英語ができるとどんな仕事や職業に就けるんだろう？
一口に英語を使う職業とは言っても、業界や職種は多岐にわたるため、具体的に思いつかない方もいるでしょう。
そこで、本記事では子供にも人気の英語を使う職業をランキング形式で紹介します。
英語を使う職業の魅力
英語を使う職業は国際的な環境で働くことも多く、自然と視野が広くなる傾向があります。人間的な成長はもちろん、さまざまな出会いもあるため、キャリアチャンスにも恵まれる可能性が高まるでしょう。
ここでは、一般的な職業に比べて、英語を使う職業にはどんな魅力があるのか詳しく解説します。すべての職業が当てはまるわけではありませんが、英語を習得することで得られるメリットなので、ぜひ参考にしてみてください。
グローバルな視野が身につく
英語を使う職業につくとグローバルな視野が身につきます。国際的な環境で活躍することになるため、自然とさまざまな文化や価値観に触れるチャンスがあります。
そのため、相互理解や協力の重要性もわかるようになるでしょう。また、常識や概念にとらわれずに考えられるようになるため、仕事はもちろん、人間関係でも良い効果をもたらす可能性があります。
コミュニケーションスキルが上がる
英語を使う職業につくと、コミュニケーションスキルが向上する点も大きなメリットです。そもそも母国語ではない言語でコミュニケーションを取る必要性にかられるため、積極的にアプローチしていく姿勢が求められます。
そのため、意図しなくてもコミュニケーションスキルは養われていきます。普段なら人見知りをする子が、英会話スクールでは積極的に発言できるのは、その場の雰囲気もありますが、自分の言葉を一生懸命伝えようとする気持ちがあるからです。
国際的なキャリアチャンスと成長の機会がある
英語が話せれば、国際的なキャリアチャンスや成長の機会が得られる確率が高くなります。就職先がグローバルな企業や機関になるため、国際プロジェクトへの参加など、通常では得られないチャンスもあるでしょう。
また、英語を習得すれば、さまざまな国籍の人に関わることから、良い刺激にもなり、自分自身の成長にも役立ちます。
英語が話せる人と、話せない人では、将来的にできる経験が異なるため、英語耳を習得しやすい子供のころから英語学習をすることが重要です。子供の将来の選択肢を広げるためにも、毎日コツコツと英語に慣れさせていきましょう。
英語を使う職業ランキング10選
英語を使う職業には、業界や職種がたくさんあり、誰もが知る有名なものから、聞きなれないものまでさまざまです。
ここでは、英語を使う職業をランキング形式でまとめました。各職業についての説明と想定される平均年収、必要なスキルもまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。
1位：通訳者|語学力次第で高収入が目指せる
通訳者は国際会議や交渉、外交などのシーンで活躍する職業です。相手の話しをニュアンスも含めて正確に訳して伝える仕事なため、高い集中力と英語力を要求されます。また、幅広く活躍するためには、語学力だけでなく、専門知識も必要です。
最近ではグローバル社会化に伴い、通訳者の需要も必然的に高まることが予想されます。働き方としては、企業内で通訳や翻訳を担当する方法もありますが、フリーランスで働くことも可能です。
想定される平均年収は500～600万円です。あまり高くは感じませんが、フリーランスで働くのであれば、実力次第で収入は変わっていくでしょう。ただし、自ら営業をして仕事を取る必要があるため、難易度は上がります。自分で自らをプレゼンし、管理までできる方は、フリーランスで働くのもおすすめです。
2位：外国語教師|人と接するのが好きな方におすすめ
外国語教師は、英語を母国語としない人に英語を教える職業です。もっとも馴染みがあるのは高校や中学校の英語の先生でしょう。また、英会話スクールの講師も英語力を活かせる外国語教師といえます。
中学や高校の英語教師になるには、大学にいって教員免許を取得する必要があります。一方で英会話スクールの教師なら必須資格はありません。そのため、気軽に外国語教師がしたい方で英会話が得意な方は、英会話スクールの講師もおすすめです。年収は平均で380万円前後です。高収入とはいえませんが、人に教えるのが好きという方には向いている職業といえるでしょう。
3位：エアラインスタッフ|制服のかわいさで女性に人気
エアラインスタッフは、客室乗務員やグランドスタッフとして、お客様のお世話をする仕事です。制服のかわいさと華やかさから女の子に人気の職業です。国際線になると外国人旅行者にも会うため、英語でコミュニケーションを円滑に行う必要があります。
そのため、TOEICは600点以上、英検2級以上の英語力が必要です。また、国際線なら12時間以上のフライトに耐える必要があるので、ある程度の体力もあったほうがよいでしょう。
平均年収は400万円〜500万円程度が相場です。英語力はもちろん、おもてなしの質や安全対策にもかかわるため、責任感をもって従事する必要があります。それでも、仕事で海外に何度も行けることから、旅行が好きという方には非常に魅力がある職業といえるでしょう。
4位：ゲームクリエーター｜|子供にも人気が高いゲームに関わる仕事
