなか成果につながりにくい場合があります。
これは、それぞれの家庭や子どもの特性、考え方等にもよるのですが…。
次章から、英会話スクールに通うわせる場合の”デメリット”について紹介しますので、英会話スクールに通う際の参考にしてみてください。
英会話スクールに通えば安心でもない…
実はもっとも「デメリット」として挙げられるのは、「英会話スクールに通わせていれば安心で、あとは何もしなくてOK」と考えてしまいがちになる点です。簡単にいえば「油断」してしまうこと。
ただ、実際に英会話スクールに通わせるのは、かなり大変ですよね!。大変さとは、月謝代を払ったり、遠い会場であれば送り迎えなどを指します。そのほか人間関係の構築も課題になるでしょう。
そのなかで本当に「通わせているだけで安心」となるかは疑問です。本来、復習が必須の語学学習ですが、週1のスクール通いが精いっぱい…。家でプラスαの学習を続けるのは、かなりハードルが高いと思われます。
親の立場からすれば「高い料金を支払っているのだから」と内心思ってしまい、逆に子どもがのんびり構えていると叱りたくなってしまうケースもあるでしょう。
トータルの英語学習時間は…あれ?
先ほどお伝えしたように、トータルの英語学習時間を考えると、英会話スクールで学べる「時間」はトータルで意外に少ないといえます。
たとえば週1で1時間のレッスンを受けるとしましょう。1年間続けたとしても、ざっくりと50時間ほどしかありません。
50時間といえば、2日とちょっとの時間となります。逆に「少なすぎる!」と驚かれますよね。
英語習得には学習時間が必要
英語を習得するためには、インプット量を確保する必要があります。インプット量を増やすには、やはり「継続」が重要ポイント!
スクールで、いくら指導力のある先生から英会話を教わったとしても「これでOK!安心!充分!」とは思ってはいけません。
英会話スクールで教わった内容を自宅で復習しなければ「長期記憶」として頭のなかにストックされないのです。
復習に関する研究として、カナダのウォータールー大学の報告を紹介します。ウォータールー大学は実験として1時間の講義をおこなったのちに、講義を受けて人の記憶量と復習による効果をデータ化しました。
そこでわかったのが下記の通りです。
- 講義後復習しなければ30日後に、ほぼすべてを忘れる。
- 講義後24時間以内に10分復習すると記憶が100%戻る。
- 講義後1週間後に2回目の復習をすると5分で記憶が戻る。
- 講義後1ヶ月後に3回目の復習をすると2~4分で記憶が戻る。
この報告から、復習は24時間以内、1週間後、1ヶ月後…といったようにくり返しておこなうのが良いとわかりますね。
完全に記憶に戻すには、何度も復習の機会を設定する必要があるのです。こうした努力を経て「短期記憶が長期記憶へ」つながると考えられます。
でたとえば、次のような子どもがいるとしましょう。
- Aちゃん:英会話スクールに通うだけの時間やコストをかけられないため、自宅でYouTubeや英語の歌CDを毎日視聴して「おうち英語」を始める。
- Bちゃん:週1回(60分)、口コミ評価の高い英会話スクールに通って英語学習を始める。自宅学習はなし。
Aちゃんは毎日15分間の学習時間を1年続けたとしてトータル90時間となります。Bちゃんは週1回60分レッスンを年45回通ったとして計45時間…。おわかりのようにAちゃんの方が、Bちゃんの2倍もの学習量となるのです。
コストもAちゃんの方が断然お得だとおわかりでしょう。なにしろYouTubeは無料、英語CDは5,000円以内で収まります。
英会話レッスンの費用を考えれば…「おうち英語」であれば、Aちゃんのやる気次第でほかの教材も準備できそうですね。
英会話レッスンに通うのは、費用だけでなく送迎の時間や手間もかかります。送迎時に英語に関する視聴覚教材を使えば、学習時間をプラスにできますが‥‥。
結局は毎日コツコツ学習し続けているAちゃんの方が、復習もしているためメキメキ英語力をつけていくでしょう。
こうした理由もあり、英会話レッスンに通わせるのがもしかしたら「デメリット」に働く場合がある、というわけです。
まずはインプットを
英語学習において大切なのは、インプットとアウトプットのバランスです。とくに英語を習い始めたことは、インプットを繰り返しおこない、子どものなかに”ストック”を増やしてあげるのが賢明でしょう。
「時間やコストはかかっても評判のよい英会話スクールに毎週通わせていれば安心!」と考えるのは尚早で、いかに家庭において英語をインプットしていくのかを重視します。その取り組み次第で子どもの英語力が変わってくるのです。
「英語力アップ&英会話を自由自在に!」といった目的をもって英会話スクールに通わせるのであれば、自宅でのフォローは必須となります。つまり、英会話スクールに通わせること自体が目的にならないようにするのです。
実際に英会話スクールに通わせているご家庭も、今一度目的を確認し、自宅でのフォローアップを適宜入れていきましょう。
では、ここまで解説してきたことをまとめ、おさらいをしてみましょう。
まとめ
何度もお伝えしましたが、英語を習得するには「英語を学習する時間」をいかに確保するかが課題となります。
英会話スクールに通わせるのは「先生や友達とふれあいながら、生きた英語を学べる」「リアルなやり取りが可能である」といったメリットがありますが、目的がそれるとデメリットに働く場合があります。
デメリットとして働くのは、英語力の習得を英会話スクールにすべて預けてしまう場合です。
英語習得には継続や復習が重要であるため、英会話スクール任せで家庭で何もやらないのは、せっかく習っても”身につかない”結果をもたらします。
これを回避するには、英会話スクールに通わせつつ「すぐに復習する」「家でもやり取りをしてみる」など日常生活を英語を聞いたり話したりする機会を設定します。
また、英会話スクールがアウトプットの場をするならば、家庭はインプットを集中的におこなうとわけてみてもいいですね。この点に注意すれば、英会話スクールに通うメリットを最大限に感じられるでしょう。
ちなみにミライコイングリッシュでは、無理なく継続的に英語を学習できます。「英会話スクールへ通う時間やコストがちょっとねぇ…」と悩んでしまう場合は、ミライコイングリッシュがおすすめ!「おうち英語」を楽しみながら学べますよ。