はじめに
本記事ではそんな方へ向けて『イヤイヤ期』の起こる理由から、お子さんが英語教育を嫌がるようになった場合の対処などを解説します。
幼児の『イヤイヤ期』に悩む保護者さん・子どもの英語教育やおうち英語を頑張る保護者さんの一助となれば幸いです。
『イヤイヤ期』とは
イヤイヤ期とは…子どもの自我の芽生え・表出が始まる時期の事。ごはんやお風呂に誘っても『イヤ!』こちらの指示・要求など一切通らず、気に入らなければ大声で泣いたり、自分の欲求が通らないと見たらその場で暴れてみたり…。すべての子どもに当てはまるとは言い切れませんが、多くの子育て世帯の通るであろう『第一の反抗期』のことを指します。
ちなみに英語圏では『terrible twos(魔の2歳児)』などと称されているようです。
『泣きたいのはこっちです…』
そう、『子どものイヤイヤ期は成長の証!』というのは今や常識。保育園の先生や先輩親たちに相談したら、だいたいこんな返答が返ってきますよね。
仕事から帰って親もクタクタに疲れてるのに、イヤイヤ期の我が子は容赦なし。
逆鱗に触れた瞬間から怒ったり泣いたり暴れたり。理由はいつも違うし、何を言ったって聞いていくれない。
『成長の証』『重要な時期』もちろん理解はできるけど、親の心もどんどんすり減っていきます。外出中で爆発しないように気を使ったりしていると『イヤイヤ期、早く終わらないかな』と思わずにはいられません。
イヤイヤ期がくる理由
イヤイヤ期が来るのは親や育て方が原因ではありません!
まず、子どもにイヤイヤ期が来るのは親や育て方が原因ではありません!これは当たり前のことですが、保護者さんだけじゃなく周りの方たちにも知っていてもらいたい所ですね。
周りの近しい方にもどんどん相談して、理解を得ておくこともおすすめです。
成長の中で訪れるイヤイヤ期と呼ばれる現象には、子どもの脳が関わっています。
赤ちゃん~子どもの脳は毎日目覚ましい成長を遂げています。平均で2歳前後になると自我が芽生え、感情や欲求を表現できるようになります。しかし『我慢・理性』を司る前頭前野はまだまだ未発達。このことから、自我(欲求)の表出が始まりが『イヤイヤ期』と呼ばれるようになったのです。
以上のことから、イヤイヤ期には個性や程度もありますが、原因が家族などの外的要素にある、といったことは決してありません。
一番に避けて欲しいのは親であるご自分を責めること。ただでさえ神経を擦り減らすであろうこの時期は、誰かを頼ったりして、なるべく穏やかに過ごしていきたいですね。
イヤイヤ期と英語教育
ようやく軌道に乗ったか??と思ってた所で突然のイヤイヤ期が到来したの。
お風呂で一緒にアルファベットの歌を歌ったり、英語で絵本の読み聞かせをしていたんだけど全部拒否されて、挫折しそう。どうして良いのやら…
子どものイヤイヤ期が始まって、続けてきた英語教育や『おうち英語』を拒否され悩む保護者さんは少なくありません。ひどい時には『ご飯も食べてくれない』『寝てくれない』など生活を回していくのすら困難な事もあるでしょう。
以下には、イヤイヤ期に差し掛かったお子さんの具体的なかかわり方や、英語教育についての対応・対処法を記載しています。
①子どもの主張を受け止める
その場だけ見た人には、ただの大泣き・大暴れに見えるかもしれませんが、そのようなお子さんの主張の前後には必ず経緯と理由があり、それらを言語化して伝えることが困難なのです。
そうしたお子さんの『言葉にできない気持ち』を掬って代弁してあげることが何より大切です。
- 『〇〇がしたかった(したくなかった)んだね』
- 『まだ遊びたかったんだね』
- 『悲しかったんだね』
- 『怒ってるんだね』
等、子どもにも分かる言葉で子ども自身の気持ちを説明してあげることで、子どもは今の自分の気持ちを理解し、学習します。日常でそのような子育てを繰り返していくことで、やがて子どもも自分の気持ちや欲求を言葉にして、相手に伝えられるようになります。
②選択肢を用意してあげる
こちらが『〇〇しよう!』と誘ったものに対して全て子どもが『イヤ!』で返してくるのには、自分の気持ちを優先して欲しい=自分が決めたい!という思いが隠れていることがあります。
こんなお子さんにとっては、同じことでも自分で選ぶ作業を経ることで、気持ちの満足感を得られる場合があります。
- 『今日のごはんはハンバーグだよ』→『ごはんは、ハンバーグとチャーハンとスパゲッティ、どれがいいかな~?』
- 『ごはんの時間だよ、食べよう!』→『ごはんの時間は”いま”と”あとで”どっちにしようかな?』
食事の際の声掛けを例に挙げました。このように小さな事から、お子さんが選択する機会を作っていくことで、子ども自身の満足感が得られるほか、『自分で決める』自主性を育てることができます。
今まで楽しんでいた英語学習を急に嫌がるようになった…。そんな時『英語、飽きちゃったかな?』と考えてしがちですが、もしかしたら『お子さん自体の学習レベルが上がったために、今までの学習がつまらなくなった』可能性もあります。新しい、良い刺激になる学習の方法をいくつか見せて、選ばせてあげても良いかもしれません。
③先の見通しをイメージさせてあげる
『気持ちの切り替え』が大変!
