おすすめは『英語字幕付き。』その理由を解説します。
こんにちは!ミライコイングリッシュ運営事務局です。
子どもの英語学習のために、海外の映画や英語教材のDVD・動画などを流して一緒に鑑賞しているご家庭もあることでしょう。
そのなかで、次のような疑問をもっていないでしょうか?それは‥‥
「日本語字幕や英語字幕はあった方がいいのかな?それとも、ない方がいいのかな?」といった内容です。
字幕ありの場合は、俳優さんの声そのまま、ないとすれば日本語吹き替えが多くのパターンでしょう。
映像を見る際に、字幕の「あり」「なし」については人によって好みがあると思います。
ただ、英語学習に使うとなれば、「英語音声で英語字幕」を選ぶ人が多いでしょう。その理由は下記の2点が挙げられます。
- 日本語吹き替えは、表情やジャスチャーなどを学べるだけで、英語フレーズを耳にできない。
- 英語音声で日本語字幕では、どうしても日本語で理解しようとするため、英語を吸収力を下げてしまう
そして、次のような方法で英語学習を進めている人(映画の場合)がいます。
1.まずはストーリーを理解するため日本語吹き替えで鑑賞する。
2.次に日本語字幕で視聴する。
3. 英語字幕で視聴する。
4.字幕なしで鑑賞する。
この順番については賛否両論があり、逆に「いきなり字幕なしの英語音声のみ」でスタートした方が英語力がつくと考える人もいるでしょう。
映像教材も他の教材と同じく、使い方次第で成果が変わります。字幕については後述で詳しく解説しますので、はじめに「映像を使った英語学習のメリット」について整理してみましょう。
映像を使って英語学習をするメリットとは?
そもそも映像を使った英語学習は、英語を理解したり技能を身につけたりするうえで、大変効果があります。
また、リーディングなど文字を読むよりも、場面や登場人物の表情、イントネーションなどを手掛かりにストーリーを理解できます。実際に同じような場面で応用しやすい点が、映像を使った英語学習のメリットといえるでしょう。
字幕があると理解しにくい?
ただ、日本語吹き替えで内容を理解したのちに、日本語字幕を使って音声で理解することに慣れている人は、要所で英語表現をピックアップできている可能性があります。
日本語字幕と俳優のセリフを重ねて、「あ、”確かめろ”というのは”チェッキラウ”っていうんだな」といった具合です。しかし、つづりがわからないこともあるため、辞書で確認したり英語字幕で復習したりする必要があるでしょう。
つまり、第二外国語として英語を学ぶ場合、母国語を基軸に学ぶにしても「英語字幕があった方が、より正確な英語力を身につけられるのです。
映像の字幕は「英語」がおすすめ
先ほどお伝えしたように、各種映像DVDを英語学習に活用する場合は、可能な限り「英語字幕」をつけての視聴をおすすめします。
しかし、次のような疑問をもつ人もいるでしょう。
「え?日本語字幕を英語に変えられるの?」
実は自分で変えられます。字幕版の映画を再生した場合、デフォルト(初期)設定が日本語字幕になっているため、これを「英語)に変換すればいいのです。
お気に入りの映画を英語学習教材として利用している人は結構います。場合によって変換ができないかもしれませんが…一度お試しになってみてくださいね。
このように、映画の字幕は「あり」か「なし」かで選ぶことができ、また「日本語字幕」か「英語字幕」かも選べるため、ぜひ試してみてくださいね。
英語音声&字幕にする理由
さて、ここで改めて英語の字幕にする理由を解説しましょう。読者のみなさんのなかには次のような疑問をもたれるのではないでしょうか。
「英語音声+英語字幕」だと、内容を知る手がかりがなくて意味がさっぱりわからないのでは?」こちらの疑問については「大丈夫ですよ」とお答えします。
逆に日本語の字幕があると、どうしても字幕で意味を確認しようとするため、大事な英語音をスルーしてしまうかもしれません。英語のほうを聞き取ろうと至極努力すれば別ですが、なかなかうまい具合にいかないでしょう。
会話にあるように、いつも日本語を通して英語を理解する習慣がついてしまうと、「英語を英語で理解する力」をなかなか習得できません。