ゲームクリエイターは、ゲーム制作のプロセスに携わる職業です。ゲーム開発をするためのプログラムや海外ユーザーからの問い合わせなど、ゲーム業界では英語を使う機会が割と多くあります。
基本的には話す・書く・理解力の3つの英語力が必要とされています。ゲームを通して世界と繋がれる仕事なので、子供だけでなく、大人にも人気のある職業です。平均年収は500万円前後が一般的ですが、仕事内容によってはもっと高収入も目指せるでしょう。
5位：外資系企業|海外に行く機会が増える点が魅力
外資系企業は、海外の企業が日本に進出しているため、本社は国外にあります。そのため、出張で海外にある本社に行く機会もあり、生の英語に触れ合うチャンスが多いのが特徴です。
高いコミュニケーション能力も求められますが、異文化との交流もあり刺激が多くやりがいを感じやすい職業といえるでしょう。平均年収は800万円程度とかなり高収入な点も大きなポイントです。
ただし、ビジネスシーンで通用する英語力となるとTOEIC700点以上は求められます。そのため、かなり力を入れて英語を勉強する必要があるでしょう。
6位：ホテルマネージャー|人が好きな方におすすめ接客のスペシャリスト
ホテルマネージャーは、国内外からの利用者に対して高品質なサービスを提供する職業です。海外からの利用者が多いことから、ビジネス英語や日常会話など、さまざまなシーンに合わせた高い英語力が必要とされます。
英語力の目安としてはTOEIC500点以上は必要でしょう。ほかにも立ち仕事の接客業なので、体力面に自信があり、人と接することが好きな方に向いています。平均年収は400万円〜600万円程度です。
ただし、勤務するホテルによって年収は大きく差が出ます。そのため、就職先を探す際は、しっかりリサーチするようにしましょう。
7位：翻訳者|読書が趣味の方におすすめ
翻訳者は、海外の小説や雑誌などを日本語に翻訳する職業です。まだ日本で出版されていない小説や雑誌をいち早く読めるため、読書が好きな方に向いています。
ほかにもドラマや映画のような映像を翻訳する仕事もあります。映画でよく見る字幕や吹き替えのための翻訳を担当するため、最新の映画を鑑賞できる点が魅力です。また、専門知識があれば契約書などのビジネス文書の実務翻訳もできます。
年収は600〜700万円ですが、こなせる仕事の量や翻訳の種類によって大きく異なります。英語力の目安はTOEIC900点以上です。専門分野にもよりますが、かなり高い英語力と知識が要求されます。将来的にはフリーランスで働く選択肢もあるため、年齢を重ねても長く続けられる点がメリットです。
8位：ニュースキャスター|華やかなテレビ業界で働ける
ニュースキャスターは、テレビやラジオでニュースを伝える職業です。華やかなテレビ業界で働く職業なので、子供はもちろん、大人にも人気があります。番組内で英語を話す機会はあまりありませんが、国内外のニュースを正確に伝える必要があるため、英語力は必須スキルです。
また、ニュースキャスターになるには、日本語の正しい発音や知識も求められます。担当するニュースは多岐にわたり、選ぶこともできないことから、さまざまな分野の知識が必要になるでしょう。そのため、常に勉強し、新しい情報を収集できる方に向いています。
ニュースキャスターの平均年収は600万円程度です。競争率は激しいですが、テレビ業界で英語力を使って働きたいのなら、ニュースキャスターも検討してみましょう。
9位: ソーシャルメディアマネージャー|高い将来性で人気の職業
ソーシャルメディアマネージャーは、企業やブランドのソーシャルメディアアカウントを管理し、コンテンツの制作やコミュニティの運営を行う仕事です。英語を使ってグローバルなオーディエンスとコミュニケーションを取ったり、英語での情報収集が求められたりするため、英語力が必要になります。
平均年収は800万円〜1,000万円前後とかなり高収入です。情報収集力やクリエイティブ力が必要ですが、将来性のある職業として注目を集めています。オフィスで英語力を使って高収入を得たいという方は、ぜひ高い将来性があるソーシャルメディアマネージャーを検討してみてください。
10位：フリーランスライター|未経験からチャレンジできる
フリーランスライターはブログやアフェリエイト記事などを執筆してクライアントに提供する仕事です。SEOの知識と高い情報収集能力が要求されます。情報収集では海外記事やサイトなどを読み解く必要があるため、高い英語力があると非常に有利です。
とくに資格はなく、未経験からでもチャレンジができるため、誰にでもチャンスがあります。年収の平均相場は200〜300万円前後です。ただし、フリーランスなため、収入は本人の努力次第です。なかには1,000万円以上稼いでいる方もいます。新規参入しやすい分野なので、英語力に自信がある方は、お試しでチャレンジしてみるのもおすすめです。
まとめ
英語を使う職業はグローバルな環境で働くことも多く、さまざまな経験ができるチャンスがあります。自然に視野も広くなるため、さまざまな出会いもあり、人間的な成長も期待できるでしょう。
本記事でもさまざまな英語を使う職業を紹介しました。子供の興味や才能に合った職業を見つけることで、将来のイメージができ、英語学習にも力が入るはずです。
子供たちが英語の学習を通じて自身の将来の可能性を広げられるよう、親子で英語を使う職業について話す時間を設けるとよいでしょう。