『まだ遊びたい!』その場から動きたくなくて大泣き!公園や遊び場から子どもを抱えて連れて帰った経験はありませんか?(筆者は何度も経験しています)
楽しくて、帰りたくない!という子どもの気持ちもわかりますが、親だってずーっと付き合ってはいられない…何とか折り合いを付けて欲しいのが本音。
子どもはいくつになっても、気持ちの切り替えに苦労するものです。そこでの対策の一つに『見通しを持たせてあげる』方法があります。
上記の公園の例に例えると、帰る時間になって『おうちに帰ろう!』と呼びかけるのはNG。目の前の遊びに一生懸命になっている子どもに対して急に違うことを指示すると、特にイヤイヤ期の子どもはパニックに近い気持ちになってしまいます。
まずは我々大人が時間の余裕をもって行動し『あとちょっと遊んだら帰ろう』『〇〇が終わったらお片付けしよう』と直近の行動を子どもの頭の中でイメージさせます。また『おうちに帰ったら〇〇して、●●しよう…』などちょっと先の行動までイメージさせてあげることも有効です。急な指示が出来るだけ無いようにして、先の事を子どもが充分分かっている状態にしてあげると、安心して気持ちを切り替えたり、次の行動に移るようになります。
そして、このような関わり方は英語学習においても応用することができます。
見通しをもつ英語学習=おうち英語のルーティン化!
イヤイヤ期の子どもの心は、そうでない時より敏感で繊細です。繊細な時期の子どもの心は『秩序』を好み、安心する傾向があります。つまり『同じ場所・同じ時間・同じ人・同じ順序…』このような事に気を配りながら毎日のおうち英語をルーティン化するのです。
例を挙げると、
- 朝、子どもが目覚める際に英語の音楽をかけてあげる。
- 夜眠る前に、好きな英語の絵本や、DVDを観てリラックス。
お子さんに合った方法が見つかれば、英語学習を続けることに対しての『イヤ!』がなくなるどころか、おうち英語が逆に安心材料となってくれるかもしれませんね。
まとめ
子どもの成長において困りごとや悩みは後を絶たないと思いますが、お子さんにとっての『好き!』や『楽しい!』が見つかり、個性にぴたっとはまった時、子どもだけでなく、親にも余裕が生まれるのは間違いありません。
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- 子どもの主張を受け止める
- 選択肢を用意してあげる
- 先の見通しをイメージさせてあげる
記事の中で紹介した、イヤイヤ期の子どもへの接し方のポイントはこちらです。
ミライコイングリッシュは、このような子どもの特徴を抑えた上で、さらに幼児期に必要な英語習得のポイントをふんだんに取り入れたDVD教材。
- 『〇〇のあとで、ミライコ見よっか!』と生活の見通しに。
- 『今日はどれにしようかな?』子どもが好きなDVDを選ぶ。
- 教材を見終わったら付属のシールをペタ!
こういった、ちょっとした仕掛けがたくさん。お子さんの生活に馴染み、興味関心が自然と英語に向くようになります。
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