実はダイレクトで普通のスピードで聞き取るリスニング力を身につけるにも、英語を英語で理解する過程を取り入れた方が、言語の習得にプラスに働くのです。
子どもは大人より適応が早いので大丈夫
さて、ここまではどちらかといえば大人が映画を見る場面をイメージして読まれたことでしょう。ここからは、少し子どもに目線を移してみます。
たとえば子どもが「I like apples」といったフレーズを耳にしたとき、これをいちいち「私はリンゴが好きです」と訳しているかといえば、そうでもないようです。Tuどちらかといえば、”言葉の響き”をそのまま理解しているといえるでしょう。
英語のフレーズを日本語に訳すことなく、しっかりイメージできているのが子どもだといえます。これがまさに「英語を英語で理解する姿」なのです。
これらは、さまざまな事象を言語を通して理解する事に慣れている大人にとって難しい”技”でしょう。しかし、子どもはいとも簡単に、英語を英語で理解してしまうのです。
つまり、このような特徴をもつ子ども時代に、英語音声や英語字幕など、英語オンリーで映画鑑賞するのは、大人よりも意外に簡単といえます。
「しっかり理解しなきゃ」と真っ向から義務感をもって視聴する子どもは少なく、「う~んよくわからないけれど、なんかわかる」というように、子どもなりの楽しみ方で視聴できるでしょう。
状況からなんとなく理解できればよし!となれば、子どもは少しずつ映画を楽しめるようになります。
たしかにはじめから難しい内容の映画やアニメをみせれば「意味がまったくわからない」と抵抗感を抱くかもしれません。しかし、短いフレーズの多い映画や動画コンテンツであれば、子どもは楽しく視聴できるでしょう。
難しければ日本語字幕を表示
もし、しばらく英語オンリーで映画や動画を鑑賞させてみたところ、どうしても意味がわからなくて子どもがイライラし始めたとしたら…
そのときは、日本語字幕を表示させるようにして「答え合わせ」をする感じで視聴させましょう。
本記事のはじめで「日本語字幕を見せてから英語字幕」といった流れがある点もお伝えしました。ただ、理想的なのは、「答え合わせ」として日本語字幕を見せる場合、最後の最後、非常手段として活用した方が英語学習には効果的です。
この理由は子どもの「好奇心」や「興味」と関連しています。子どもは初めに「なんだろう?この言葉の響き、音は?」のように興味をもてる方が、英語の音を熱心に聞き取ろうとします。
しかし、日本語の意味を知ってから英語を聞くのは、最初から英語だけの情報で親しむより刺激が弱くなりインプットされにくくなるでしょう。
子どもに英語を習得させようと、映画や動画を視聴させる場合、最初から長くて難しいものを選ばす、短めで理解しやすい内容のものにしましょう。
くり返し流すことで、子どものなかに英語の音がストックされ、なんとなくストーリーが理解できるようになります。子どもが「何をいっているのか、ここがどうしてもわからない」といった場合の「答え合わせ」として字幕を利用してみましょう
。
さて、それではここまで解説してきたことをまとめて、おさらいをしていきますね。
まとめ
字幕をつけられる海外の映画や動画を英語学習のために子どもと一緒に鑑賞する場合、おすすめしたいのは「日本語の字幕表示をやめて、英語の字幕表示に切り替えること」です。
「英語の音声に英語の字幕」といったように英語オンリーの状態が理想となります。日本語は一切入っていないため、最初は何をいっているか理解できず戸惑うことでしょう。
「このままでは英語を学ぶことすら難しくなるのでは?」と親は不安になるかもしれません。しかし、そもそもネイティブでない限り、最初から理解するのは不可能に近いのです。
これを「わかる」レベルに上げるには、くり返すことが大切です。まずは、英語オンリーの状態で何回も何回も視聴し、英語の内容は英語で理解できるようになるまで一緒に続けていきましょう。
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